『Rent』はジョナサン・ラーソン(Jonathan Larson)が作曲・作詞・脚本を手がけた作品で、1996年にニューヨークのオフ・ブロードウェイ(New York Theatre Workshop)で初演され、その年にブロードウェイに進出しました。現代社会における若者たちの貧困、友情、恋愛、そしてエイズといった重いテーマをロックの要素を取り入れた音楽で描き、深い共感を呼び起こしました。ラーソンはブロードウェイ初演直前に急逝し、その後作品はピューリッツァー賞などを受賞して歴史的な評価を受けています。
Q4 : T.S.エリオットの詩集『Old Possum's Book of Practical Cats』に基づくミュージカルは次のうちどれか?
T.S.エリオットの詩集『Old Possum's Book of Practical Cats』をもとにしたミュージカルは『キャッツ(Cats)』です。作曲はアンドリュー・ロイド=ウェバーが担当し、1979年に楽曲が制作され、1981年にロンドンで初演されると長期上演の大ヒット作となりました。劇中の歌詞の多くはエリオットの詩をそのまま、あるいは翻案して使用しており、個性的な猫たちが各々の物語や個性を歌で表現するという構成が特徴です。舞台演出や衣装、舞踏性の高い振付でも知られています。
Q5 : 『ウェスト・サイド物語』の振付・演出で主要な役割を果たした人物は誰か?
『ウェスト・サイド物語(West Side Story)』は振付と演出でジェローム・ロビンス(Jerome Robbins)が大きな役割を果たした作品です。音楽はレナード・バーンスタイン、作詞はスティーヴン・ソンドハイム、台本はアーサー・ローレンツという布陣で、1957年に初演されました。ロビンスの振付はダンスと物語を密接に結び付け、群舞による暴力や地域対立の描写、恋愛の感情表現をダイナミックに舞台化したことで高く評価されており、作品全体のリアリズムと様式性を成立させる重要な要素となっています。
スティーヴン・ソンドハイム(Stephen Sondheim)が作曲・作詞を手がけた復讐劇の代表作は『スウィーニー・トッド(Sweeney Todd: The Demon Barber of Fleet Street)』です。初演は1979年のブロードウェイで、ホフ・ウィーラーやヒュー・ウィーラーの台本(Hugh Wheeler)を基に、主人公トッドが不当な仕打ちに対して復讐を遂げていく暗く残酷な物語が描かれます。ソンドハイム特有の複雑な音楽構造と心理描写の深さが高く評価されており、音楽劇としての完成度が非常に高い作品です。
『キャッツ(Cats)』の作曲者はアンドリュー・ロイド=ウェバー(Andrew Lloyd Webber)です。原作はT.S.エリオットの詩集『Old Possum's Book of Practical Cats』で、ロイド=ウェバーはこれらの詩を基に劇的な楽曲を多数作曲しました。1981年のロンドン初演以来、革新的な舞台美術とダンス、長期ロングランで知られ、音楽的にも「メモリー(Memory)」などのヒット曲を生み出しています。作曲家としての彼の名声を決定づけた作品の一つです。
「One Day More(邦題:明日へ、またはその日)」はミュージカル『レ・ミゼラブル』の代表的な合唱曲で、第一幕のフィナーレ近くで複数の登場人物の思いと運命が同時に重なり合う場面で歌われます。英語版の歌詞はハーバート・クレッツマーが担当しており、各キャラクターが翌日に訪れる運命や決意を歌い上げる群像劇的な構成になっています。合唱とソロが交錯するドラマティックな楽曲として広く知られ、舞台のクライマックスを盛り上げる役割を果たします。