ノーベリウムは、周期表で原子番号 102 の超重元素です。この不安定で人工的に合成される元素は、アクチニド系列に属し、短い半減期の同位体しか知られていません。ノーベリウムの化学的性質は他のアクチニドとは異なり、5f 軌道の特殊な電子配置に由来しています。本クイズでは、ノーベリウムの元素記号、原子番号、元素系列、命名由来、酸化状態、電子配置、合成方法、周期表上の位置など、この超重元素の基本的な性質について10問を用意しました。ノーベリウムに関する興味深い知識を深めていただければ幸いです。
Q1 : 実験室でノーベリウムを合成する際に一般的に用いられる方法はどれか? 化学反応による合成 核融合反応で重イオンを標的に照射する方法 加熱融解による合成 天然鉱石からの精製
ノーベリウムは天然由来ではなく、実験室での核反応によって合成されます。具体的には重イオンを用いた核融合反応で、例えばカリウムやカルボンなどの軽元素核種を重い標的核に衝突させることで新たな超重核が生成されます。これらの反応は加速器で高エネルギーのイオンビームを用いて行われ、生成原子は短寿命で崩壊するため検出や同定には迅速で高感度な測定技術が必要です。
Q2 : ノーベリウムが周期表で位置する「ブロック」はどれか? fブロック sブロック dブロック pブロック
ノーベリウムは f ブロック元素に属します。f ブロックは主にランタノイドとアクチニドを含み、内部に f 軌道電子を持つ元素群を指します。ノーベリウムは 5f 軌道に電子を持つアクチニド系列の一員であり、周期表では通常 f ブロック領域(別段に並べられた行)に配置されます。f ブロック元素は電子殻の特性から特有の化学的性質や磁性・光学的性質を示すことが多いです。
Q3 : ノーベリウムは自然界に豊富に存在するか、または人工的に合成されるか? 自然界に豊富に存在する 自然界に微量存在する 人工的に合成される どちらでもない
ノーベリウムは天然に安定に存在する元素ではなく、人工的に合成される放射性元素です。非常に短い半減期を持つ同位体しか知られておらず、地殻や宇宙で常在的に存在する量は確認されていません。実験室では加速器などで重イオンを用いた核反応により合成され、合成された原子は極めて短時間のうちに崩壊するため、取り扱いや研究は高度な設備と技術を必要とします。
Q4 : 原子番号 102(ノーベリウム)の直後に来る元素(原子番号 103)はどれか? アインスタイニウム (Einsteinium) メンデレビウム (Mendelevium) ラザフォーディウム (Rutherfordium) ローレンシウム (Lawrencium)
原子番号 103 の元素はローレンシウム(Lawrencium, 記号 Lr)です。ノーベリウム (No, 102) の次に周期表上で並ぶ元素がローレンシウムで、これらは主にアクチニドの終端付近に位置します。ラザフォーディウムは原子番号 104、メンデレビウムは 101、アインスタイニウムは 99 であり、番号によって周期表の配列が決まります。
Q5 : ノーベリウムの名前の由来はどれか? 発見地の名称 アルフレッド・ノーベルに因む 発見者の名前に由来 元素の性質に由来
ノーベリウムの名称はスウェーデンの発明家アルフレッド・ノーベル(Alfred Nobel)に因んで名付けられました。元素名として人名に由来する例はいくつかあり、ノーベリウムはその一つです。発見の背景には複数の研究機関による競合する主張がありましたが、命名は国際的に Nobelium として受け入れられ、元素記号 No が割り当てられています。アルフレッド・ノーベルはダイナマイトの発明などで知られる人物です。
Q6 : ノーベリウムの代表的な酸化数はどれか? +2 +3 +4 +1
ノーベリウムの代表的な酸化数は +2 です。アクチニド元素の多くは +3 を取りやすい傾向がありますが、ノーベリウムは 5f 軌道が満たされることで電子配置が安定しやすく、溶液中などで No2+(二価)として存在する性質が顕著です。+2 の酸化状態は、特にノーベリウム以降のいくつかの超重元素で見られる傾向とも関連しており、化学的挙動は他の初期アクチニドと異なる点が多くあります。
Q7 : ノーベリウムの基底状態の電子配置として最も適切なのはどれか? [Rn] 5f14 7s2 [Rn] 5f12 7s2 [Rn] 5f14 6d1 7s2 [Xe] 4f14 5d10 6s2
ノーベリウムの基底状態電子配置は一般に [Rn]5f14 7s2 と表されます。これはラドン核外に 5f 軌道が満たされ、7s 軌道に電子が入っている形を示しており、5f 軌道が完全に占有されることで比較的安定な電子殻構造になります。この電子配置は化学的に +2 の酸化状態が安定になる理由とも結びつき、ノーベリウムの化学挙動が他のアクチニドと異なる点を説明します。
Q8 : ノーベリウムの元素記号は? Nb No Nd Np
ノーベリウムの元素記号は「No」です。これは英語名 Nobelium の頭文字から来ています。選択肢の Nb はニオブ(Niobium)、Nd はネオジム(Neodymium)、Np はネプツニウム(Neptunium)でいずれも別の元素です。ノーベリウムは周期表で原子記号 No によって示され、元素の識別子として世界的に用いられています。元素記号は元素名の国際的な略称であり、ノーベリウムの場合も同様に No が正式な表記です。
Q9 : ノーベリウムの原子番号はどれか? 100 101 102 103
ノーベリウムの原子番号は 102 です。原子番号は原子核中の陽子の数を示し、周期表における元素の位置を決定します。原子番号 102 の元素がノーベリウム(No)で、その前後には 101 のメンデレビウム(Md)と 103 のローレンシウム(Lr)が配列されています。原子番号は元素の化学的性質や周期表上の周期・族の位置にも深く関わる基本的な特性です。
Q10 : ノーベリウムが属する元素系列はどれか? ランタノイド アクチニド 遷移金属 ハロゲン
ノーベリウムはアクチニド系列に属する元素です。アクチニドは主に原子番号 89(アクチニウム)から 103(ローレンシウム)までの元素群で、5f 軌道に電子を持つ元素群として知られています。ランタノイドは同じく 4f 軌道をもつ希土類元素群ですが、ノーベリウムは 5f を満たすアクチニドに分類されます。アクチニドは放射性元素が多く、化学的性質も複雑です。
まとめ
いかがでしたか? 今回はノーベリウムクイズをお送りしました。
皆さんは何問正解できましたか?
今回はノーベリウムクイズを出題しました。
ぜひ、ほかのクイズにも挑戦してみてください!
次回のクイズもお楽しみに。