ネパールの多様な文化と自然が集約された魅力的な国。首都カトマンズやエベレスト、シャクナゲの国花など、ネパールには世界に誇る歴史的・地理的遺産が数多く残されています。本クイズでは、ネパールの首都、最高峰、通貨、言語、地方行政、歴史など、同国の基本情報から特徴的な文化要素まで、さまざまな側面に迫ります。ネパールの魅力を知る上で重要な知識が凝縮された10問をお楽しみください。
Q1 : ネパールが国際連合に加盟した年はいつか?
ネパールは国際社会との関係を徐々に拡大し、第二次世界大戦後の国際秩序の再編の中で1955年に国際連合(United Nations)に加盟しました。加盟は外交関係の拡大と国際協力への参加を促し、以降ネパールは国連の平和維持活動への人員派遣や国際開発協力に関わるなど、多国間場裡で存在感を示しています。
Q2 : ネパールの国鳥とされ、鮮やかな羽色を持つことで知られる鳥は何か?
ネパールの国鳥はヒマラヤン・モナル(英名:Himalayan Monal、現地名ダンフェ)で、雄は鮮やかな虹色の羽を持つキジ科の鳥です。標高の高い針葉樹帯や亜高山帯の森林に生息し、ネパール文化では美しさの象徴とされます。また保護種としても注目され、地域の生態系や観光資源としての価値も高い鳥です。}
Q3 : 世界で唯一、国旗が非長方形で二つの三角形を組み合わせた形をしている国はどこか?
ネパールの国旗は特徴的な二つの三角形を上下に重ねた形で、世界の主権国家の国旗の中で唯一、四辺形ではないデザインです。朱色(クリムソン)が基調で周囲を深青で縁取りし、上部に月、下部に太陽の図案が描かれています。月と太陽は古来の王朝や永続性を象徴し、デザインはヒマラヤの山並みや文化的象徴を表すとも解釈されます。
Q4 : ネパールの通貨単位は何か?
ネパールの通貨単位はネパール・ルピー(Nepalese Rupee, 略称NPR)で、紙幣と硬貨が流通しています。発行はネパール中央銀行(Nepal Rastra Bank)が行っており、かつてはパイサ(paisa)という小単位も存在しましたが、現在は実務上ルピー単位での取引が中心です。国外送金や観光業の影響を受けつつ国内経済で広く用いられる法定通貨です。
Q5 : ネパールの公用語(憲法で定められた主要な言語)はどれか?
ネパールの国語・公用語と位置づけられているのはネパール語(ネパーリー)であり、インド・アーリア諸語に属します。ネパール憲法は複数の言語を尊重しつつ、ネパール語が連邦政府の主要な業務言語として用いられていることを明記しています。デーヴァナーガリー文字で表記され、多民族・多言語国家のなかで共通語としての役割を担っています。
Q6 : ネパールが2015年制定の新憲法で採用した地方行政区画の数、すなわち州(プロヴィンス)の数はいくつか?
2015年に成立したネパールの新憲法は、従来のゾーン制や開発地域を改めて連邦制を採用し、国内を複数の州(プロヴィンス)に分割しました。その結果、ネパールは7つの州に再編され、州番号で呼ばれる期間もありましたが、その後一部は固有名を採用しています。この再編は地方分権や自治の強化、民族・地域間の政治的調整を目的としています。
Q7 : ネパールが王制を廃止して共和制(連邦民主共和国)を宣言したのは西暦何年か?
ネパールは2006年の大規模な民主化運動(ジャナ・アンドル=人民運動)や長年の内戦などを経て、2008年5月に国民議会(制憲議会)が王制の廃止と共和制への移行を宣言し、事実上の王政が終わりました。最後の国王はギャネンドラであり、以後ネパールは連邦民主共和国として新しい政治体制の下で憲法制定や改革過程を進めています。
Q8 : ネパールの首都はどこか?
ネパールの首都はカトマンズ(Kathmandu)で、カトマンズ盆地に位置する同国最大の都市かつ政治・経済・文化の中心地です。歴史的には王宮や多数の寺院・仏塔が集中し、カトマンズ谷はユネスコの世界遺産にも登録されています。行政機関や外国大使館、多くの大学や文化施設が集中しており、国内外からの観光や交易の拠点として長く重要な役割を果たしてきました。
Q9 : 世界で最も高い山、エベレスト(サガルマータ)の公式な標高として、ネパールと中国が合意した数値はどれか(2020年に合意)?
エベレスト(ネパール語でサガルマータ、チベット語でチョモランマ)は世界最高峰で、ネパールと中国(中華人民共和国)は2020年に共同で公式標高を8848.86メートルと発表・承認しました。他の高峰ではK2が約8611m、カンチェンジュンガが約8586m、ローツェが約8516mとされ、これらはいずれもヒマラヤ・カルパティア地域に位置する著名な山々です。
Q10 : ネパールの国花は何か?
ネパールの国花はシャクナゲ(ネパール語でラリ・グランス)です。ヒマラヤ地域を含む高地に多く自生し、春に鮮やかな花を咲かせることで知られ、ネパールの自然や風景の象徴とされています。シャクナゲは地域ごとに種や色が多様で、文化的にも親しまれており、地方の行事や詩歌などにも登場します。国を象徴する植物として、自然保護や生物多様性の象徴的意味も持ちます。
まとめ
いかがでしたか? 今回はネパールクイズをお送りしました。
皆さんは何問正解できましたか?
今回はネパールクイズを出題しました。
ぜひ、ほかのクイズにも挑戦してみてください!
次回のクイズもお楽しみに。