マイクロホンの基本性能と特徴について、さまざまな観点からクイズ形式で学習できる内容となっています。ダイナミックマイクやコンデンサマイクの構造と動作原理、指向特性の違い、ファンタム電源の必要性、リボンマイクの特徴、近接効果、等価雑音レベル、バランス伝送などの知識を確認できるよう、10問のクイズが用意されています。これらのクイズを通して、マイクロホンの基本的な性能と用途について理解を深めることができるでしょう。
Q1 : ライブPAでバランス伝送(ツイストペアの差動伝送)を用いる利点はどれか?
バランス伝送はホットとコールドの信号線に同相の逆位相信号を送る差動方式で、外来ノイズが両線に同じように入った場合に受信側で差分を取ることでノイズを打ち消します。そのため長距離ケーブルでもノイズに強く、ライブやスタジオの現場で広く用いられます。ファンタム電源供給は別機能であり、インピーダンスは機器仕様によります。
Q2 : マイクの近接効果(proximity effect)とはどのような現象か?
近接効果は指向性を持つマイク(例:カーディオイド、スーパーカーディオイド等)で発生し、マイクのダイアフラムに非常に近い距離で音源を収音すると低周波数成分が増強される現象です。ボーカルで意図的に近づいて低域を太くするテクニックに使われますが、不必要に近づくと濁りやコントロール不良を招くため距離管理が重要です。
Q3 : XLR(3ピン)コネクタにおけるプロ用オーディオで一般的なピン配置はどれか?
プロ用XLRピン配置の標準はピン1がシールド(グラウンド)、ピン2がホット(正相、+)、ピン3がコールド(逆相、-)です。これにより差動入力で誤配線やノイズに対する耐性が確保され、ファンタム電源もピン2とピン3を介して対称に供給されます。機器間での互換性を保つためこの配列が広く採用されています。}
Q4 : コンデンサマイク(コンデンサ型)の動作に通常必要とされるものはどれか?
コンデンサマイクはダイアフラムと固定プレートで微小な静電容量変化を検出する方式で、動作にはダイアフラムへの偏極電圧が必要です。スタジオ用の多くはミキサーやプリアンプから供給される+48Vのファンタム電源で駆動されます(一部のエレクトレットは内蔵バイアスで動作)。高い感度と広い周波数特性が特徴です。
Q5 : カーディオイド(単一指向性)マイクの特徴として最も正しいものはどれか?
カーディオイドは前方の音を強く拾い、側面と特に後方からの音を抑える単一指向性のパターンです。ステージや収録で前方の声や楽器を集中的に拾い、背後のノイズを減らす用途に適します。なお、カーディオイド系では近接効果(低域のブースト)が発生するため距離管理が重要です。
Q6 : 一般的なプロ用コンデンサマイクにおけるファンタム電源の標準電圧はどれか?
ファンタム電源の国際標準としては+48Vが広く採用されています(IEC 61938等に準拠)。これによりコンデンサマイクの内部回路やプリアンプが安定して動作します。機器によっては24Vや12Vに対応するものもありますが、プロ機器やスタジオ用途では48Vが一般的です。
Q7 : リボンマイク(リボン型マイクロホン)の一般的な特徴として正しいものはどれか?
リボンマイクは薄い金属リボンが磁界の中で振動して電気信号を生成する方式で、一般に双指向性(前後に感度があり側面で抑える)を示します。音色は滑らかで中低域の特性が良いとされますが、物理的に繊細で強風やポップに弱く破損しやすい点に注意が必要です。多くは外部高電圧を必要としませんが、近年は回路で保護や増幅を行う製品もあります。
Q8 : スーパーカーディオイド指向性マイクの特徴として最も適切なのはどれか?
スーパーカーディオイドはカーディオイドより前方の指向角が狭く、側面からの音をより効果的に抑えられますが、特性上背面に小さな感度のピーク(バックlobes)が存在することが多いです。ステージでのフィードバック抑制や狭い収音範囲が必要な場面に適しています。近接効果は依然発生するため距離管理は必要です。
Q9 : マイクの等価雑音レベル(self-noise、Equivalent Noise Level)とは何を示す指標か?
等価雑音レベルはマイクロホン固有の内部雑音(電子回路やカプセルの熱雑音など)を、等価の音圧レベル(通常dB SPL、しばしばA特性で表記)で示したものです。値が低いほどマイクは静かな環境や微小音の収録に適しており、レコーディング用コンデンサマイクなどではこの数値が重要視されます。
Q10 : ダイナミックマイクの一般的な利点はどれか?
ダイナミックマイクは可動コイルと磁石を使う構造で、堅牢で外部衝撃や高音圧に強い点が大きな利点です。コストが比較的低くライブ用途やスネア、アンプ録音など過酷な環境に向いています。一方で一般に感度は低めで高域の伸びがコンデンサに劣る場合があり、ファンタム電源は不要(ほとんどのダイナミックは不要)です。
まとめ
いかがでしたか? 今回はマイククイズをお送りしました。
皆さんは何問正解できましたか?
今回はマイククイズを出題しました。
ぜひ、ほかのクイズにも挑戦してみてください!
次回のクイズもお楽しみに。