ハイキングを楽しむ際は、自然環境への配慮と安全対策が欠かせません。本記事では、Leave No Traceの原則や高山病の初期症状、コンパスと地図の使い方、装備の基本、マナーなど、ハイキングを安全に楽しむための知識を10問のクイズで紹介します。初心者からベテランまで、ハイキングを通じて自然の魅力を感じられる内容となっています。ハイキングの醍醐味を存分に味わうため、クイズに挑戦して自身の知識を確認してみましょう。
Q1 : 雷が発生した場合、ハイキング中にとるべき安全な行動はどれか? 尾根や開けた高所に避難する 開けた場所でそのまま待機する 湖や金属物の近くに移動する 高所や孤立した木・金属から離れて低地に移動し、グループでは間隔を取り姿勢を低くする
雷発生時は尾根・山頂・開けた高地・孤立した高木や金属物は避けるべき場所です。安全対策としてはできるだけ低い場所に移動し、湖や水辺は避ける、金属製品や長い金属ポールから離れることが重要です。グループでは密集すると複数の人が被害を受けやすくなるため一定の間隔(数メートル)を保ち、姿勢を低くして地面に広く接する行動(完全に伏せることは推奨されない場合もある)をとります。状況によっては速やかな下山や避難が必要です。
Q2 : 等高線が地図上で非常に密集している場所は地形的にどのような特徴を示すか? 平地 河川敷 急斜面(傾斜が急) 山頂付近でしか見られない
等高線は等しい標高を結んだ線で、等高線の間隔が狭いほど短距離で高低差が大きい=傾斜が急であることを示します。逆に等高線が広く離れている場所は緩やかな斜面や平坦地です。等高線の形や間隔を読むことで尾根や谷、鞍部の位置も推定でき、安全なルート計画や危険箇所の把握に役立ちます。等高線が密集していること自体は必ずしも山頂だけに限られず、崖や切り立った斜面でも見られます。
Q3 : 靴ずれ(マメ)を防ぐための有効な対策として最も適切なのはどれか? 適切なフィットの靴、靴下の選択、足の予防処置(テーピング) 裸足で歩く サイズの小さい靴を履く 濡れた靴で長時間歩く
マメ予防の基本は靴と靴下の適切な選択です。靴は幅や長さが合っていること、つま先に余裕があることが重要で、靴下は速乾性・クッション性のあるものを選びます。足に摩擦が生じやすい部位にはテーピングやバンデージを貼る、インソールで足のズレを減らす、靴の慣らし履きを行う、濡れた靴や靴下は摩擦を増やすため速やかに乾かすか交換することが予防に有効です。裸足や小さい靴はマメを悪化させる原因になります。
Q4 : 山の沢などで水を補給するとき、一般的に推奨される処理方法はどれか? 何もせずそのまま飲む 浄水器フィルターか煮沸、または適切な浄化剤の使用 太陽光だけでそのまま消毒する アルコールを混ぜて消毒する
自然の流水には病原微生物や寄生虫が含まれていることがあり、生水をそのまま飲むと下痢や感染症の原因になります。安全な携行法としては、浄水フィルター(ウイルスを除去できるタイプや微粒子を除去するタイプ)、煮沸(少なくとも1分間、標高が高い場合は時間を延長)、または塩素や二酸化塩素系の浄化剤の使用が一般的に推奨されます。紫外線(UV)処理器も有効ですが電池や機器の管理が必要です。アルコールは飲料水の消毒法としては標準的ではありません。
Q5 : トレイルですれ違う際のエチケットで、一般的に優先されるのはどちらか? 下る人が譲る 上る人に優先権がある 速い方が優先 荷物が重い方が優先
登山道やトレイルでは一般的に「上る人に優先権がある」とされています。上りは勢いを止められると再発進に大きな労力が必要になるため、下る側が脇に寄る・立ち止まるなどして通し、上る側を優先するのがマナーです。特に狭い道や急斜面では両者の安全確保が重要なので、事前に声を掛け合い、互いに協力して通行することが望まれます。速さや荷物の重さで優先を決めないのが常識です。
Q6 : 低体温症(ハイポサーミア)の兆候として正しくないものはどれか? 震え(初期) 判断力の低下 皮膚が熱く乾く 言語障害や動作のぎこちなさ
低体温症では体温が低下することで震え(初期段階)、思考力や判断力の低下、言語が不明瞭になる、運動失調や動作がぎこちなくなるなどの症状が現れます。皮膚は冷たく湿っていることが多く、温かく乾いた皮膚はむしろ熱中症など体温が上がる状態で見られることがあるため、低体温症の兆候として「皮膚が熱く乾く」は誤りです。疑いがある場合は保温と温かい飲み物、濡れた衣類の交換、速やかな下山や救助を検討します。
Q7 : 高山病の初期症状に含まれるものはどれか? 腹部の腫れ 頭痛と吐き気 皮膚の硬化 目の充血
急速な高度上昇により起きる高山病(AMS: Acute Mountain Sickness)の代表的な初期症状は頭痛、吐き気、めまい、疲労感、食欲不振、睡眠障害などです。これらは脳や肺の酸素不足に起因するため、症状が出たら標高を上げない、安静にする、水分をしっかり補給する、重症化(意識障害や呼吸困難)が疑われる場合は速やかに降下することが重要です。腹部の腫れや皮膚の硬化、目の充血は典型的な初期症状ではありませんが、個人差があるため異変を感じたら慎重に対処する必要があります。
Q8 : コンパスと地図を用いる際、地図の真北とコンパスが示す磁北の差を表す用語は何か? 経度 等高線 偏差(磁気偏差) 地殻運動
地図上の真北(地理的北)とコンパスの示す磁北(磁石の北)には角度差があり、これを磁気偏差(デクライン、declination)と呼びます。地域ごとに偏差の値と方向(東偏・西偏)が異なり、その値は地図の余白や航海用資料で確認できます。正しい方位を取るには地図の方位と磁針方位の差を補正して読み替えることが必要で、補正を怠ると目的地を外れる原因になります。経度や等高線は別の概念で方向補正には使いません。
Q9 : 日帰りハイキングのバックパックに最低限含めるべきアイテムとして適切なのはどれか? 水・行動食・レインウェア・地図・救急セット 薪・コンロ・テント 車の鍵のみ 大型スピーカー
日帰りハイキングでも安全のために最低限の装備が必要です。水は行動中の脱水を防ぐため必須、行動食はエネルギー補給用、レインウェアは天候急変時の防水・保温、地図と方位確認道具は道迷い対策、救急セットは怪我やトラブルの応急処置に役立ちます。その他、日差し対策(帽子・日焼け止め)、ヘッドランプ、予備の防寒具、携帯電話や予備バッテリー、トイレ用品なども推奨されます。薪やテントは日帰りでは不要で荷重増加の原因になります。
Q10 : 踏み跡のない自然地でのハイキング時、Leave No Traceの原則で正しいものはどれか? 出たゴミは持ち帰る 可燃ゴミは埋める 生ゴミはその場に残す 燃やして処分する
Leave No Trace(LNT)は自然環境への影響を最小限にする原則で、出たゴミやパッキング資材、食べ残しは必ず持ち帰ることが基本です。埋める・燃やす・放置すると土壌や動植物に悪影響を与え、野生動物の行動を変えたり病気を広げる原因になります。特にプラスチックなどは分解されず長期的な汚染源になるため、出たゴミは自宅まで持ち帰り、適切に分別・処分することが推奨されます。またトイレの処理にもルールがあり、人間の排泄物は指定場所か適切に処理することが求められます(地域の規則に従う)。
まとめ
いかがでしたか? 今回はハイキングクイズをお送りしました。
皆さんは何問正解できましたか?
今回はハイキングクイズを出題しました。
ぜひ、ほかのクイズにも挑戦してみてください!
次回のクイズもお楽しみに。