Q2 : 1959年のアルバム「The Shape of Jazz to Come」などで「フリージャズ」を切り開いたアルトサックス奏者は誰か?
アルトサックス奏者オーネット・コールマンは、1959年のアルバム「The Shape of Jazz to Come」などで、従来のコード進行や拍子にとらわれない自由な即興演奏を追求し、「フリージャズ」というジャンルを切り開いた中心人物である。1960年発表の作品「Free Jazz」はこのジャンルの名称の由来となり、ジャズの表現可能性を大きく広げたパイオニアとして評価されている。
Q5 : 愛称「デューク」で知られ、「Take the A Train」など数多くの名曲を作曲したピアニスト兼バンドリーダーは誰か?
「デューク」の愛称で知られるピアニスト兼作曲家・バンドリーダーのデューク・エリントンは、半世紀近くにわたり自身のビッグバンドを率い、「Take the A Train」など数多くの名曲を作曲した。クラシック音楽の要素を取り入れた高度な編曲技法でも知られ、ジャズを芸術音楽の地位に高めた功績から「アメリカ音楽の巨人」とも称される人物である。
エラ・フィッツジェラルドは、歌詞を意味のない音節に置き換えて即興的に歌う「スキャット唱法」の名手として知られ、澄んだ美しい声域と正確な音程から「ジャズの第一夫人(First Lady of Song)」と呼ばれた。ルイ・アームストロングとの共演作でも知られ、グラミー賞を13回受賞するなど、ジャズヴォーカル史上最も影響力のある歌手の一人とされる存在である。
Q8 : 1959年発表のアルバム「Kind of Blue」を中心となって制作したトランペット奏者は誰か?
「Kind of Blue」は、トランペット奏者マイルス・デイビスが中心となって制作したアルバムで、ジャズ史上最も売れた作品の一つとされる。複雑なコード進行に縛られず旋法(モード)を基盤に即興演奏を行う「モーダル・ジャズ」の手法を確立した点でも重要な一枚で、参加したジョン・コルトレーンやビル・エヴァンスらの演奏も高く評価されている。発表から現在まで幅広い世代のリスナーに支持され続けている。
Q9 : 自身の信仰心を音楽で表現した1964年のアルバム「A Love Supreme(至上の愛)」を制作したサックス奏者は誰か?
1964年に録音されたアルバム「A Love Supreme」は、テナーサックス奏者ジョン・コルトレーンが自身の信仰心や精神性を音楽で表現した代表作である。4部構成の組曲形式になっており、複雑な和声進行と激しい即興演奏が特徴。ジャズ史における最も重要かつ精神的な作品の一つとして高く評価され、後世の多くのミュージシャンに影響を与え続けている名盤である。
Q10 : 愛称「サッチモ」で知られ、スキャット唱法のパイオニアでもあるトランペット奏者は誰か?
「サッチモ」はルイ・アームストロングの愛称で、「satchel mouth(大きな口の袋)」が短縮されたものとされる。トランペット奏者としてだけでなく、独特のハスキーな歌声によるスキャット唱法のパイオニアとしても知られ、「What a Wonderful World」などのヒット曲を残した。初期ジャズをニューオーリンズから全米、さらに世界に広める上で中心的な役割を果たした人物である。
Q13 : ジャズ・スタンダード『All The Things You Are』の作曲者(作曲)は誰か?
『All The Things You Are』の作曲はジェローム・カーン(作詞はオスカー・ハマースタインII)によるもので、1939年のミュージカル『Very Warm for May』のために書かれました。和声進行や旋律の美しさからジャズ側で頻繁に取り上げられ、即興の素材としても豊かな曲とされています。ガーシュウィンやポーター、バーリンも名作を残した作曲家ですが、この曲の作曲者はジェローム・カーンです。
Q14 : ビッグバンドで『Take the A" Train』をレパートリーの中心にしていたのはどちらのリーダーか?"
『Take the A" Train』はビリー・ストレイホーンが作曲し、デューク・エリントン楽団のテーマ曲かつ代表曲として知られています。ストレイホーンはエリントンの長年の編曲者・共同作曲者であり、この曲はエリントン楽団の演奏で広く浸透しました。カウント・ベイシーやベニー・グッドマン、フレッチャー・ヘンダーソンも重要なビッグバンド・リーダーですが、この曲を中心に据えたのはデューク・エリントン楽団です。」
Q15 : ジョン・コルトレーンのアルバム『A Love Supreme』のリーダーは誰か?
『A Love Supreme』はジョン・コルトレーンがリーダーとして1964年に録音した組曲形式のアルバムで、コルトレーンの宗教的・精神的な探究を反映した代表作です。インパルス・レーベルから発表され、コルトレーンのサックス奏法と即興の深化を示す重要な録音と評価されています。マイルスは別の重要なリーダー、モンクはピアニスト兼作曲家、ソニー・ロリンズは別のテナリストであり、本作のリーダーはコルトレーンです。
Q17 : 1959年のアルバム『Kind of Blue』の録音メンバーに含まれていないのは誰か?
『Kind of Blue』(1959)はモード・ジャズの金字塔で、演奏メンバーはマイルス・デイヴィス(トランペット)、ジョン・コルトレーン(テナー)、キャノンボール・アダレイ(アルト)、ビル・エヴァンス(ピアノ、ただし『Freddie Freeloader』のみウィントン・ケリーが弾く)、ポール・チェンバース(ベース)、ジミー・コブ(ドラム)などです。レッド・ガーランドはマイルスの別時期のピアニストでしたが、このアルバムの録音メンバーには含まれていません。
『Kind of Blue』(1959年)はモード・ジャズを広く世に知らしめた画期的なアルバムです。従来の複雑なコード進行中心の即興ではなく、モード(旋法)を基盤にしたソロの構築を採用し、『So What』などの楽曲でその手法を示しました。『Birth of the Cool』はクールジャズの先駆け、『Time Out』はデイヴ・ブルーベックのリズム実験、'Sketches of Spain'はスペイン音楽の影響を受けた作品であり、モードの代表は『Kind of Blue』です。