バスク地方の文化を深く知る上で、その独自の言語、伝統的スポーツ、特産品、政治的歴史など、様々な側面を理解することが重要です。本クイズでは、バスク自治州の行政上の中心地、バスク語の特徴、ペロタやハイアライといった伝統的な球技、有名なバスク出身のシェフ、チーズ生産地など、バスク地方の特徴的な事柄について確認することができます。バスク地方の魅力や独自性を知る良い機会となるでしょう。
Q1 : 次のうちバスク語(エウスカラ)の方言に含まれないものはどれか? ビスカヤ方言(Bizkaiera) ギプスコア方言(Gipuzkera) ラプルディ方言(Lapurtera) カスティーリャ語(スペイン語)
バスク語(エウスカラ)は地域ごとに複数の方言があり、ビスカヤ(Bizkaiera)、ギプスコア(Gipuzkera)、ナバラ方言群、ラプルディ(Lapurdi)やズベロア(Zuberoa)などが知られます。一方でカスティーリャ語(スペイン語)は別の言語であり、バスク語の方言ではありません。歴史的にバイリンガル地域であるため両言語が並存し、方言の違いは語彙や発音、文法の一部に現れます。
Q2 : 三つ星(ミシュラン)を獲得したことで知られるバスク出身の料理人は誰か? マルティン・ベラサテギ(Martín Berasategui) フェルナンド・ロペス ホセ・アンドレス(José Andrés) アラン・デュカス
マルティン・ベラサテギはスペイン北部、サン・セバスティアン(バスク地方)出身の有名な料理人で、彼の本店『Martín Berasategui』(ラスアルテなど)はミシュランで三つ星を獲得しています。世界的に高い評価を受け、多くの支店やプロジェクトを持つシェフで、バスクの豊かな食材と技術を現代的に表現することで知られています。ホセ・アンドレスはスペイン出身だが主に米国で活動、アラン・デュカスはフランスの巨匠です。
Q3 : 『ハイアライ(jai alai)』としても知られる競技はバスクのどの種目に分類されるか? ラグビー ペロタ(セスタを用いる派生種) サーフィン 自転車競技
ハイアライ(jai alai)はバスク・ペロタの一形態で、セスタ(cesta、曲がった籠状の道具)を使って非常に速い速度でボールを打ち合う競技です。フロントンと呼ばれる壁のあるコートで行われ、選手はセスタで受けてから相手側へボールを打ち返します。元はバスク北部で発展し、キューバやアメリカの一部でも人気を博しました。高速で観客に見応えのあるスポーツです。
Q4 : バスク地方原産で有名な羊乳チーズはどれか? マンチェゴ イディアサバル(Idiazabal) ブルーチーズ カマンベール
イディアサバル(Idiazabal)はバスク地方やナバーラで伝統的に作られてきた羊乳チーズで、ラッチャ(Latxa)やカランサ種の羊の乳を原料とし、燻製するタイプと燻煙しないタイプがあります。原産地呼称(DOP)が認められており、ナッツのような風味としっかりした食感が特徴です。地域の食文化ではパンやワイン、タパスと合わせて楽しまれ、バスクの重要な伝統食品として知られています。
Q5 : ETA(Euskadi Ta Askatasuna)について正しい記述はどれか? スペイン政府が設立した自治体の名称である 非暴力的な民間文化団体である バスク独立を目指し武力闘争を行った組織で、長年の活動の後2018年に解散を表明した フランスの政党の略称である
ETA(Euskadi Ta Askatasuna、バスク語で『バスクと自由』の意)は1959年に結成され、バスクの独立を求めて武装闘争を行った組織です。1970年代以降スペイン国内外で爆発事件や暗殺などの暴力行為を伴い、多くの犠牲者を出しました。2011年に恒久的な停戦を宣言し、最終的には2018年に組織的な解散を表明しました。政治的・社会的に非常に複雑で議論の多い存在でした。
Q6 : 次のうち伝統的なバスクの球技はどれか? サッカー ローンボウリング(ボウリング型) ペロタ(バスク・ペロタ) 馬術
バスク・ペロタはバスク地方に古くから伝わる球技で、手(mano)で打つものやパラ(ラケットに似た板)で打つもの、籠(セスタ)を使うジャイアライ(jai alai)など多様な形式があります。専用の壁(フロントン)を備えたコートで行われ、地域文化と深く結びついています。プロフェッショナルな競技も存在し、観客文化や賭け事と結びつくことも歴史的に見られます。
Q7 : サン・セバスティアン(San Sebastián)のバスク語名は何か? エルシェ ガラティア ベレン ドノスティア(Donostia)
サン・セバスティアンのバスク語名はドノスティア(Donostia)です。スペイン語名がSan Sebastiánであるのに対し、地元バスク語ではDonostiaと呼ばれます。ドノスティアはギプスコア県(Gipuzkoa)の県都で、美食(ミシュラン星を持つレストランやピンチョス文化)、サン・セバスティアン国際映画祭、ビーチや歴史的建造物で国際的にも知られています。地名の二言語併記はバスク地域で一般的です。
Q8 : 伝統的にバスク地方は何の数の歴史的県(プロビンス)に分けられるか? 7 3 5 2
7つの歴史的県(伝統的プロビンス)に分けられるという数え方が一般的です。具体的にはスペイン側がアルバ(Araba/Álava)、ビスカヤ(Bizkaia/Bizcaya)、ギプスコア(Gipuzkoa/Guipúzcoa)、ナバーラ(Nafarroa/Navarra)で、フランス側がラプルディ(Lapurdi/Labourd)、ベーエ・ナバーラ(Behe Nafarroa/Lower Navarre)、ズベロア(Zuberoa/Soule)とされ、合計7つとなります。ただし現代の政治的区分ではスペインのバスク自治州は3県のみを含み、ナバーラは別の自治体です。
Q9 : バスク自治州(スペイン)の行政上の首都はどれか? ヴィトリア=ガステイス(Vitoria-Gasteiz) ドノスティア=サン・セバスティアン(Donostia/San Sebastián) ビルバオ(Bilbao) パンプローナ(Pamplona)
ヴィトリア=ガステイス(Vitoria-Gasteiz)はバスク自治州(Comunidad Autónoma Vasca / Euskadi)の行政上の首都であり、州政府と州議会の所在地です。歴史的には産業都市ビルバオや港町ドノスティア(サン・セバスティアン)が注目されますが、政治的中心はヴィトリア=ガステイスに置かれています。パンプローナ(パンプローナ/イラカイ)はナバーラ王国の中心であり、現代ではスペインのナバーラ州の首都で、バスク自治州の首都ではありません。自治州と歴史的地域の区別がバスク地域を理解する上で重要です。
Q10 : バスク語(エウスカラ)の文法的特徴として正しいものはどれか? 活用が極めて単純で語順が自由である SOV(主語-目的語-動詞)語順を取り、エルガティブ(能格/与格的)性を示す特徴がある 母音調和が中心となっている 前置詞中心の格体系を持つ
バスク語(エウスカラ)はインド・ヨーロッパ語族に属さず言語孤立とされる言語で、一般にSOV(主語‑目的語‑動詞)の語順を取り、エルガティブ(能格)に類する格体系を示す点が特徴です。これは主語・目的語の役割を示すために格接尾辞や助詞を用いる形で表れ、動詞が豊富な変化を持つこともあります。母音調和や前置詞中心の体系は典型的な特徴ではなく、文法的には格付けと接辞を使った構造が重要です。
まとめ
いかがでしたか? 今回はバスクイズをお送りしました。
皆さんは何問正解できましたか?
今回はバスクイズを出題しました。
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次回のクイズもお楽しみに。