インドの文化と歴史を探る10の問題!インド独立の背景から首都、言語、食文化まで、さまざまな側面でインドの魅力を探っていきます。ニューデリーから大自然のカンチェンジュンガまで、インドの多様性に迫ります。クイズを通して、インド固有の魅力と課題を発見していきましょう。インドの魅力に触れ、さらに興味を持っていただければ幸いです。
Q1 : インド領内で最も高い山はどれか? ナンダ・デヴィ(Nanda Devi) エベレスト(Mount Everest) K2(ケーツー) カンチェンジュンガ(Kanchenjunga)
インド領内で最も高い山はカンチェンジュンガ(Kanchenjunga)で、標高は約8,586メートルです。カンチェンジュンガはインドのシッキム州とネパールの国境に位置する山で、長年にわたり地域の信仰や文化とも深く結びついてきました。エベレストやK2は世界でより高い山ですが、それらはインド領内にはありません。ナンダ・デヴィもインド国内では高峰の一つですが、標高や位置関係からカンチェンジュンガがインド側で最高峰とされています。
Q2 : ガンジス川(ガンガ)は最終的にどの海域に注ぐか? アラビア海(Arabian Sea) ベンガル湾(Bay of Bengal) インド洋(Indian Ocean) ラカディーブ海(Laccadive Sea)
ガンジス川(ガンガ)はインド北部を流れ、バングラデシュを経て最終的にベンガル湾(Bay of Bengal)に注ぎます。ガンガはヒマラヤ山脈の高地が源流で、複数の主要な支流(例:ヤムナ川、ガンダク川など)を合わせ大きなデルタを形成し、そのデルタは世界でも有数の人口密度が高い地域の一つです。河川は農業や宗教儀礼、生活用水として不可欠である一方で、流域の環境問題や洪水対策も重要な課題となっています。
Q3 : インドで人口が最も多い都市圏(都市連合)はどれか? ムンバイ都市圏(Mumbai) コルカタ都市圏(Kolkata) デリー首都圏(Delhi / NCR) ベンガルール都市圏(Bengaluru)
インドで人口が最も多い都市圏はデリー首都圏(Delhi NCR: National Capital Region)です。デリーNCRはニュー・デリーを含む広域都市圏で、隣接するハリヤーナー州やウッタル・プラデーシュ州の一部も含まれるため、人口規模は数千万に達するとされ、インド最大の都市圏となっています。経済、行政、教育、交通の中心であり、多様な産業と移住者を抱える一大都市圏として発展しています。
Q4 : 『インドの建国の父』と称され、独立後の初代首相を務めた人物は誰か? ジャワハルラール・ネルー(Jawaharlal Nehru) マハトマ・ガンディー(Mahatma Gandhi) インディラ・ガンディー(Indira Gandhi) B.R.アンベードカル(B.R. Ambedkar)
ジャワハルラール・ネルー(Jawaharlal Nehru)は独立後のインドで初代首相を務め、長年にわたり国家の建設と方針決定に中心的役割を果たしました。ネルーは独立運動期における指導者であり、インド国民会議派の代表格として、独立後は世俗主義、社会主義的経済政策、非同盟外交を基本方針とする国家形成に尽力しました。しばしば『インドの建国の父』と呼ばれ、教育や科学振興にも力を注いだことで知られます。
Q5 : タージ・マハルが所在する都市はどれか? ジャイプール(Jaipur) アーグラ(Agra) ヴァラナシ(Varanasi) ラクナウ(Lucknow)
タージ・マハルはインド北部ウッタル・プラデーシュ州のアーグラ(Agra)に所在するムガル帝国時代の白大理石の霊廟です。皇帝シャー・ジャハーンが最愛の妃ムムターズ・マハルの追憶として1632年に着工し、約20年余りをかけて完成しました。優れたイスラム建築とペルシャ様式の融合により世界的に有名で、ユネスコの世界遺産にも登録されています。毎年多くの観光客が訪れるインドを代表する観光名所の一つです。
Q6 : インドの首都はどれか? ムンバイ(ボンベイ) コルカタ(カルカッタ) ニューデリー バンガロール(ベンガルール)
ニューデリーはインドの首都で、行政の中心地として機能します。歴史的には首都はかつてコルカタ(カルカッタ)でしたが、1911年に首都移転が決定され、20世紀初頭に計画都市として建設されたニュー・デリーが公式の首都となりました。設計は建築家エドウィン・ラッチェンスらが担当し、1931年に公式に開設されました。今日でも中央政府の主要機関や大使館が集中しており、国の政治・行政の中心である点から首都とされています。
Q7 : インドで面積が最も大きい州はどれか? ラージャスターン州 ウッタル・プラデーシュ州 マハーラーシュトラ州 マディヤ・プラデーシュ州
ラージャスターン州はインドで最大の面積を持つ州であり、約34万平方キロメートル規模の広大な領域を有します。北西部に位置し、西はパキスタンと国境を接し、国内では砂漠地帯であるタール砂漠が広がっています。気候は乾燥しており、歴史的にはマールワーやラージプートの王国が栄えた地域でもあります。広大な面積と多様な地理的特徴、文化遺産を有することからインドの地理的・歴史的に重要な州の一つです。
Q8 : インドの通貨はどれか? 米ドル(USD) ユーロ(EUR) イギリスポンド(GBP) インド・ルピー(INR)
インドの法定通貨はインド・ルピー(Indian Rupee、通貨コード: INR)で、通貨記号は「₹」として知られています。ルピーという名称はサンスクリット語の「ルピヤカ(rūpyakam)」に由来するとされ、長い歴史を持ちます。現代のインド・ルピーはインド準備銀行(Reserve Bank of India、RBI)が発行・管理しており、インドの国内取引や国際取引における基軸通貨として機能します。1957年にはルピーの小数化(1ルピー=100パイサ)が行われました。
Q9 : インドが現在の形で独立した年はいつか? 1945年 1947年 1950年 1930年
インドは1947年にイギリスから独立を達成しました。具体的には1947年8月15日にイギリスからの自治が移行され、インディアン・インディペンデンス・アクト(Indian Independence Act)によりインドとパキスタンが二つの独立国として成立しました。この独立は長年の独立運動や非暴力抵抗運動(マハトマ・ガンディーらの指導)が背景にあり、独立後にはジャワハルラール・ネルーが初代首相に就任しました。なお1950年にはインド共和国として憲法が施行されました。
Q10 : インドの国鳥はどれか? インドクジャク(孔雀) ベンガルトラ(ベンガル虎) ハジロ(スズメ) グレート・インディアン・バスタード(巨大鳥類)
インドの国鳥はインドクジャク(Indian Peafowl、学名 Pavo cristatus)で、鮮やかな羽色と扇状の尾羽で知られる孔雀です。孔雀は古代から宗教や文化の象徴としてインド各地で崇められてきました。特にヒンドゥー教や仏教の美術・神話・儀礼に繰り返し登場し、国の文化的アイデンティティの一部となっています。視覚的にも目立つ存在であり、1960年代以降、自然保護や文化的理由などから公式に国鳥と認識されています。
まとめ
いかがでしたか? 今回はインドクイズをお送りしました。
皆さんは何問正解できましたか?
今回はインドクイズを出題しました。
ぜひ、ほかのクイズにも挑戦してみてください!
次回のクイズもお楽しみに。