イッテルビウムは、希土類元素の中でも独特の性質を持つ元素です。周期表上では第6周期のランタノイド系列に位置し、原子番号70を持ちます。この特徴的な原子構造に基づき、イッテルビウムは興味深い化学的性質を発現し、高精度な原子時計やファイバーレーザーなど、様々な先端分野で重要な役割を果たしています。以下のクイズでは、イッテルビウムの基本的な特性や用途について出題しますので、ランタノイド元素の魅力を探ってみてください。
Q1 : イッテルビウムの周期表上の右隣に位置する元素はどれか?
原子番号70のイッテルビウムの右隣、すなわち原子番号71に位置する元素はルテチウム(Lu)です。ルテチウムはランタノイド系列の末端に位置し、希土類元素の中ではd軌道的性質が現れやすい元素です。周期表上での隣接関係は元素の電子配置や化学的性質の連続性を示す重要な指標となります。
Q2 : イッテルビウムの元素名はどこに由来するか?
イッテルビウムの名称はスウェーデンの小さな村Ytterby(イッテルビー)に由来します。正確にはYtterbyの鉱床から採取された鉱物が一連の希土類元素発見の起点となり、これを基に命名されました。なお、与えられた選択肢の表記で正確なのは「Ytterby(イッテルビー)というスウェーデンの地名」で、歴史的にイットリウム(Y)、テルビウム(Tb)、エルビウム(Er)など複数元素の由来にもなっています。
Q3 : 天然に存在するイッテルビウム同位体で最も豊富なのはどれか?
天然のイッテルビウムには複数の安定同位体が存在し、その中で最も豊富なのは174Ybです。174Ybは天然存在比が最も高く、同位体分布は元素の原子量や同位体を用いた分析・用途に影響します。イッテルビウムは168,170,171,172,173,174,176などの同位体を含み、核磁気共鳴や原子時計などの分野では特定同位体が選ばれることがあります。
Q4 : イッテルビウムは周期表のどの系列に属するか?
イッテルビウムはランタノイド系列に属する元素です。ランタノイドは第6周期の第4fブロックに位置し、希土類元素とも呼ばれます。これらは主に類似した化学的性質を示し、イッテルビウムも4f電子の取り扱いが化学挙動に大きく影響します。周期表上ではランタノイドの一員として、隣接するツリウム(Tm)やルテチウム(Lu)と類似点を持ちます。
Q5 : イッテルビウムが空気中で酸化して生成する酸化物の主な化学式はどれか?
イッテルビウムの代表的な酸化物はYb2O3(イッテルビウム(III)酸化物)です。多くのランタノイドと同様に三価の酸化物が安定であり、Yb2O3は高体積比やセラミックス材料の前駆体として重要です。一方でイッテルビウムは+2状態も取り得るため、特定条件下では二価酸化物様の性質を示す化合物が観察されることもありますが、一般的にはYb2O3が主要酸化物です。
Q6 : イッテルビウムの代表的な工業用途はどれか?
イッテルビウムは光ファイバーレーザーや固体レーザーのドーパントとして重要です。Yb3+やYb2+イオンを活性媒質にドープしたファイバーや結晶は効率の高い発振を示し、産業用切断・溶接、医療用レーザー、通信などで広く利用されます。イッテルビウムドープファイバは高出力化が容易で、近年の高効率レーザー光源の中心的存在です。
Q7 : 原子時計の分野で頻繁に利用されるイッテルビウム同位体はどれか?
171Ybは核スピン1/2を持つ同位体で、原子時計や量子情報の研究で頻繁に用いられます。特に光格子時計などでは171Ybの狭線幅な励起準位を利用して高精度の周波数基準を実現します。核スピンが単純なため磁気遷移の取り扱いが容易で、システムの冷却・制御や分光測定において扱いやすい利点があります。
Q8 : イッテルビウムの原子番号は?
イッテルビウム(Yb)の原子番号は70です。原子番号は周期表上の元素の識別子であり、陽子の数を示します。イッテルビウムはプロトン70個を持つ元素で、第6周期のランタノイド系列に属します。原子番号70であることにより、隣接元素は69(ツリウム、Tm)と71(ルテチウム、Lu)となり、化学的性質や電子配置もこの位置に由来しています。
Q9 : 基底状態におけるイッテルビウムの電子配置はどれか?
イッテルビウムの基底状態の電子配置は [Xe] 4f14 6s2 です。希土類元素では4f殻が重要で、イッテルビウムは4f殻が完全に満たされた4f14を持つため相対的に安定です。外側電子は6s2であり、この完全な4f殻が+2酸化状態を取りやすくする一因となっています。記法の先頭にある[Xe]はキセノンの閉殻配置を表します。
Q10 : イッテルビウムが示す代表的な酸化数はどれか?
イッテルビウムは主に+2および+3の酸化数を示します。ランタノイド元素では一般に+3が標準ですが、イッテルビウムは4f殻が完全な4f14であるため、+2(4f14のまま)として安定な化学種を取りやすい点が特徴です。したがって、金属状態や一部の化合物では+2、酸化物や塩では+3が見られ、両者が化学的に重要です。
まとめ
いかがでしたか? 今回はイッテルビウムクイズをお送りしました。
皆さんは何問正解できましたか?
今回はイッテルビウムクイズを出題しました。
ぜひ、ほかのクイズにも挑戦してみてください!
次回のクイズもお楽しみに。