辞書の奥深さを味わえる、一味違うクイズをお楽しみください。言葉の由来や意味の変遷、使い分けのニュアンスなど、辞書の知識が問われる全10問です。必要な情報を巧みに活用し、言葉の奥深さを発見してみてください。語彙力を磨き、言葉遊びのスキルも高められるかもしれません。思わぬ発見がきっとあるはずです。さあ、辞書クイズに挑戦してみましょう!
Q1 : 「割愛」の意味はどれか。
「割愛」は、ある部分を省略する、あるいは惜しみつつも取り除く・差し控えるという意味で使われます。会議や文章、口頭発表で「詳細は割愛する」と言う場合、時間や紙幅の都合で本来述べたいことの一部を省くというニュアンスがあり、単なる無視ではなくやむを得ない事情で省略することを示します。また古い用法では「惜しんで与える」という意味合いもあり、贈与や配分の場面で使われることもありますが、現代では前者の「省く」という意味で用いられることが一般的です。
Q2 : 「憂慮」の意味はどれか。
「憂慮」は、将来の出来事や現状に対して不安や懸念を抱き、心配することを意味します。公的文書や報道などでよく用いられる堅い語で、「憂慮すべき事態」「国民は憂慮している」などといった表現で使われます。「憂」は憂い、「慮」は思い巡らすことを指し、単なる漠然とした不安よりも具体的な懸念や問題意識を伴うニュアンスがあります。軽い心配を表す「気がかり」よりも、重大さや深刻さが強調されることが多い語です。
Q3 : 「鬱陶しい(うっとうしい)」の意味はどれか。
「鬱陶しい」は、物や状況、人の態度などが煩わしくて不快に感じる状態や、天候がどんよりして気分が晴れない様子を表す言葉です。漢字の『鬱』は陰鬱や鬱屈を示し、感情や雰囲気が重苦しいことを示唆します。雨の日のじめじめや、しつこい要求、長ったらしい説明などに対して使われることが多く、「うっとうしい服装」「うっとうしい梅雨の季節」などの用例があります。肯定的な意味はほとんどなく、不快感を伝える語です。
Q4 : 「斥候(せっこう)」の意味はどれか。
「斥候」は軍事用語に由来し、主に前方や周辺を偵察して情報を収集する人、あるいはその行為を指します。敵情の偵察、地形や安全確認のために先行して派遣される部隊や個人を意味し、情報を得て本隊に伝える役割を担います。現代でも軍事以外に、スポーツやビジネスで比喩的に「斥候を送る」(下調べをする)といった使い方をすることがあります。追放や会合、補給とは意味が異なりますので注意が必要です。
Q5 : 「『膏肓に入る』という成句の意味はどれか。
「膏肓に入る」は中国古典に由来する成句で、元々は内科の用語で、病が膏肓(こうこう、胸の深い部分)に達して治療が難しいことを意味しました。転じて、病だけでなく、習慣や感情が深く身にしみついていてやめられない、手遅れの状態を指す慣用句として使われます。たとえば「ある趣味に膏肓に入る」は、その趣味に深くのめり込んでしまい抜け出せない状況を表します。深刻さや回復困難なニュアンスを含む点が特徴です。
Q6 : 「自明」の意味はどれか。
「自明」は、説明や補助的な証明を必要としないほどに明らかである状態を指します。哲学や論理の文脈で「自明の理」といえば、論証なしに誰が見ても明らかだとされる事柄を意味します。日常語では「その点は自明だ」「説明は自明の理だ」といった使われ方をし、既知の事実や明白な理由によって支持されるため、追加の説明を省略してよいという含意があります。反対に、疑問の余地がある事柄には用いられません。
Q7 : 「画期的」の意味はどれか。
「画期的」は、これまでの枠組みや通念を破るような新しさや変化をもたらす出来事や発明、方法を表す語です。文字通り「時代の区切り(画)を作る(期)」という意味合いがあり、新規性や革新性が強調されます。「画期的な発見」「画期的な技術」などの表現で用いられ、単なる改良ではなく社会や分野に大きな影響を与えることを含意します。「革命的」と似ますが、「画期的」はより中立的に新規性を評価する語として使われることもあります。
Q8 : 「折衷」の意味はどれか。
「折衷」は、複数の案や考え方の中から、それぞれの長所を取り入れ、妥協して調和を図ることを意味します。語源的には中国語に由来し、異なる要素を「折り合いをつける」ようにまとめるというニュアンスがあります。会議や政策立案、設計などで相反する要求を調整するときに用いられ、単なる妥協や妥協の結果としての妥当な中間策だけでなく、創造的に組み合わせて新たな案を生む場合にも使われます。完全な譲歩や放棄とは異なり、各側面の良さを残しつつ調和を図るという積極的な意味合いを持つ点が重要です。
Q9 : 「斟酌」の意味はどれか。
「斟酌」は本来、酒を注ぐ意味を持つ漢語ですが、現代日本語では「事情や心情を汲んで考慮する」「情状を酌量する」といった意味で使われます。たとえば「事情を斟酌して処分を軽くする」「ご本人の立場を斟酌した判断」など、相手の状況を踏まえて配慮するというニュアンスが強い言葉です。公的文書やビジネスの場面でも用いられる比較的丁寧でややかしこまった表現で、単なる同情や感情ではなく、事情を検討して相応の扱いをすることを示します。
Q10 : 「端緒(たんしょ)」の意味はどれか。
「端緒」は、物事の始まりや手がかりを意味する語です。「端」は端、末、「緒」は糸の始まりを表す語感があり、合わせて『物事の糸口』や『手掛かり』という意味で使われます。具体的には事件や研究、問題解決において「端緒を掴む」「解決の端緒となる出来事」といった使い方をし、そこから事態が展開していく起点や出発点を指します。直接的な証拠やヒントのことを指すため、「端緒を見失う」といった否定形もよく用いられます。
まとめ
いかがでしたか? 今回は辞書クイズをお送りしました。
皆さんは何問正解できましたか?
今回は辞書クイズを出題しました。
ぜひ、ほかのクイズにも挑戦してみてください!
次回のクイズもお楽しみに。