ビートルズやピンク・フロイド、ニルヴァーナなど、有名ロック・バンドのアルバムジャケットは、音楽ファンに広く知られた象徴的なビジュアルとなっています。これらのジャケットは、アーティストのイメージを視覚的に表現し、アルバムの内容や時代背景を物語るデザインが特徴です。本記事では、そうした名盤のジャケット10枚を取り上げ、クイズ形式で探っていきます。アルバムのキャラクターや時代を感じさせる印象的な作品群をたどり、音楽とアートの融合の歴史を振り返ってみましょう。
Q1 : ジーンズの股のあたりに本物のジッパーが使われた(またはジッパーが大きく写った)有名なジャケットはどのアルバム? Exile on Main St.(The Rolling Stones) Let It Bleed(The Rolling Stones) Beggars Banquet(The Rolling Stones) Sticky Fingers(The Rolling Stones)
ローリング・ストーンズの『Sticky Fingers』(1971年)は、ジーンズのクロースアップにジッパーが目立つデザインで知られます。オリジナルのLPでは実際に機能するジッパーが付いている仕様が採用され、アーティストの性的イメージやロックの挑発性を象徴する意匠として話題になりました。デザインにはアンディ・ウォーホルが関わったとも言われ、パッケージ自体が注目を集めました。
Q2 : 表面に黄色いバナナのイラストが描かれ、オリジナル盤ではシールになっていたことで知られるアルバムはどれ? Velvet Underground & Nico(The Velvet Underground & Nico) Led Zeppelin IV(Led Zeppelin) Frampton Comes Alive!(Peter Frampton) Are You Experienced(The Jimi Hendrix Experience)
The Velvet Underground & Nico(1967年)の伝説的なジャケットは、アンディ・ウォーホルによる黄色いバナナのイラストが特徴で、オリジナルの一部プレスではバナナの皮のステッカーが貼られており、剥がせる仕様になっていました。ニューヨークのアートシーンと直結する美術的なデザインは、アルバムの前衛的な音楽性とも強く結びつき、後世に大きな影響を与えたジャケットの一つです。
Q3 : 白いスーツ姿のアーティストが前を向いて写っている、1982年の大ヒット作のジャケットはどれ? Off the Wall(Michael Jackson) Thriller(Michael Jackson) Bad(Michael Jackson) Dangerous(Michael Jackson)
マイケル・ジャクソンの『Thriller』(1982年)は、彼が白いスーツ姿でカメラを見つめる写真を用いたジャケットで世界的に有名です。本作は史上最も売れたアルバムの一つで、ジャケットはポップで洗練されたイメージを強調し、アルバム内のヒット曲や後のミュージックビデオとともにジャクソンのスター性を象徴しました。視覚的に印象的なポートレートはリリース当時から広く認知されました。
Q4 : 白い背景に男性は帽子、女性は黒い衣装で並んだ写真が使われたロック史に残るアルバムはどれ? Tusk(Fleetwood Mac) Fleetwood Mac(Fleetwood Mac) Tango in the Night(Fleetwood Mac) Rumours(Fleetwood Mac)
Fleetwood Macの『Rumours』(1977年)は、表紙に男性(ミック・フリートウッド)と女性(スティーヴィー・ニックス)が並んだシンプルな写真が使われています。アルバムはバンド内の人間関係の葛藤や恋愛を素材に制作され、音楽的にも商業的にも大成功を収めました。ジャケットのスタイリッシュかつ洗練された人物写真はアルバムのムードを補強し、長く親しまれているビジュアルです。
Q5 : 黒い背景に白い波形のようなグラフィックが描かれたジャケットはどのバンドのアルバム? Pink Floyd - The Dark Side of the Moon Joy Division - Unknown Pleasures Radiohead - OK Computer The Smiths - The Queen Is Dead
ジョイ・ディヴィジョンの『Unknown Pleasures』(1979年)は、黒地に白い波形のようなデザインが特徴的なジャケットで、デザイナーはピーター・サヴィルです。この図像は元々天文学の図表に載っていたパルサー(連続する電波信号)のプロットを基にしており、シンプルで強烈な視覚性がバンドのイメージと結びついて広く認知されました。インディ・ポップ/ポストパンクの象徴的デザインとして多く引用されています。
Q6 : プールの中を泳ぐ赤ん坊と手前に浮かぶドル札が写った有名なジャケットはどのアルバム? Nevermind(Nirvana) Ten(Pearl Jam) Appetite for Destruction(Guns N' Roses) In Utero(Nirvana)
ニルヴァーナの『Nevermind』(1991年)のジャケットは、水中で泳ぐ赤ん坊がプラスチックのドル札に手を伸ばす構図で非常に有名です。赤ん坊はスペンサー・エルデンで、写真はアルバムのテーマである資本主義や失われた無垢、世代間ギャップなどと結びつけて解釈されてきました。グランジを世界的に広めたアルバムのアイコニックなビジュアルとして多く語られています。
Q7 : 三角形のプリズムに白い光が入り、虹色に分散するデザインのアルバムはどれ? Animals(Pink Floyd) Wish You Were Here(Pink Floyd) The Dark Side of the Moon(Pink Floyd) Meddle(Pink Floyd)
ピンク・フロイドの『The Dark Side of the Moon』(1973年)は、白い光が三角プリズムに入って分光し虹色になるシンボリックなジャケットで知られます。デザインはストーム・ソーガーソン率いるHipgnosisの関係者らとグラフィックデザイナーのジョージ・ハーディによるもので、アルバムのテーマである光と音、精神状態や時間の概念と巧く結びついた視覚表現として広く評価されています。
Q8 : カラフルな服装の人物群がコラージュされた、有名なビートルズのジャケットはどれ? Let It Be(The Beatles) Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band(The Beatles) Magical Mystery Tour(The Beatles) Rubber Soul(The Beatles)
『Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band』(1967年)は、さまざまな歴史上・文化的人物の写真をコラージュした華やかなジャケットが特徴です。デザインはピーター・ブレイクとヤン・ホワースによるもので、複数の著名人が等身大の紙人形として配置される群像表現が見どころです。サイケデリック時代の象徴的なビジュアルで、アルバム自体も実験的なスタジオ作品として高く評価されています。
Q9 : 背中を向けた人物が白いTシャツを着ており、後ろポケットに星条旗が見えるシンプルな写真のジャケットはどのアルバム? Nebraska(Bruce Springsteen) The River(Bruce Springsteen) Born in the U.S.A.(Bruce Springsteen) Tunnel of Love(Bruce Springsteen)
ブルース・スプリングスティーンの『Born in the U.S.A.』(1984年)は、背中を向けたスプリングスティーンが白いTシャツとジーンズを着用し、後ろのポケットにアメリカ国旗(折りたたんだ布)が見えるシンプルな写真がジャケットに使われています。派手さはないものの、アメリカや労働者階級に関するテーマと結びつき、アルバム自体は大ヒットし代表作の一つとなりました。
Q10 : 横断歩道を渡る4人のメンバーが写った有名なジャケットはどのアルバム? Abbey Road(The Beatles) Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band(The Beatles) Revolver(The Beatles) Let It Be(The Beatles)
ビートルズの『Abbey Road』は1969年リリースで、4人がロンドンのアビー・ロードにある横断歩道を渡る写真がジャケットに使われています。撮影はイアン・マクマランが行い、実際の横断歩道で一度に数枚を撮影して決定されました。このシンプルながら象徴的な構図はアルバムと同名の通り地名を冠し、以後多くの模倣やオマージュが生まれました。アルバムとしてもビートルズ晩年の代表作のひとつです。