スロベニアは、ユーゴスラビアからの独立を経て EU 加盟を果たした小国です。その首都リュブリャナには、中世の歴史を持つ旧市街や、近代建築家ヨジェ・プレチニクによる特徴的な景観が残されています。トリグラヴ山を始めとする美しい自然も大きな魅力です。本クイズでは、スロベニアの地理、歴史、言語、経済など、多岐にわたる知識を問います。この小国の姿を多角的に捉えることができるはずです。
Q1 : スロベニアを流れる主要な河川で、リュブリャナを通るものはどれですか? ドラヴァ(Drava) サヴァ(Sava) モラヴァ(Morava) ソチャ(Soča)
サヴァ川はスロベニアを流れる主要河川の一つで、リュブリャナ市域を貫く河川として知られています。サヴァはさらに下流でドナウ川の重要な支流となり、歴史的にも交通や交易の面で重要な役割を果たしてきました。スロベニア国内では複数の支流と合流しながら流れ、域内の生態系や水資源管理においても中心的存在です。
Q2 : 観光名所で、島に教会があり城が見下ろすことで知られる湖はどれですか? ボーヒニ湖(Lake Bohinj) プトロイナ湖(架空) ブレッド湖(Lake Bled) ペリストル湖(Perištol)
ブレッド湖はスロベニアを代表する観光地で、湖の中央に小さな島がありそこに教会(聖マリア教会)が建っています。湖畔の高台にはブレッド城があり、湖と城、島の組み合わせが絵のような風景を作り出します。ボートで島に渡って教会を訪れる観光が定番で、温泉やアウトドア活動も楽しめるため国内外から多くの観光客が訪れます。
Q3 : スロベニアが欧州連合(EU)に加盟したのは何年ですか? 1992年 1998年 2007年 2004年
スロベニアは2004年5月1日に欧州連合(EU)に加盟しました。同年は東中欧諸国の大規模なEU拡大が行われた年であり、スロベニアの加盟は地域の政治・経済統合を進める重要な一歩となりました。EU加盟後、スロベニアは共通市場への参加や政治的協力を通じて国際的な関与を強め、その後2007年にはユーロの導入も行われています。
Q4 : スロベニアのカルスト地帯にある洞窟で、1986年に世界遺産に登録されたものはどれですか? シュコツィアン洞窟(Škocjan Caves) ポストイナ洞窟(Postojna Cave) ヴルニャチャ洞窟(架空) チェスコ洞窟(架空)
シュコツィアン洞窟はスロベニア南西部のカルスト地帯にある石灰岩の大規模な洞窟システムで、1986年にユネスコの世界遺産に登録されました。内部には壮大な地下渓谷や洞窟河川が発達しており、地質学的・景観的価値が高く評価されています。観光地としてのポストイナ洞窟と混同されることがありますが、ポストイナは世界的に有名な観光洞窟である一方、シュコツィアンは特に保護価値の高い自然遺産として登録されています。
Q5 : リュブリャナの都市設計に大きな影響を与え、その作品群が世界遺産に登録されたスロベニアの建築家は誰ですか? イヴァン・ヴァルハル(架空) ヨジェ・プレチニク(Jože Plečnik) アルベルト・コヴァーチ(架空) ミハ・ノヴァク(架空)
ヨジェ・プレチニクは20世紀を代表するスロベニア出身の建築家で、リュブリャナの都市景観に多大な影響を与えました。彼の手がけた橋、公園、公共建築などは市の印象を形作り、2021年には「リュブリャナにおけるヨジェ・プレチニクの作品群」としてユネスコの世界遺産に登録されました。プレチニクはウィーンやプラハでも活動し、人間中心の都市デザインを重視したことで知られています。
Q6 : スロベニアの首都はどこですか? リュブリャナ(Ljubljana) マリボル(Maribor) コペル(Koper) チェリエ(Celje)
リュブリャナはスロベニアの首都であり政治・文化の中心都市です。中世以来の歴史を持ち、特に20世紀初頭から中頃にかけて建築家ヨジェ・プレチニクが都市改造を行ったことで知られます。市内にはリュブリャナ城や旧市街、リュブリャニツァ川沿いの散策路があり、多くの大学や文化施設が集中している点も特徴です。近年はヨジェ・プレチニクの都市計画に関する遺産が世界遺産に登録されるなど、国際的にも注目されています。
Q7 : スロベニアがユーゴスラビアから独立を宣言した年はいつですか? 1989年 1991年 1993年 2004年
スロベニアは1991年6月25日にユーゴスラビアからの独立を宣言しました。この宣言に続いて短期間の武力衝突(いわゆる十日戦争)が発生しましたが、その後比較的短期間で情勢が落ち着き、国際的にも独立が承認されていきました。独立はスロベニアの現代史における重要な転換点であり、その後の政治・経済の方向性や国際関係の構築に大きな影響を与えました。
Q8 : スロベニアの公用語はどれですか? クロアチア語(Croatian) ハンガリー語(Hungarian) スロベニア語(Slovene) イタリア語(Italian)
スロベニアの公用語はスロベニア語(スロベニッシュ)です。これは南スラブ語群に属する言語で、国内で最も広く使われています。ただし、スロベニアにはイタリア語とハンガリー語を伝統的に話す少数民族が存在し、該当地域の一部自治体ではこれらの言語も公用語として認められている点が特徴です。言語政策は地域の歴史や少数民族の権利を反映しています。
Q9 : スロベニアで現在使用されている通貨は何ですか? スロベニア・トラー(旧通貨) クローナ(Krona) フラーリン(Forint) ユーロ(Euro)
スロベニアは2007年1月1日にユーロを正式に導入し、以降ユーロが流通通貨となっています。それ以前は独立後に導入されたスロベニア・トラー(tolár)が使用されていましたが、欧州連合(EU)と欧州経済・通貨同盟(EMU)への参加プロセスに伴いユーロが採用されました。ユーロ導入は価格表示や国際取引の面での利便性向上に寄与しました。
Q10 : スロベニアの最高峰はどれですか? トリグラヴ(Triglav) モン・ブルー? スニェル(Sneyer) フリュシュカ・ゴーラ(Fruška gora)
トリグラヴはスロベニアの最高峰で、標高約2864メートルのアルプスの山です。国家的な象徴ともなっており、国旗や紋章にその山容が描かれることもあります。トリグラヴはトリグラヴ国立公園の中心に位置し、登山や自然観察の人気スポットです。山としての重要性に加え、文化的・歴史的な意味合いも強く、スロベニア人のアイデンティティと深く結びついています。
まとめ
いかがでしたか? 今回はスロベニアクイズをお送りしました。
皆さんは何問正解できましたか?
今回はスロベニアクイズを出題しました。
ぜひ、ほかのクイズにも挑戦してみてください!
次回のクイズもお楽しみに。