ピザクイズに挑戦!ナポリ伝統のマルゲリータから、シカゴ風ディープディッシュ、さらに最新のカリフォルニアスタイルまで、世界中で広がるピザの知識と歴史を問う10問です。ピザはイタリアの代表的な料理ですが、実はその起源や製法、文化的背景には多くの興味深い事実が隠れています。この機会に、あなたのピザに関する常識を試してみてはいかがでしょうか。
Q1 : 「ピッツァ・フリッタ(pizza fritta)」とはどのようなピザを指すか?
ピッツァ・フリッタはナポリなどで見られる揚げピザの一形態で、生地を薄く伸ばして具を包んで油で揚げるか、平らな生地をそのまま揚げるものもある。ストリートフードとして手軽に提供されることが多く、外はカリッと中は柔らかい食感、チーズやトマト、リコッタ等を具材に使うのが一般的である。
Q2 : 伝統的なピッツァ・マリナーラ(Marinara)に通常入っていない材料はどれか?
ピッツァ・マリナーラはナポリ発祥のシンプルなピザで、トマト、ニンニク、オレガノ、オリーブオイルを基本とし、チーズを使わないのが伝統である。名前は漁師(marinai)に由来するとされ、保存が効く材料で作られていたことが背景にある。したがってモッツァレラなどのチーズは通常のマリナーラには加えられない。
Q3 : 「カリフォルニアスタイル」のピザで特徴的なのは次のうちどれか?
カリフォルニアスタイルのピザは1980年代にカリフォルニアのシェフたちが創造した流派で、薄めのクラストに地元産や斬新な食材、例えばバーベキューチキンやアルファルファ、異色のチーズなどを組み合わせることで知られる。伝統に縛られない自由なトッピングと視覚的なプレゼンテーションが特徴で、ピザの革新的なアプローチとして広まった。
Q4 : ピザの用語で「コルニチョーネ(cornicione)」は何を指すか?
コルニチョーネとはピザの外周、いわゆる縁やクラストのふくらみを指すイタリア語である。特にナポリピッツァでは高温で短時間に焼くことで外側が香ばしく膨らみ、中に大きな気泡ができる理想的なコルニチョーネが評価される。食感や風味だけでなく、見た目の美しさも重要視される部分である。
Q5 : ピザ・マルゲリータがその名で呼ばれるようになった由来は次のうちどれか?
ピザ・マルゲリータは1889年にナポリのピッツァイオーロ、ラファエレ・エスポジートがイタリア王マッシモと王妃マルゲリータをもてなすために作ったとされ、王妃が好んだことから彼女の名前が付けられたと伝わる。トマト、モッツァレラ、バジルの三色はイタリア国旗を象徴すると説明されることが多く、創作起源や詳細には諸説あるが王妃マルゲリータに因むという説が最も広く認知されている。
Q6 : “真のナポリピッツァ”の規格を定めた団体はどれか?
真のナポリピッツァ(Vera Pizza Napoletana)の基準を定めたのは1984年に設立された非営利団体、Associazione Verace Pizza Napoletana(AVPN)である。AVPNは生地の配合、成形、トッピング、石窯の温度や焼き時間など詳細な規格を設け、ナポリ伝統の技法を保護・普及する活動を行っている。これにより“ナポリピッツァ”と称する際の品質指標が確立された。
Q7 : 「ディープディッシュ(deep-dish)」ピザで特に有名なアメリカの都市はどれか?
シカゴはディープディッシュピザで知られている。1940年代にピッツェリア・ウノ(Pizzeria Uno)などで発展したこのスタイルは、厚いクラストにトマトソースと具材を重ねる逆層構造や、縁の高いパイのような形状が特徴で、1ピースでもボリュームがある。ニューヨークスタイルの薄い折りたたんで食べるピザとは対照的で、地域的なピザ文化の一例となっている。
Q8 : ブッラータ(burrata)チーズとはどの説明が正しいか?
ブッラータはイタリア・プーリア州で発祥したフレッシュチーズで、外側は引き伸ばしたモッツァレラの膜、内部は生クリームと細かく裂いたモッツァレラ(ストラッチャテッラ)が入った非常に柔らかい食感が特徴である。切るとクリーミーな中身が溢れるため、サラダやピザのトッピング、前菜として新鮮さを活かして提供されることが多い。
Q9 : ナポリタイプの石窯でピザを焼く際の典型的な高温は次のうちどれが近いか?
伝統的なナポリピッツァを焼く薪または木質燃料の石窯は非常に高温で運用され、一般的には430~480°C程度で焼くことが多い。高温で片面を短時間(おおむね60~90秒)で焼き上げることで、クラストが外は速く膨らんで軽い焦げ目がつき、内部はしっとりとした食感になる。300°C程度の低温では同じ仕上がりにならない。
Q10 : パンやピザ生地で使われる「オートリーズ(オートリゼ)」の工程とは何か?
オートリーズは小麦粉と水を先に混ぜ合わせて一定時間休ませる工程で、酵素(アミラーゼやプロテアーゼ)の働きにより澱粉の分解やタンパク質の変性が進み、水和が促される。これによりこね時間が短くても生地がまとまりやすくなり、風味や気泡の形成が改善される。塩やイーストは通常オートリーズ後に加えられることが多い。
まとめ
いかがでしたか? 今回はピザクイズをお送りしました。
皆さんは何問正解できましたか?
今回はピザクイズを出題しました。
ぜひ、ほかのクイズにも挑戦してみてください!
次回のクイズもお楽しみに。