銅は私たちの日常生活に欠かすことができない金属です。その物理的・化学的特性から、電線や電子部品、配管、建築材料など、私たちの生活に深く関わっています。この銅クイズでは、銅の原子番号や酸化数、合金、鉱物、抗菌性、色など、銅に関する基礎的な知識を確認することができます。銅は私たちの生活に欠かせない金属ですが、その性質や用途について意外と知らないことが多いかもしれません。このクイズを通して、銅についての理解を深めていただければと思います。
Q1 : 生物学的に銅は必須微量元素であるが、次のうち銅を含む酵素はどれか?
銅を含む重要な酵素の一つがシトクロムcオキシダーゼ(呼吸鎖複合体の一部)であり、細胞呼吸において電子伝達と酸素還元に関与します。さらにセロロプラスミンやスーパーオキシドジスムターゼ(SOD)なども銅含有タンパク質で、鉄代謝や抗酸化防御に関わります。銅欠乏や過剰は代謝異常や遺伝性疾患(メンケス病やウィルソン病)を引き起こします。
Q2 : 鉄(Fe)と銅(Cu)を電気的に接触させ湿潤環境に置いた場合、どちらが犠牲的に腐食しやすいか?
電気化学的な腐食では、より陰極性(より貴)な金属が正極になり、陽極側の金属が犠牲的に腐食します。一般に鉄は銅より陰極性が低く(すなわちマイナス側になりやすい)、銅に接触すると鉄が陽極となって腐食しやすくなります。したがって鉄のほうが犠牲的に腐食しやすく、配管や接続部ではマテリアルの組合せに注意が必要です。
Q3 : 銅が化合物中で示す代表的な酸化数の組み合わせはどれか?
銅は化学種として主に+1(Cu+)と+2(Cu2+)の酸化数を示します。Cu+は一価の銅で、酸化還元や錯体形成で見られますが不安定で失われやすく、二価のCu2+の方が化学的に一般的です。例えば硫化物中の一部や一酸化物中にCu+が、硫酸銅や塩化銅などにはCu2+が存在します。生化学的にも銅はこれら両方の酸化状態で反応に関与します。
Q4 : 青銅(ブロンズ)と呼ばれる合金の主成分は次のうちどれか?
青銅(ブロンズ)は主に銅と錫(スズ)からなる合金で、歴史的にも軍事用具や彫刻、硬貨などに広く用いられてきました。錫の添加により硬度や耐摩耗性、鋳造性が改善されます。亜鉛を主成分とする合金は真鍮(ブラス)と呼ばれ性質が異なります。青銅の組成は用途により変わり、他元素の微量添加で特性調整が行われます。
Q5 : 世界で最も多く産出される銅鉱物はどれか?
世界の主要な銅鉱石は黄銅鉱(チャルコパイライト、CuFeS2)です。硫化銅鉱の代表であり、銅鉱床の主な経済鉱石として採掘されます。孔雀石や藍銅鉱などの酸化銅鉱も銅資源として利用されますが、埋蔵量や採算面で黄銅鉱が多くを占めます。採鉱後は選鉱・精錬を経て電気銅などの精製銅が得られます。
Q6 : 銅が持つ抗菌性の主たる原因はどれか?
銅や銅合金の抗菌性は主に銅イオン(Cu+やCu2+)が細菌やウイルスの細胞膜やタンパク質、DNAに作用して障害を与えることによります。このオリゴダイナミック効果により細菌の代謝が阻害され、短時間で死滅させる場合があります。医療施設や公共設備での銅製ハンドルなどへの応用研究が進んでいますが、濃度や接触時間、表面状態によって効果は変わります。
Q7 : 純銅(金属としての色)は一般にどのような色か?
純銅は赤銅色と呼ばれる赤みを帯びた金属光沢を持ちます。これは銅の電子構造による光の吸収特性に起因します。表面が酸化や環境作用を受けると黒っぽい酸化物や緑青(碧色の炭酸塩)などが生成し、色が変化しますが、新品や研磨した銅は特徴的な赤みのある光沢を示します。
Q8 : 銅の表面にできるいわゆる「緑青」(ろくしょう)の主成分はどれか?
一般に銅や銅合金の表面に長期間露出して生じる緑色の被膜、緑青(ろくしょう)は主に炭酸水酸化銅(Cu2(OH)2CO3)などの炭酸塩類や塩基性炭酸銅の混合物です。これは大気中の二酸化炭素や水分、硫黄分などと反応して生成し、建築物や像の表面で見られます。表面を保護する被膜として働くこともありますが、環境によって成分は異なります。
Q9 : 銅の原子番号は何番か?
銅の原子番号は29です。元素記号はCuで、電子配置は[Ar]4s1 3d10となります。原子番号29は元素周期表で第11族に分類され、遷移金属に属します。銅は金属としての物理的性質や化学的性質が均衡しており、展性や延性に富むため電線や配管、合金の原料として広く利用されています。また、銅の電子配置はその優れた電気伝導性や酸化還元挙動に関係しています。
Q10 : 銅より電気伝導率がわずかに高い金属はどれか?
電気伝導率が最も高いのは銀(Ag)で、銅はそれに次いで高い伝導率を持ちます。銅は電線材料として銀に比べてコスト・機械的性質の面で有利なため広く使われています。アルミニウムは軽量で電線に使われることもありますが、同じ断面積では銅より導電率が低く、接続部の設計や機械的補強が必要です。金は耐食性に優れるため接点などに使われますが、伝導率は銀に劣ります。
まとめ
いかがでしたか? 今回は銅クイズをお送りしました。
皆さんは何問正解できましたか?
今回は銅クイズを出題しました。
ぜひ、ほかのクイズにも挑戦してみてください!
次回のクイズもお楽しみに。