カフェ巡りを楽しむ上で、知っておきたい様々なコーヒー文化の知識が詰まった10問のクイズをお届けします。ハリオのV60からエスプレッソ、そして有名なケメックスやビアレッティのモカポットなど、コーヒー愛好家なら一度は耳にしたことのある器具やテクニックについて、その発明者や特徴、抽出原理などを解説します。コーヒーの歴史や背景にある技術革新に触れながら、普段のカフェ体験をより深く楽しめるヒントが見つかるはずです。コーヒー通も初心者も、ぜひ挑戦してみてください。
Q1 : カフェインが脳内で覚醒作用をもたらす主な仕組みはどれか?
カフェインの覚醒効果は主にアデノシン受容体の拮抗(アンタゴニスト)によるものです。アデノシンは脳内で睡眠や抑制を促す役割を果たし、受容体に結合すると眠気が生じます。カフェインはA1およびA2Aなどのアデノシン受容体に結合してその作用を阻害するため、眠気が抑えられ覚醒感や注意力の向上がもたらされます。間接的にドーパミン系にも影響を与えますが、主要な作用点はアデノシン受容体です。
Q2 : フレンチプレス(プレスポット)で使われる金属製メッシュフィルターの主な影響はどれか?
フレンチプレスは金属製のメッシュフィルターを用いるため、紙フィルターで除去されるコーヒーオイルや非常に細かい微粉の多くをカップに残します。その結果、口当たりが重くオイリーでフルボディに感じられることが多く、豆の風味をストレートに楽しめる一方で微粉が沈殿するためフィルターの目詰まりや沈殿物への配慮が必要です。また抽出には粗挽きが推奨されます。
Q3 : 『カプチーノ(cappuccino)』という名前の由来として一般的に正しいものはどれか?
カプチーノの語源はイタリア語のcappuccinoで、一般にはカプチン会(Capuchin)修道士の服の色合いに由来すると説明されます。修道士のローブのフード部分(cappuccio)の茶色とミルクを混ぜた飲料の色合いが似ていることから名前が付いたとされ、イタリアでエスプレッソに温めたミルクとフォームを加えた飲み物として発展しました。詳細な起源や広がりには諸説ありますが、この語源説が広く知られています。
Q4 : ペーパードリップやハンドドリップで一般に推奨される抽出湯温はどの範囲か?
ハンドドリップでの抽出に適した湯温はおおむね90〜96℃とされています。沸騰直後の100℃に近い温度だと過抽出や苦味を出しやすく、逆に低すぎると酸味不足や風味の引き出し不足になります。温度調整は豆の焙煎度合いや挽き目、抽出時間によって最適値が前後しますが、90〜96℃の範囲を基本として、必要に応じて細かく調整するのが一般的な実務的アプローチです。
Q5 : 一般的に『エスプレッソ』と呼ばれる抽出で目安とされる抽出圧力はどのくらいか?
エスプレッソ抽出における標準的な目安圧力は約9バール(bar)です。業務用や家庭用のマシンに表示されるポンプ圧力は15バールなど高めの数値が出ることがありますが、実際に抽出押し出しにかかる有効圧力はおおむね9バール前後が理想とされています。適切な圧力はクレマの生成や抽出バランスに影響し、過度の圧力や低すぎる圧力は抽出不良の原因になります。
Q6 : 『スペシャルティコーヒー』として一般的に基準とされるカッピングスコアの最低点は何点以上か?
スペシャルティコーヒーの基準として国際的に広く用いられているのは100点満点中のスコアであり、通常80点以上をスペシャルティと判定します。この基準はSCA(Specialty Coffee Association)系の評価スキームに基づき、香り、フレーバー、後味、酸味のバランス、ボディ、欠点の有無など複数項目を評価して総合点を算出します。80点以上は品質が高く特筆すべき個性を持つ豆と見なされます。
Q7 : 家庭用の直火式モカポット(Bialetti式)を発明した人物は誰か?
モカポットとして広く知られるアルミ製の直火式コーヒーメーカーは、アルフォンソ・ビアレッティ(Alfonso Bialetti)が1933年に製品化したことで有名です。家庭で手軽に濃い抽出が得られる構造で、ボイラー部・バスケット・上部収集部に別れており、加熱により蒸気圧で抽出が行われます。工業デザインとしても評価され、イタリア家庭の定番器具の一つとなっています。
Q8 : 円すい形ドリッパー「V60」を開発したのは次のどのメーカーか?
V60は日本の耐熱ガラス・器具メーカーHARIOが発売した円すい形ドリッパーの名称で、独特の60度の角度と螺旋状のリブが特徴です。抽出時に湯が均一に流れるよう設計されており、細挽きから中粗挽きまで幅広く対応します。日本発の器具として世界的にも普及しており、ペーパーフィルターの種類や注湯の技術によって味の変化を楽しめる点が評価されています。
Q9 : エアロプレス(AeroPress)を発明したのは誰か?
エアロプレスはアメリカの発明家アラン・アドラー(Alan Adler)により考案され、2005年頃に商品化されました。軽量で携帯性が高く、短時間で抽出できる点が特徴です。加圧を用いることで比較的クリーンでコクのある抽出が可能で、レシピ次第でエスプレッソ風からドリップ風まで幅広い味が得られるため、アウトドアや家庭、競技的なブリューイングでも人気が高い器具です。
Q10 : ガラス製で細口の砂時計状デザイン、厚手の専用フィルターを使うことで知られるコーヒーサーバー『ケメックス(Chemex)』を考案した人物は誰か?
ケメックス(Chemex)はドイツ出身の化学者ピーター・シュルンボーム(Peter Schlumbohm)が1941年に考案したガラス製のコーヒーメーカーです。ガラスのボディと専用の分厚い紙フィルターを併用することで、オイルや微粒子が除去され、非常にクリアで雑味の少ないカップが得られます。デザイン性も高く美術館に収蔵されるなど、機能性と美観を兼ね備えた器具として知られています。
まとめ
いかがでしたか? 今回はカフェ巡りクイズをお送りしました。
皆さんは何問正解できましたか?
今回はカフェ巡りクイズを出題しました。
ぜひ、ほかのクイズにも挑戦してみてください!
次回のクイズもお楽しみに。