コロンビアの多様な自然と歴史的・文化的資産を紹介する本クイズでは、同国の首都の標高、通貨、国花、独立記念日、ノーベル文学賞作家、生物多様性ランキング、主要輸出品、国鳥、世界遺産の港湾都市、政府とFARC反政府組織との和平プロセスなど、コロンビアについての幅広い知識を問います。コロンビアの魅力的な側面を様々な切り口から探ることができる内容となっています。
Q1 : ノーベル文学賞を受賞したコロンビアの作家は誰か?
ガブリエル・ガルシア=マルケスはコロンビア出身の小説家で、魔術的リアリズムを代表する作品群を残し、1982年にノーベル文学賞を受賞しました。代表作『百年の孤独』は世界的に評価され、ラテンアメリカ文学の重要な位置を確立しました。彼の作品は政治・歴史・社会的背景と個人の物語を重層的に描く点が特徴です。彼の受賞はコロンビア文学の国際的認知を高めました。
Q2 : コロンビアは生物多様性の面で世界的にどの順位に位置づけられていることが多いか?
コロンビアは種の数や生態系の多様性において世界でトップクラスに位置しており、多くの指標でブラジルに次ぐ「世界第2位」と評価されることが一般的です。アンデス、アマゾン、カリブ海沿岸、熱帯雨林、太平洋沿岸など多様な生態系を有し、植物・鳥類・両生類・昆虫などの種数が極めて多い点が特徴です。地形や気候の多様性が生物多様性を支えています。
Q3 : コロンビアの主要な輸出品で、特に「エスプレッソ」や「スペシャルティ」として知られる農産物は次のうちどれか?
コロンビアは世界有数のコーヒー生産国で、特に中米やアンデス山麓の高地で栽培されるアラビカ種の高品質コーヒーが知られています。カルダス、キンディオ、リサラルダなどの「エジェ・カフェテロ(コーヒー回廊)」地域やナリーニョ、アンティオキアといった地域で栽培され、輸出の重要な柱となっています。地形と気候が風味豊かなコーヒー生産を可能にしています。
Q4 : コロンビアの国鳥とされているのは次のうちどれか?
コロンビアの国鳥は「アンデスコンドル(Andean condor)」です。これはアンデス山脈に生息する大型の猛禽で、南アメリカの象徴的な鳥でもあります。翼幅が大きく、山岳地帯を悠々と舞う姿が国の象徴性を高め、文化や民俗にも登場します。生息地の破壊や人間活動により個体数が脅かされている地域もあり、保護活動が行われています。
Q5 : カリブ海沿岸にあるコロンビアの主要な歴史的港湾都市で、旧市街が世界遺産にも登録されているのはどれか?
カルタヘナはカリブ海沿岸に位置する歴史ある港湾都市で、スペイン植民地時代の要塞や旧市街が良好に残っています。旧市街と要塞群はユネスコの世界遺産に登録されており、石造りの城壁や植民地時代の建築、狭い路地が観光資源となっています。海上貿易の拠点として歴史的にも重要で、文化・建築・歴史の面で高い評価を受けています。
Q6 : 政府とFARC(革命武装勢力)との間で合意が成立し、和平プロセスの重要な合意が署名されたのは何年か?
政府とFARCとの和平合意は2016年にキューバのハバナで最終合意に至り、同年11月に最終合意文書が署名されました。この合意は長年にわたる内戦の終結を目指す重要な転換点であり、その後の国内での批准プロセスや地域ごとの実施計画、元戦闘員の社会復帰プログラムなど多くの課題が残りましたが、和平への大きな一歩となりました。
Q7 : コロンビアの首都ボゴタの標高はおよそどれか?
ボゴタはアンデス山脈の高地に位置する都市で、標高は約2,640メートル(約2.6キロメートル)です。これは世界の首都の中でも高地に属し、気候や都市生活に影響を与えています。高地であるため日中と夜間の気温差が生じやすく、酸素濃度も低めで高山病に弱い人は注意が必要です。標高により農業や建築、交通などにも特徴が見られます。
Q8 : コロンビアの通貨は次のうちどれか?
コロンビアの通貨単位は「コロンビア・ペソ(Peso、記号:COP)」です。公式に流通しているのはペソであり、日常の取引や価格表示はペソで行われます。歴史的にはスペイン植民地時代から広く用いられる通貨単位名ですが、現在の貨幣は独自に発行されている現行のコロンビア・ペソです。旅行時や経済指標の把握にはペソの為替レートが重要になります。
Q9 : コロンビアの国花として公式に認められているのは次のうちどれか?
コロンビアの国花は「カトレヤ・トリアナエ(Cattleya trianae)」というランの一種です。19世紀の植物学者リフトン=トリアナにちなむ名前で、色鮮やかな大輪の花が特徴です。コロンビアはランの多様性が豊かで、カトレヤはその象徴として扱われています。多様な気候帯と標高差がランの多様性を支えており、観光や文化面でも重要な位置を占めています。
Q10 : コロンビアの独立記念日はいつか?
コロンビアの独立記念日は7月20日で、これは1810年にスペインからの自治を求める動きが首都ボゴタで起こった日を記念しています。独立運動はその後数年間続き、最終的な独立達成には諸地域での戦いや連合が関わりましたが、7月20日は国民的な象徴日として毎年祝われ、パレードや式典、歴史教育などを通じて独立の重要性が再確認されます。
まとめ
いかがでしたか? 今回はコロンビアクイズをお送りしました。
皆さんは何問正解できましたか?
今回はコロンビアクイズを出題しました。
ぜひ、ほかのクイズにも挑戦してみてください!
次回のクイズもお楽しみに。