椅子は私たちの日常生活に欠かせないアイテムですが、その歴史や特徴、デザインは意外と知られていないことが多いかもしれません。本クイズでは、有名な椅子デザイナーや代表作、さらには椅子の構造や機能についての知識を確認することができます。椅子の魅力を再発見し、デザインの奥深さに気づいていただければ幸いです。10問を通して、椅子に隠された歴史や知識を楽しく学んでいただければと思います。
Q1 : 日本の伝統的な座椅子(座イス)の特徴として最も適切なのはどれか? 座面が低く、床に近い位置で背もたれが付いている形式の椅子で畳や床で使うことを想定している 丸いスツール型で背もたれがないことが普通である 必ず回転機構を備えている 高さを電動で調整できる構造が標準である
座椅子(座イス)は日本の生活様式に合わせて発達した椅子で、座面が床に近い低い位置にあり、背もたれが付いていることが特徴です。畳やフローリング上で使われることを前提にしており、正座やあぐらの代わりに背もたれを利用してくつろぐための道具です。回転機構や電動調整は座椅子の必須仕様ではありません。
Q2 : Yチェア(CH24)をデザインしたのは誰か? チャールズ・イームズ アルネ・ヤコブセン エーロ・サーリネン ハンス・ウェグナー
Yチェア(CH24)はデンマークの家具デザイナー、ハンス・ウェグナーによってデザインされ、1950年代に生まれました。特徴的なY字型の背もたれ支柱と手編みのペーパーコード座面を持ち、軽やかな仕上がりながら耐久性と快適性を備えた名作です。多くはカール・ハンセン&サン(Carl Hansen & Søn)などによって製造・販売され、北欧デザインを代表する椅子の一つです。
Q3 : ロッキングチェアの主な機能は次のうちどれか? 揺れる(リクライニングではなく前後に揺れる) 回転する 高さを自動で調整する 折りたたんで収納できる
ロッキングチェアは座面を支える脚部に「ロッカー」と呼ばれる曲線(スキッド)が付いており、前後に揺れることを主目的とした椅子です。揺れによってリラックス効果が得られることが多く、授乳や読書、くつろぎの時間に使われます。回転機能や高さ調整、折りたたみ機構はロッキングチェア固有の必須機能ではなく、ロッキングが本来の主要機能です。
Q4 : チャールズ&レイ・イームズが椅子の設計で多用した素材はどれか? 天然無垢材 成形合板(モールド成形合板) 鋳鉄 フルメタルパイプ
チャールズとレイ・イームズは成形合板(モールド成形合板)を用いた家具で特に有名です。成形合板は薄い木材を接着して曲面に成形する技術で、イームズ夫妻はこれを用いて人体の曲線に沿った座面や背もたれを実現しました。1930~50年代にかけての彼らの椅子やラウンジチェアは、この素材と成形技術によって軽量で丈夫、そして美しい曲線を持つデザインが可能になりました。
Q5 : ラウンジチェア(ラウンジ用パーソナルチェア)の主な特徴はどれか? 折りたたんで携帯できること オフィスワーク向けに高さ調整が中心であること 低めで深い座面と背もたれを持ち、長時間くつろぐために設計されていること 屋外で固定して使うことを前提としていること
ラウンジチェアは主にくつろぎやリラックスを目的に設計されたパーソナルチェアで、低めで深い座面、身体を受け止める広めの背もたれ、柔らかいクッションなどが特徴です。映画館のラウンジや自宅のリビングで長時間座っても疲れにくいように作られ、携帯性や屋外固定が主要目的ではありません。デザイン性と快適性を両立させることが重視されます。
Q6 : バルセロナチェアをデザインした建築家は誰か? ル・コルビュジエ マルセル・ブロイヤー チャールズ・レニー・マッキントッシュ ルートヴィヒ・ミース・ファン・デル・ローエ(Ludwig Mies van der Rohe)
バルセロナチェアは1929年に開催されたバルセロナ万国博覧会のドイツ館のために、建築家ルートヴィヒ・ミース・ファン・デル・ローエ(Ludwig Mies van der Rohe)とリリー・ライヒによってデザインされました。スティールフレームとレザー張りのシンプルで重厚な造形はモダニズムの象徴とされ、現在でも高級家具として復刻・生産され続けています。
Q7 : 成人の一般的な椅子の座面高(床から座面までの高さ)の推奨範囲としておおむね妥当なのはどれか? 20~30cm 40~52cm 55~65cm 70~80cm
成人の椅子における一般的な座面高は、机と組み合わせた使用や自然な膝角度を考慮しておおむね40~52cm程度が推奨されます。これより低いと立ち座りが困難になり、高すぎると足裏が床に着かないことがあります。個人差(身長や用途)により最適な高さは変わるため、エルゴノミクスでは調整可能な椅子が推奨されます。
Q8 : イームズラウンジチェアをデザインしたのは誰か? チャールズ・イームズ ル・コルビュジエ ハンス・ウェグナー アルネ・ヤコブセン
イームズラウンジチェアはチャールズ・イームズとレイ・イームズ夫妻によってデザインされ、1956年にヘルマンミラー社から発表されたのが最も広く知られています。外観は成形合板と革を組み合わせたもので、座り心地と美しさを両立させたミッドセンチュリーモダンの代表作です。設計にはチャールズ・イームズの名前がしばしば単独で言及されることがありますが、レイ・イームズの貢献も大きく、両者の共同作業である点を説明することが重要です。
Q9 : アントチェア(Ant Chair)をデザインしたデザイナーは誰か? ルートヴィヒ・ミース・ファン・デル・ローエ アルネ・ヤコブセン チャールズ・イームズ アールト(アルヴァ・アールト)
アントチェアはデンマークの建築家兼デザイナー、アルネ・ヤコブセンが1952年にフリッツ・ハンセン社(Fritz Hansen)向けにデザインした椅子です。三本脚状の軽快なフォルムと座面の曲線が特徴で、オフィスや公共空間での大量生産を想定した合理的デザインが評価されました。ヤコブセンはデンマーク・モダニズムの代表的な人物で、多くの椅子を手掛けています。
Q10 : 19世紀に曲げ木(ベントウッド)技術を確立し、椅子の大量生産を可能にした人物は誰か? チャールズ・イームズ ハンス・ウェグナー ミヒャエル・トーネット(Michael Thonet) エーロ・サーリネン
ミヒャエル・トーネット(Michael Thonet)は19世紀に曲げ木(ベントウッド)技術を発展させ、蒸気で木材を曲げる手法を用いることで軽量で丈夫な椅子を大量生産できるようにしました。代表作には「No.14」(カフェチェア)などがあり、これにより椅子の普及と家具工業の近代化に大きく寄与しました。この技法は今日でもベントウッドチェアとして継承されています。
まとめ
いかがでしたか? 今回は椅子クイズをお送りしました。
皆さんは何問正解できましたか?
今回は椅子クイズを出題しました。
ぜひ、ほかのクイズにも挑戦してみてください!
次回のクイズもお楽しみに。