ドラムプレイに関する様々な基本技術や知識を問うクイズを集めた記事をお届けします。ドラムのグリップ方法やチューニング、リズムの基礎、有名ドラマーについて、初心者から熟練者まで幅広く学べる内容となっています。音楽の幅広いジャンルに精通したドラマーを目指す方はもちろん、ドラミングに興味をお持ちの方にも役立つはずです。ドラムの奥深さを感じながら、ぜひ自身の演奏技術の向上につなげていただければと思います。
Q1 : ドラムの基礎的なルーディメンツ、パラディドル(paradiddle)の正しい構成はどれか? R R L L R L R L R L R L R L R L R R R L L L R R R L R R L R L L
パラディドルは代表的なスティックパターンで、標準的な構成は「R L R R L R L L」(右4つ、左4つの分割表記ではRLRR LRLL)です。これは単純な交互打ちに比べて左右のアクセントや手の分離を鍛えるのに優れており、フィルやフレーズ作り、手の独立性の向上に広く用いられます。パラディドルには他にもダブルパラディドルやトリプルパラディドルなどの派生形があり、手順の順序とアクセント位置を変えることで多彩なリズム表現が可能になります。練習ではメトロノームに合わせてゆっくりから正確に行うことが重要です。
Q2 : Zildjian(ジルジャン)、Paiste(ペイステ)、Sabian(サビアン)は主に何を製造しているブランドか? シンバル スティック スネアドラム ドラムヘッド
Zildjian、Paiste、Sabianは世界的に有名なシンバルメーカーであり、各ブランドとも多様な材質やサイズ、仕上げのシンバルを製造しています。ジルジャンは非常に歴史が長く、ジャズやロックを問わず幅広いシンバルラインナップで知られ、Paisteは明瞭でカラッとした高域が特徴のモデルが多く、Sabianは多彩なシリーズ展開でロックやメタル寄りの重厚なものから、繊細なジャズ向けのものまで揃えています。シンバルはドラムセット全体のサウンドキャラクターを大きく左右するため、ジャンルや音楽的要求に応じて選択されます。
Q3 : ペダル奏法での「ヒールアップ」と「ヒールダウン」の主な違いは何か? ヒールアップは踵を下げて、ヒールダウンは踵を上げる ヒールアップは踵を上げて体重移動で大きなアクセントを生む、ヒールダウンは踵を床に付け安定したコントロールと速さを出しやすい ヒールアップは左足専用、ヒールダウンは右足専用の技術 ヒールアップは電子ドラム用、ヒールダウンはアコースティック用
ヒールアップはペダルを踏む際に踵を上げ、主に足首の動きと体重移動で強いアタックや大きな音量を出す奏法です。ライブやパワーが必要な場面で有利ですが体力を要します。一方、ヒールダウンは踵を床につけたまま足首のスライドやローリングで操作する方法で、繊細なコントロールや高速連打の持久力に優れます。どちらが優れているかは状況次第で、ドラマーは楽曲や求められるサウンドに応じて使い分けたり、両方を組み合わせて多様なフットワークを実現します。各技術の基本を身につけることが演奏表現の幅を広げます。
Q4 : スネアドラムのヘッドを高めにチューニングすると音はどう変わるか? 音のピッチ(高さ)が上がる サスティン(音の伸び)が長くなる 音量が著しく下がる リムショットができなくなる
スネアヘッドを高めに張ると音のピッチは上がり、アタックがシャープになり反応が速くなります。ただし「サスティンが長くなる」と一概には言えず、ヘッドとシェル、ダンピングの有無によって変わります。高めのチューニングは一般に高音域で明瞭なスナップ感を得やすく、特にライブのミックスでスネアが前に出やすくなる利点があります。一方で過度に締めると音が薄くなることがあり、低音や太さを求める場合はやや緩めにしてヘッドの振動を活かすことが多いです。適切なチューニングは音楽ジャンル、楽曲の役割、使用するヘッドやダンパーの有無などを考慮して決める必要があります。
Q5 : スネアのスナッピー(ワイヤー)を強く締めると音はどう変わるか? スナッピーの音が弱くなり音量が落ちる スナッピーの接触が強くなり“スナップ”感やアタックが増す リムの音が強くなる シェルの共鳴しか聞こえなくなる
スナッピーを強く締めると、ワイヤーがヘッドにより強く接触するため、スナッピー特有の「スナップ」感や短いアタック成分が増大します。その結果、スネアの応答性が向上し、細かいタッチにも敏感になりますが、過度に締めるとサステインが短くなり、ビビリ音が目立つことや、ヘッドの振幅を抑えて音色が硬くなることがあります。逆に緩めるとワイヤーの接触が弱くなり、スナッピーによる歯切れのある音が減り、よりドラムらしい胴鳴りや長めのサスティンが得られるため、楽曲や好みに応じて適切なテンションに調整することが重要です。
Q6 : リムショットとは何を指す演奏技法か? スティックでリムを叩いてサイドスティック音を出す技法 リムとスネアのヘッドを同時に打ち、強いスナップ音を出す技法 スネアの上縁だけを軽く叩く技巧 スティックを割ってしまうほど強く打つこと
リムショット(rimshot)はスティックのチップでスネアヘッドを打ちながら同時にスティックのシャフト部分でリム(フープ)を叩くことで、強いアタックと高いスナップ音を得る演奏法です。ポピュラーな説明では「ヘッドとリムを同時に打つ」とされ、アクセントやフィルの際に使われることが多く、特に大きな一撃や“パンチのある”スナップが欲しい場面で有効です。叩き方やスティックの角度で音色が変わり、強弱やニュアンスの調整も可能です。正確な当て方を誤るとヘッドやスティックを痛める恐れがあるため、技術的習得が重要です。
Q7 : スウィングやシャッフルの8分音符の演奏は一般的にどのようなタイミングになるか? 均等に等間隔で演奏する 3連符の頭と中を結合した長短の「ゆらぎ」のある演奏になる 16分音符を二つに分けて演奏する テンポが周期的に変化する演奏になる
スウィングやシャッフルは8分音符を均等に演奏するのではなく、三連符(トリプレット)の1番目と2+3番目のような長短の比率で演奏するフィーリングです。具体的には「長-短」のリズムとなり、いわゆる“ゆらぎ”が生まれてスウィング感が出ます。シャッフルはこのトリプレット感が強調され、ジャズやブルース、ロックの一部で多用されます。演奏の具体的比率はジャンルや奏者によって異なり、時にほぼ等間隔に近いスウィングもあれば、より顕著な長短で弾むものもあります。ドラマーはハイハットやライドでこのスウィングフィールを保持し、バックビートをスネアでしっかりと支えることが多いです。
Q8 : 伝説的なドラマー、ジョン・ボーナム(John Bonham)はどのバンドのメンバーだったか? The Who Led Zeppelin Pink Floyd The Rolling Stones
ジョン・ボーナムはイギリスのロックバンド、Led Zeppelin(レッド・ツェッペリン)のドラマーとして知られ、強烈なグルーヴとパワフルなフィル、独特のタイム感でロック史に大きな影響を与えました。彼のドラムは『When the Levee Breaks』や『Kashmir』、『Moby Dick』のソロなどで顕著に聞くことができ、特に重厚なバスドラムとダイナミックなスネアの使い方、オーバーヘッドとルームマイクを活かした録音での独特のサウンドが高く評価されています。ボーナムのプレイスタイルは後続の多くのロックドラマーに影響を与え、彼の名前はロック・ドラミングの代名詞的存在となっています。
Q9 : ダブルバス(ダブルペダル)を使用する主な利点はどれか? 両足で同時に大音量を出すためのもの 左足だけで高速で連打を行うためのもの 両足を使って速い連打や複雑なリズムを実現できること ペダルの耐久性が増すため
ダブルペダルは一つのバスドラムに対して二つのフットペダルを使用する仕組みで、両足を使って連続した高速のバスドラムパターンや複雑なリズムを演奏できる点が最大の利点です。これにより、片足では難しい連打やシンクロしたフレーズを両足で分担して演奏でき、メタルやハードロックなどで求められる高速ダブルバスパターンを可能にします。演奏技術としては両足の独立性とコントロールが重要で、ヒールアップ/ヒールダウンの使い分けやペダルセットアップの最適化が求められます。
Q10 : スティックのグリップで、ロックやポップで最も一般的に使われるのはどれか? マッチドグリップ(両手同じ握り) トラディショナルグリップ(片手が違う握り) フレンチグリップ(親指重視) パームグリップ(手のひら重視)
マッチドグリップは両手を同じように握る方式で、近現代のロックやポップ、メタルなどのジャンルで最も広く使われています。理由としては左右対称で力が入れやすく、両手で同等の強さや速さを出しやすいこと、ドラムセットの普及とともに教育や練習法が統一されてきたことが挙げられます。対してトラディショナルグリップはスネアドラム由来でジャズや軍隊式で見られることが多く、細かなニュアンスに有利な反面、ロックのようなパワーと均等な左右の動作が求められる場面ではマッチドが好まれる傾向があります。プロのドラマーでもジャンルや奏法に応じて使い分けることがありますが、一般的なバンド系演奏ではマッチドグリップが標準とされています。