切手収集クイズ – 世界初の切手から誤植の稀少切手まで、切手にまつわる歴史的秘話を解いてみよう
切手収集は、郵便制度の発展や印刷技術の進化、各国の歴史と文化を反映した魅力的なホビーです。本記事では、切手の発行年代、デザイン、製造過程などに隠された様々な謎に迫る10問のクイズをご用意しました。
世界初の接着式前納切手から、上下が逆になった誤植切手の逸話まで、切手コレクターならずとも知っておきたい基礎知識が満載です。切手の歴史的価値や収集の醍醐味を感じながら、クイズに挑戦してみてください。切手に秘められた歴史的エピソードを解き明かすことで、フィラテリーの奥深さを発見できるはずです。
Q1 : 切手カタログの略号「SG」はどの出版社のカタログを表すか? スコット(Scott) ミッヘル(Michel) イベール&テリエ(Yvert & Tellier) スタンレー・ギボンズ(Stanley Gibbons)
正解は「スタンレー・ギボンズ(Stanley Gibbons)」です。Stanley Gibbonsはイギリスを拠点とする老舗の切手商・カタログ出版社で、コモンウェルス諸国や英連邦関連の切手に強みを持ちます。カタログは世界の収集家やディーラーに広く参照され、独自の番号付け体系(SG番号)を用いるため、コレクションの整理や取引でよく使われます。他にもScott(米国)、Michel(独)、Yvert & Tellier(仏)など主要カタログが存在し、地域や用途に応じて使い分けられます。
Q2 : 切手に透かし(ウォーターマーク)があるかどうかを非破壊で確認する代表的な方法として適切なのはどれか? ウォーターマーク液で透かしを浮き出させる方法 切手を強い光で透かして観察する方法(トランスイルミネーター等) 切手の表面を鉛筆で擦って透かしを確認する方法 切手を強く水に浸して透かしを浮かせる方法
正解は「ウォーターマーク液で透かしを浮き出させる方法」です。透かしの検査には専用液(ウオーターマーク液)を用いて切手表面に塗布すると一時的に紙の層が透明化して透かしが浮かび上がるため、非破壊で確認できます。強い光やトランスイルミネーターを用いる方法も有効ですが、専用液は小型切手でも使いやすく普及しています。鉛筆で擦る方法や過度な水浸は切手を傷めるため避けるべきです。
Q3 : 切手に「POSTAGE & REVENUE」などの表記がある場合、それは何を意味するか? 国外専用切手であること 郵便料金と税金(収入印紙的用途)の両方に使用できること 記念切手であること 地方自治体専用であること
正解は「郵便料金と税金(収入印紙的用途)の両方に使用できること」です。POSTAGE & REVENUE"の表記は、その切手が郵便料金の支払いに使えるだけでなく、税金や収入印紙としての用途にも使える二重用途切手であることを示します。多くの国で19世紀後半から20世紀にかけて、行政の便宜上このような両用表示の切手が発行され、税務手続きや公式文書の課税表示に用いられました。用途の違いにより消印や取消しの痕跡が異なる場合があり、収集時に注意が必要です。"
Q4 : 日本で最初に発行された切手シリーズは何と呼ばれるか? 布告切手 竜文切手 富士山切手 郵政省発行切手
正解は「竜文切手」です。日本で最初に発行された切手は明治時代初期に登場した竜の図案を用いたシリーズで、一般に1871年(明治4年)に発行されたものが最初期の切手とされています。竜文切手は当時の和洋折衷的なデザインや額面表示、使用目的など当時の郵便制度の整備状況を反映しており、日本の近代郵便史の出発点と見なされます。保存状態や版違い、額面の違いなどが収集上の関心対象となり、専門家による鑑定やカタログでの分類も進められています。
Q5 : 1918年にアメリカで発行された切手のセンター図案が上下逆になっている有名な誤植切手は何と呼ばれるか? ペニー・ブラック(逆さ図案) モーリシャスの誤植 インバーテッド・ジェニー バゼル鳩(逆さ図案)
正解は「インバーテッド・ジェニー(Inverted Jenny)」です。これは1918年に米国で発行された24セント機関飛行機図案切手において、中央の飛行機図案が上下逆に印刷された誤植で、100枚分のシートに限られた極めて希少なエラーです。発見当時から話題となり、世界的に有名な珍品として高値で取引されます。誤植の原因や発見の経緯、流通した枚数の検証などがフィラテリー研究の対象となっており、エラースタンプ研究の代表例です。
Q6 : 世界で最初の三色刷り切手とされる、1845年にスイスのバーゼルで発行された切手の通称は何か? ペニー・ブラック インバーテッド・ジェニー モーリシャス「POST PAID」 バゼル鳩(Basel Dove)
正解は「バゼル鳩(Basel Dove)」です。バゼル鳩は1845年にスイス・バーゼルで発行された切手で、デザインに鳩が手紙をくわえている図案が用いられ、三色刷りで作られた点が特徴です。初期の地域発行切手として希少性が高く、印刷技術上の工夫や色使いが注目されます。発行当時の郵便事情や地方自治体の切手発行の背景、保存状態による価値差などが収集家や研究者によって詳しく検討されています。
Q7 : 切手の目打ち(パーフォレーション)の数値(例:perf 14)は、一般に何を基準に表しているか? 2センチメートル当たりの目打ちの数 1インチ当たりの目打ちの数 1センチメートル当たりの目打ちの数 切手1辺の目打ちの総数
正解は「2センチメートル当たりの目打ちの数」です。パーフォレーション値は通常、一定の長さ(一般的には2cm=20mm)あたりに刻まれた穴や切れ目の数で表されます(例えば“perf 14”など)。この数値は版や刷り、発行年や国によって異なることがあり、同じ図案でもパーフォレーションの違いが別種として扱われることがあります。パーフォレーションゲージを用いて測定し、カタログと照合することで版別や発行種別の特定に役立ちます。
Q8 : 企業名や組織名のイニシャルが切手にパンチされた「パーフィン(perfin)」の主な目的は何か? 装飾目的 盗難防止や社内使用の識別 郵便料金の表示 偽物防止のための透かし
正解は「盗難防止や社内使用の識別」です。パーフィンとは企業や官公庁などが切手に自社のイニシャルや記号を針で穿孔して識別可能にしたもので、主に切手の盗難防止や社内での区別、在庫管理のために行われました。外観上は穴が開いているため美観が損なわれる場合もありますが、実用面では有効であるため19世紀末から20世紀前半にかけて広く用いられました。コレクションではパーフィンの様式や穿孔パターンが研究対象になります。
Q9 : 切手のコンディション表記で「MUH(Mint Unhinged)」は何を意味するか? 未使用で糊がない(ノンアドヒーシブ) 未使用だがヒンジ跡がある 未使用・ヒンジを付けたことがなく、原版の糊が残っている(ヒンジ無し) 使用済みで消印が薄い
正解は「未使用・ヒンジを付けたことがなく、原版の糊が残っている(ヒンジ無し)」です。MUHは英語のMint Unhinged(またはMNH=Mint Never Hinged)を示し、発行時の糊(原糊)が残存し、切手がヒンジで台紙に貼られたことがない状態を指します。収集においてはヒンジ跡のない未使用切手は価値が高く評価されることが一般的で、カタログ評価や価格に大きく影響します。逆にヒンジ跡や剥がし跡があると減価要因になります。
Q10 : 世界初の切手として広く認められている、1840年に発行されたイギリスの切手はどれか? ペニー・ブラック ワンペニー・レッド ツーペンス・ブルー モーリシャス「POST OFFICE」
正解は「ペニー・ブラック」です。ペニー・ブラックは1840年に英国で発行された世界初の接着式前納切手とされ、ヴィクトリア女王の横顔が描かれています。導入により郵便の前納制度が普及し、切手は郵便史上の革命的存在となりました。当初は黒色で刷られ、消印にはモルタル・クロス(Maltese Cross)型が多用されました。発行年や図案、使用開始の意義などが切手収集の基礎知識として重要であり、同時代の他国切手と比較しても歴史的価値が高い点が特徴です。
まとめ
いかがでしたか? 今回は切手収集クイズをお送りしました。
皆さんは何問正解できましたか?
今回は切手収集クイズを出題しました。
ぜひ、ほかのクイズにも挑戦してみてください!
次回のクイズもお楽しみに。