ベースクイズ – 10問で学ぶ、ベースの基礎知識
ベースギターは、ロック、ポップス、ジャズ、フュージョンなど、多様なジャンルの楽曲を支える重要な楽器です。この記事では、ベースの基本的なチューニング、アクション、ピックアップ、奏法など、ベーシストとしての基礎知識を10問のクイズで学んでいきます。ベースの構造や仕組み、代表的なプレイヤーの情報など、初心者から上級者まで幅広い層にとって有益な内容となっています。ベースの理解を深め、演奏の幅を広げる一助となれば幸いです。
Q1 : 「Portrait of Tracy」などハーモニクスを多用したアルバムで知られる、フレットレス・ジャズベーシストは誰か? ジャコ・パストリアス マーカス・ミラー スタンリー・クラーク ジョン・エントウィッスル
「Portrait of Tracy」はジャコ・パストリアス(Jaco Pastorius)の代表作の一つで、彼はフレットレス・ベースを駆使してハーモニクスや非常に表情豊かな音色を生み出しました。ジャコはソロ作品やフュージョン界での革新的なベース奏法、独特のハーモニー感やフレットレスならではの滑らかな音程操作で知られています。その演奏は多くの後進に影響を与え、モダンベースの表現領域を拡張しました。
Q2 : ジャズでよく使われる「ウォーキングベース」とはどのような演奏法か? 1拍ごとにコード進行を踏まえて音を動かす(四分音符で進行) 同じ音を長く保ち続ける(ホールド) 8分音符で細かく刻むビートを刻む メロディをそのままなぞるだけの伴奏
ウォーキングベースは主にジャズで用いられるベースラインの進め方で、通常は1小節に4つの四分音符を用いて各拍でコードトーンや通過音を用いながらコード進行を明確にするものです。各拍ごとに次の和音へ向かう動きを作り、ソロやハーモニーの基盤を支えます。テンションやアプローチノートを取り入れて滑らかに繋ぐことで、進行感とグルーヴを同時に生み出します。
Q3 : ベースのスケール長(スケールレングス)が長いほど一般的にどうなるか? 弦の張りが強くなり低音がより明瞭になる傾向がある 弦の張りが弱くなり音が不安定になる ピックアップの出力が自動的に上がる フレット数が減少する
スケール長が長い(例:35インチなど)場合、同じゲージとチューニングでも弦のテンションが高くなり、特に低音域での張りのある音とタイトさが得られやすいです。これにより低音の輪郭が明瞭になり、ロングスケールはダウンチューニング時の弦だるさを軽減します。ただしプレイアビリティやフィンガリング感は変わるため好みや楽曲に応じて選ぶ必要があります。
Q4 : 標準的な4弦エレキベースの最低音(開放弦の低音)は音名で何か? C1(約32.7Hz) A0(約27.5Hz) E1(約41.2Hz) D1(約36.7Hz)
標準的な4弦エレキベースの最低開放弦は音名で「E1」です。周波数にすると約41.20Hzであり、一般的なチューニングにおける低音の基準となります。ギターの最低開放弦E2(約82.4Hz)より1オクターブ低い位置に当たり、ベースが低音域を担う理由の一つです。楽曲制作や音響調整の際にはこの周波数帯域を意識することでミックスの低域処理がしやすくなります。
Q5 : ベースの『アクション』とは何を指すか? ピックアップの高さを指す 弦の種類(フラットワウンドやラウンドワウンド)を指す 弦の素材(ニッケルやステンレス)を指す 弦高、つまり弦と指板の距離を指す
ベースの「アクション」は弦高、つまり弦と指板(フレットあるいは指板面)との垂直距離を指します。アクションが低いと押さえやすく弾きやすい反面、強く弾くとビビリ(フレットに当たってしまうノイズ)が生じやすくなります。一方アクションが高いとサステインが良くなりミスが減る場合もありますが演奏の負担は増えます。ジャンルや奏法、個人の好みに応じて調整する重要なセッティング項目です。
Q6 : ベースの『イントネーション』調整で主に何を合わせるか? ピックアップの位相を合わせる 開放弦と同じフレットを押さえた際の音程差を補正するためブリッジの駒で弦長を調整する ナットの高さを調整して開放弦の音量を上げる 弦の弾きやすさのためにネックの反りを変える
イントネーション調整はブリッジ上のサドルで各弦の有効弦長を調整し、開放弦と12フレットなどで押さえた音が一致するように整える作業です。弦のテンション、ゲージ、弦高、ネックの反りなどでわずかな音程のズレが生じるため、正確な音程で演奏できるように弦長を微調整します。これにより同じフレット位置での音程の精度が向上し、チューニングの信頼性が高まります。
Q7 : 標準的な4弦エレキベースの開放弦のチューニングはどれか? E A D G(低音から高音) B E A D E A D G C C G D A
標準的な4弦エレキベースのチューニングは低音から「E・A・D・G」が一般的です。各弦は完全四度ずつ上がっており、低音弦のEはピッチ表記でE1(約41.20Hz)になります。これは標準チューニングのギターの下位4弦と同じ並びですが、ベースの方が1オクターブ低い点が特徴です。このチューニングはポップスやロック、ジャズなど広範に用いられ、ベースラインを作る上で基礎となるため、チューニングを正確に把握しておくことが重要です。
Q8 : 一般的なフレットレスベースの利点として最も当てはまるのはどれか? 滑らかなグリッサンドや微分音表現が可能になる フレットによる音程補正で必ず正確に鳴る 弦のテンションが常に高くなる フレットレスの方がアンプでの出力が大きくなる
フレットレスベースの代表的な利点はフレットがないことによる滑らかなスライド(グリッサンド)や、半音以下の微妙な音程変化(微分音)を自由に表現できる点です。フレットがないためプレイヤー自身の左手の押さえで音程を決める必要があり、これが表現の自由度を高めます。ただしその反面、正確な音程を保つには熟練が必要で、フレットのある楽器に比べて慣れが要求されます。
Q9 : スラップ奏法を初めて体系的に大衆化したとされるベーシストは誰か? ジャコ・パストリアス ポール・マッカートニー ラリー・グラハム フリー(レッド・ホット・チリ・ペッパーズ)
スラップ奏法を一般に広めたのはラリー・グラハムです。彼は1960年代後半から1970年代のSly and the Family Stoneなどで親指で弦をはじき(スラップ)人差し指で弦を弾く(プル)奏法を確立しました。この奏法はファンクを中心に強いリズム感と打撃的なアタックを与え、以降多くのベーシストに影響を与え、ジャズやロック、ポップスにも広まりました。ジャコはフレットレスやハーモニクスの革新で有名ですが、スラップの普及者としてはラリー・グラハムがよく挙げられます。
Q10 : P(プレシジョン)ピックアップとJ(ジャズ)ピックアップの代表的な違いはどれか? Pはアクティブ、Jはパッシブという点 PはシングルコイルでJはハムバッカーである点 Pはブリッジ側専用、Jはネック側専用である点 Pはスプリットコイルで太い低域、Jはシングルコイルで明るい高域を得やすい点
P(プレシジョン)ピックアップとJ(ジャズ)ピックアップの違いは構造と音色に現れます。Pは一般にスプリットコイル(対向配置のコイルを組み合わせた構造)で、ノイズ低減と太い中低域が特徴です。一方Jは通常シングルコイルを2基使う形が多く、より明るく輪郭の立ったサウンドになりやすいです。どちらもパッシブ型、アクティブ型のバリエーションは存在しますが、設計上の音色傾向が大きな違いです。
まとめ
いかがでしたか? 今回はベースクイズをお送りしました。
皆さんは何問正解できましたか?
今回はベースクイズを出題しました。
ぜひ、ほかのクイズにも挑戦してみてください!
次回のクイズもお楽しみに。