ウエイトリフティングは、オリンピックの公式競技種目として知られていますが、その競技方式や動作、ルールには専門的な知識が必要です。本クイズでは、スナッチ、クリーン&ジャーク、グリップ、ジャークの動作、競技の流れなど、ウエイトリフティングの基本的な知識を問います。オリンピックの注目種目であるウエイトリフティングの魅力と奥深さを、この10問のクイズを通して探ることができるでしょう。
Q1 : 同じ選手が直前の試技に続けて連続して試技を行う場合、スタートまでに許される制限時間は通常何秒か?
通常の試技順では挙上開始までに審判からのコール後60秒(1分)が与えられます。しかし、同じ選手が連続して試技を行う場合(自身の前回の試技に続けて同種目で次の試技を行うとき)は、通常2分(120秒)が許容されます。この追加時間は準備と重量変更のために設けられています。
Q2 : フックグリップを用いる主な利点は何か?
フックグリップは親指をバーに巻き付け、他の指で親指を押さえる握り方で、バーの保持力が増すのが主な利点です。特に高重量を扱うスナッチやクリーンでバーが手から抜けにくくなり、トップポジションでの安定性が向上します。可動域や速度、腰の負担には個人差があり、必ずしも直接改善するとは限りません。
Q3 : クリーン&ジャークにおけるラックポジションとはバーが身体のどの位置にあることを指すか?
クリーンの終局ポジションであるラックポジション(フロントラック)は、バーが肩の前、鎖骨付近(主に肩の筋肉と手で支える位置)に位置している状態を指します。この位置からジャークに移行して頭上に持ち上げます。腹部や太もも、頭上は別のフェーズや動作を示す位置であり、フロントラックがクリーン固有の保持位置です。
Q4 : クリーンの主要な目的は何か?
クリーンは床からバーベルを引き上げ、胸前のラックポジション(肩の前でバーを受ける位置)に一旦保持する動作を指します。この位置からジャークでバーを頭上に持ち上げるため、クリーンは上半身と下半身の出力、タイミング、テクニックを組み合わせて行うことが求められます。頭上まで一気に上げるのはクリーン単独の目的ではなく、ジャークと合わせて完成します。
Q5 : スナッチでリフターが最終的に安定して保持するポジションは何か?
スナッチはバーベルを一挙に頭上へ持ち上げ、頭上で安定した姿勢(通常は深くしゃがむオーバーヘッドスクワット姿勢)で捕ることが求められます。リフターは頭上でバーベルを安定させ、完全に膝と膝下が伸びきり、コントロールされた状態で立ち上がることで有効なリフトと判定されます。フロントスクワットはクリーンで見られるポジションです。
Q6 : 大会において一人の選手が最大で行える総試技回数はいくつか?
国際大会において、選手はスナッチで3回、クリーン&ジャークでも3回の試技が与えられるため、合計で6回の試技を行うことができます。各試技は戦略的に重量を選び、失敗や成功に応じて次の試技の重量を申告します。これにより選手は両種目での最高挙上の合計で競技順位が決定されます。
Q7 : 審判の判定で有効と認められるためには、3人の審判のうち何人が合図(白灯)を出す必要があるか?
IWFの競技では3人の審判が各試技を判定し、有効(ホワイトライト)か無効(レッドライト)を示します。有効と判定されるためには3名のうち多数の合図、つまり2名以上が白灯を出す必要があります。逆に白灯が2つ未満(つまり1つまたは0)だと無効となるため、2人の支持が合格ラインです。
Q8 : オリンピックウエイトリフティングの公式競技種目はどれとどれか?
オリンピック(IWF公認)のウエイトリフティング競技は「スナッチ」と「クリーン&ジャーク」の二種目で構成されます。ベンチプレスやスクワット、デッドリフトはパワーリフティングや一般的なウエイトトレーニングで重要ですが、国際大会の公式種目としては採用されていません。各選手は両種目での最高挙上を合計して順位が決まります。
Q9 : スナッチで競技者がよく使う握り(グリップ)の名称は?
競技スナッチではバーベルをしっかり保持するために親指をバーに巻き付けて握るフックグリップ(親指を指で押さえる形)が広く用いられます。これにより保持力が増してバーベルが滑りにくくなり、トップポジションで安定を得やすくなります。サムレスやリバースは状況や好みによりますが、国際競技ではフックグリップが最も一般的です。
Q10 : ジャークで最も一般的に用いられる足の動きは?
ジャークのスタイルには複数ありますが、歴史的・実戦的に最も多く用いられているのはスプリットジャークです。スプリットジャークは前後に足を大きく開いて着地することで高い位置にバーを固定しやすく、安定性と挙上重量の面で有利とされます。スクワットジャークやプレスジャークは柔軟性や戦術に応じて使い分けられます。
まとめ
いかがでしたか? 今回はウエイトリフティングクイズをお送りしました。
皆さんは何問正解できましたか?
今回はウエイトリフティングクイズを出題しました。
ぜひ、ほかのクイズにも挑戦してみてください!
次回のクイズもお楽しみに。