バレエの歴史と表現を深く知ることのできる、10問のクイズが用意されています。この記事を通して、19世紀以降のバレエの代表的な作品や振付家、重要な用語などに関する理解を深めることができるでしょう。クラシックから現代に至るまで、バレエの魅力を様々な角度から探っていくことができる内容となっています。バレエファンはもちろん、これからバレエに興味を持つ人にも楽しめる一冊となっています。
Q1 : バレエ『ジゼル』の作曲者は次のうち誰か?
正解はアドルフ・アダン(Adolphe Adam)です。『ジゼル』は1841年にパリ・オペラ座で初演されたロマンティック・バレエで、作曲はフランスの作曲家アドルフ・アダンが担当しました。物語は農村の娘ジゼルの狂気と死、そしてウィリ(未亡人や恋路を阻む精のような存在)たちによる怨念と許しを描き、ロマンティック期の典型的テーマを備えています。アダンの音楽は叙情的で劇的な情緒を支える役割を果たしています。
Q2 : バレエ用語『アン・ドゥオール(en dehors)』はどの動きを意味するか?
正解は「脚を外側へ回旋させる(外方回り)」です。en dehorsはフランス語で「外へ」を意味し、バレエでは脚や回転の方向が外側(観客から見て外向き、すなわちターンアウトの方向)であることを指します。対義語はen dedans(内方)で、内方向の回転や内旋を表します。正しいターンアウトと軸の保持はポジションやテクニックの基礎であり、回転の方向指示は振付やエクササイズで常に重要になります。
Q3 : 『コール・ド・バレエ(corps de ballet)』とは何を指すか?
正解は「群舞として舞台上で一体となって踊るダンサー集団」です。コール・ド・バレエは主にソリストに対して舞台背景や群舞の動きを担う多数のダンサーで構成され、物語の設定や場面の雰囲気を作り出す役割を持ちます。ラインや隊形、同期性が求められ、視覚的に大きな効果を生むために重要です。コール・ド・バレエは古典作品において物語の世界観を支える存在であり、技術と表現の面で高い統一性が必要とされます。
Q4 : バレエ用語『プリエ(plié)』は体のどの動きを表すか?
正解は「膝を曲げる動き」です。プリエはバレエの基本動作で、膝を曲げて重心を下げる動きであり、デミ・プリエ(半分の深さ)とグラン・プリエ(深く膝を曲げる)の二種類があります。プリエはジャンプの準備や着地の衝撃吸収、ターンの安定性を高めるために不可欠で、正しい足の方向と股関節の外旋(ターンアウト)を保ちながら行うことが重要です。身体表現やライン形成の基本となるため、日常の練習で繰り返し行われます。
Q5 : クラシックなパ・ド・ドゥ(男女の二人舞)の一般的な構成で、最後に位置するパートはどれか?
正解はコーダ(coda)です。典型的なパ・ド・ドゥはエントレで幕開けし、次にアダージョで男女の協調を見せ、続いて各ソリストによるヴァリアシオン(女役、男役の個別の見せ場)があり、それらを受けて最後にテンポを上げたコーダで華やかに終わります。コーダでは速いステップや連続したジャンプ、回転が登場し、観客に印象付けるための技術的な見せ場となることが多いです。
Q6 : アメリカでのネオクラシックバレエの代表的振付家であり、ニューヨーク・シティ・バレエの共同創設者として知られるのは誰か?
正解はジョージ・バランシンです。バランシンはロシア出身で、アメリカで新古典主義(ネオクラシカル)バレエを確立し、1930年代以降ニューヨーク・シティ・バレエを共同創設して多くの作品を振付けました。彼のスタイルは音楽構造との緊密な結びつき、長いラインと速度の強調、古典的技法の抽象化を特徴とし、20世紀バレエに大きな影響を与えました。※選択肢にある他の人物も重要ですが、アメリカ・ネオクラシックの中心人物はバランシンです。
Q7 : イゴール・ストラヴィンスキー作曲の『春の祭典(Rite of Spring)』の初演(1913年)で振付を担当し、物議を醸したのは誰か?
正解はヴァツラフ・ニジンスキー(Vaslav Nijinsky)です。1913年のパリでの初演は、音楽と振付が従来の美的規範を破り、観客の大きな反応(騒動)を引き起こしました。ニジンスキーの振付は不協和音的で原始的なリズムを強調し、集団の力学や衝突を表現する斬新な身体表現を用いました。作曲はストラヴィンスキーで、ディアギレフのバレエ・リュスのプロダクションとして上演されました。
Q8 : 19世紀ロマンティック・バレエ期にポワント(トウシューズ)を用いた舞踊を舞台で普及させたとされるバレリーナは誰か?
正解はマリー・タリオーニ(Marie Taglioni)です。タリオーニは19世紀前半の代表的ロマンティック・バレリーナで、特に1832年のジャン=コラリ振付『ラ・シルフィード』などでポワントを用いた軽やかな舞踊を披露し、舞台上でのほとんど「浮遊する」ような踊り方を確立しました。彼女の技術と表現は当時の観客に強い印象を与え、トウシューズを使った表現がロマンティック・バレエの象徴となる一因となりました。
Q9 : 19世紀後半にバレエ音楽と振付で知られ、1890年にロシア・マリインスキー劇場で上演された『眠れる森の美女』の振付を担当したのは誰か?
正解はマリウス・プティパです。プティパはロシア帝立バレエ(後のマリインスキー・バレエ)で多くの古典バレエを振付け、『眠れる森の美女』はピョートル・イリイチ・チャイコフスキーの音楽に合わせて1890年に初演されました。プティパはクラシック・バレエの細かなパ・ド・ドゥやグラン・アダージョ、コール・ド・バレエ(群舞)の洗練された構成で知られ、作品の多くが今日の古典レパートリーの基礎を形成しています。作品は後の改訂や演出変更を経ていますが、振付と構成の大枠はプティパの影響が大きいと評価されています。
Q10 : バレエ『白鳥の湖』の作曲者は誰か?
正解はピョートル・イリイチ・チャイコフスキーです。チャイコフスキーは1875年から1876年にかけて『白鳥の湖』を作曲し、1877年に初演されました。当初の初演は成功とは言えませんでしたが、後にマリウス・プティパとレフ・イワーノフによる1895年の改訂振付で今日知られる形に近づき、世界的な古典バレエの代表作となりました。チャイコフスキーは『白鳥の湖』『眠れる森の美女』『くるみ割り人形』の三大バレエ作品で特に有名です。
まとめ
いかがでしたか? 今回はバレエクイズをお送りしました。
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今回はバレエクイズを出題しました。
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次回のクイズもお楽しみに。