ボルダリング愛好家のための知識クイズ!
ボルダリングは奥が深いスポーツで、テクニックやルール、安全面など知っておくべきポイントがたくさんあります。この記事では、ボルダリングジムでよく聞かれるクイズを10問ご用意しました。ボルダリングの基本知識から安全対策、競技ルールまで幅広く出題しているので、初心者から上級者まで楽しめるはずです。ボルダリングに詳しくなりたい方は、ぜひこのクイズにチャレンジしてみてください。正解と解説付きなので、ボルダリングの理解が深まるはずです。
Q1 : ウォーミングアップとして一般的に推奨されないものはどれか?
ウォーミングアップとして一般的に推奨されないのは、冷たい状態で長時間の静的ストレッチを行うことです。静的ストレッチは運動後のクールダウンや柔軟性向上には有効ですが、運動前に長時間行うと筋出力が低下し怪我のリスクが高まることがあります。代わりに軽い有酸素運動や動的ストレッチ、段階的に難度を上げる簡単な課題や指のウォームアップで筋肉と神経を温めることが推奨されます。
Q2 : クラッシュパッドを配置する際に最も避けるべき点はどれか?
クラッシュパッドの配置で最も避けるべきは、着地ゾーンに隙間や段差を作ることです。パッド同士の間に隙間があると、落下時にそこへ足や尻がはまり込んで捻挫や骨折に繋がる危険があります。パッドは重ねて使う場合もありますが、安定性やずれに注意し、可能な限り連続して衝撃を吸収できるように配置します。斜面や下地の状態も点検し、安全な着地面を確保することが重要です。
Q3 : 'スローパー'ホールドの特徴はどれか?
スローパーは丸みを帯びた平らな面を持つホールドで、エッジがほとんど無く手のひら全体やオープンハンド(指を伸ばした状態)の摩擦で保持するタイプです。指先の力だけで保持するのではなく、体重の掛け方やポジションニング、摩擦力の使い方が重要になります。逆にエッジやカチのように指先でつまむ持ち方や、ピンチのように左右から挟む持ち方とは区別されます。
Q4 : ボルダリング用シューズの一般的なフィット感として適切なのはどれか?
ボルダリング用シューズは一般的に足に密着して動きが伝わりやすいフィット感が求められます。つま先がやや曲がる程度で、動作時に足先に力が伝わるが、耐えられないほど痛みがあるのは適切ではありません。緩すぎると足の動きが逃げてスメアリングやエッジングが不安定になり、過度に小さいと長時間の使用で血行障害や怪我につながります。用途と経験に応じてフィット感を選ぶことが重要です。
Q5 : 国際大会におけるボルダリングで「トップ(完登)」と判定される典型的な要件はどれか?
国際競技(IFSC等)ではトップ(完登)と判定するために、トップホールドを単に触れるだけでなく、両手で確実に保持し姿勢を安定させてコントロールしていることを示す必要があります。競技ルールでは「保持の確認」が重要で、審判やジャッジが安定した保持を確認してから完登と判定します。ゾーンは途中到達を示すものであり、トップの条件とは別です。
Q6 : ルートセッターが新しい課題を作る際に特に重視する点として誤っているものはどれか?
ルートセッターはムーブの多様性、登り手のレベルに応じた難易度設定、そして落下や着地の安全性を重視して課題を作ります。選択肢の中で誤っているのは「落下の危険性を高めるために着地を不安定にする」で、これは安全上許されません。安全確保は最優先事項であり、挑戦的なムーブを作る際も落下時のリスクを最小化するよう配置やクラッシュパッドの指示を行います。
Q7 : クライミング用チョークの主成分は何か?
市販のクライミングチョーク(マグネシア)の主成分は炭酸マグネシウム(マグネシア)です。汗を吸収して手の滑りを抑える効果があり、粉末やブロック、液体タイプなどがあります。タルクは別の鉱物で滑り止め用途に使われることもありますが、クライミングチョークとしては炭酸マグネシウムが一般的です。使用時は室内施設の規則に従い、粉塵対策や塵の飛散を抑える配慮も必要です。
Q8 : A2プーリー損傷が起こりやすいのはどのホールドの持ち方か?
A2プーリー(指の腱を固定する靭帯様構造)は、特に強い局所負荷がかかるクリンプ(小さなエッジを指で曲げて押し込む持ち方)で損傷しやすいとされています。フルクリンプやハーフクリンプで指の腱と骨の間に大きな張力が生じ、プーリーに高負荷がかかるためです。予防にはクリンプの過度使用を避ける、テーピングや段階的な負荷増加、指のウォームアップとリカバリーが有効です。
Q9 : ボルダリングで「オンサイト(onsight)」とは何を指すか?
オンサイトとは、ルートや課題について事前に情報(ムーブのアドバイスや他人の実演など)を得ることなく、初見で一度のトライで完登することを指します。一般に「オンサイト」はリードクライミングで用いられる用語ですが、ボルダリングでも同様に使われます。オンサイトは一発でムーブを正確に読み取り、落ちずに完登する技術と冷静さが求められるため、難易度の評価や個人の達成感の指標になります。フラッシュは事前情報がある場合の初回成功を指し、オンサイトとは区別されます。
Q10 : スポッティングの主目的はどれか?
スポッティング(スポット)の主な目的は、クライマーが落下したときに直接抱え込んで受け止めるのではなく、頭や背中などの重大な怪我を避けるために体勢を整え、着地をクラッシュパッド側へ誘導することです。スポッターはタイミングよく手を当てて転倒方向を制御し、パッドへの落下を助けます。また、落下時にクライマーの腰や肩を直接支えようとすると双方に危険が生じるため、受け止めるのではなく誘導することが基本です。
まとめ
いかがでしたか? 今回はボルダリングジムクイズをお送りしました。
皆さんは何問正解できましたか?
今回はボルダリングジムクイズを出題しました。
ぜひ、ほかのクイズにも挑戦してみてください!
次回のクイズもお楽しみに。