かぎ針編みに精通したクラフターにとって必須のテクニックやコツが盛りだくさんのクイズです。このクイズに挑戦することで、基本的な知識から応用的な技法まで幅広く学ぶことができるでしょう。初心者から上級者まで、誰もが楽しめる内容となっています。かぎ針編みが好きな人はもちろん、これから始めてみたい人にもおすすめの記事です。編み物初心者でも安心して取り組めるよう、丁寧な解説も用意されています。クイズを通して、かぎ針編みの世界をさらに深く理解できるはずです。
Q1 : マジックリング(輪にして作る作り目)の利点は何か?
マジックリング(マジックループ、magic ring)は輪を作ってその中に最初の段の目を編み入れ、作業の最後に輪のしっかりした端を引き締めることで中央の穴をほとんど残さず閉じられる技法です。アミグルミやモチーフ編みなど、中心の穴が目立つと困る作品で有効で、チェーンで輪を作る方法に比べて穴の大きさを編み終わりに調整できる利点があります。テンションの調整や最初の段の目の数管理にも適しています。
Q2 : 編み物で『ゲージ(目数と段数)』を測る目的は?
ゲージを測る目的は、指定の目数・段数から作ったときに、結果として得られる編地の寸法がパターン通りの仕上がりになるかを確認することです。パターンは一定のゲージを前提に設計されているため、自分のゲージが違えば仕上がりサイズが変わるので、使用する針のサイズや糸を変えることでゲージを合わせる必要があります。見た目だけでなく寸法の精度や縫い合わせ部分の整合性にも重要です。
Q3 : かぎ針編みの用語で、US表記の'single crochet(sc)'はUK表記では何に当たるか?
編み目の呼び方は地域で異なり、US表記の'single crochet(sc)'はUK表記では'double crochet(dc)'に相当します。混同しやすいので、海外のパターンを使うときはUS/UK表記の違いを確認することが必須です。例えばUSの'double crochet(dc)'はUKでは'treble'に当たるなど段階的にズレがあるため、変換表や注記を参照して適切なステッチを編むことが重要です。
Q4 : 引き抜き編み(slip stitch)の主な用途はどれか?
引き抜き編み(slip stitch, sl st)は高さをほとんど出さずに編地を移動したり、段の終わりをつないで輪にする、モチーフ同士をつなぐ、縁取りするなどの用途で使われます。編み目を増やすための増し目ではなく、目を移動させながら高さを揃えないときに便利です。また終端の処理や糸の始末、模様のつなぎ目を目立たなくする目的でも多用されます。
Q5 : 『表側のループのみを拾う(front loop only)』や『裏側のループのみを拾う(back loop only)』を使う主な目的は?
前側/裏側のループのみを拾って編むテクニックは、編地の表情を変えるために使います。表側だけを拾うと列状の隆起ができてリブのような効果が出るため、帽子の縁やニットのリブ、装飾ラインに利用されます。裏側のみを拾うと逆向きのラインができ、伸縮性や柔らかさ、立体感を調整できます。速さ向上のための方法ではなく、見た目と機能(伸縮や縫い合わせのしやすさ)を意図して使います。
Q6 : ブロッキング(洗って形を整える作業)の主な効果として正しいものはどれか?
ブロッキングは編み上がった作品に水やスチームを用いて形を整え、目を落ち着かせて寸法を安定させる工程です。伸ばしたりピンで固定して乾燥させることで端そろえや模様の出方が美しくなり、縫い合わせ時のズレも減ります。糸の種類によっては伸ばす・縮める効果が異なるので、素材に合わせた方法(湿らせて平干し、スチーム、ハンドウォッシュ後の整形など)を選ぶことが大切です。
Q7 : かぎ針で輪に編むとき、各段の始めと終わりをつなぐ一般的な方法はどれか?
輪編み(ラウンド)では、段の終わりを最初の目にスリップステッチでつないで輪を閉じるのが一般的です。パターンによっては段の最初に立ち上がりの鎖を作り、その鎖の頂点にスリップステッチでつなぐ指示があるため、どの位置にスリップステッチするかはパターンに従います。鎖で始めてその鎖を最後につなぐ方法もあるが、重要なのは段と段を正しくつなぎ目を整えることです。
Q8 : 『join-as-you-go(JAYG)』の利点はどれか?
join-as-you-go(JAYG)はモチーフ(例:アフガンの四角)を一枚ずつ編む際に、編んでいる最中に隣のモチーフに直接つなげて接続していく手法です。これにより後から糸で縫い合わせる手間や糸端の始末が減り、接続の位置を編みながら調整できるなど利点があります。パターンによっては特定の段で接続ステッチを入れる指示があり、慣れると作業効率が大幅に上がります。
Q9 : 細編み(US:sc)の段の立ち上がりに通常必要な鎖目はいくつか?
細編み(USでのsingle crochet)の段の立ち上がりは通常1目の鎖(チェーン1)です。チェーン1は次の段の高さを補い、最初の目に編み針を入れやすくするためのもので、仕上がりの段端がきれいになります。ただし、チェーン1を使わずに最初の目に直接針を入れるチェーンレススタートや引き抜きでの始め方が用いられることもあり、それらは見た目やテンションの好みで使い分けられます。長編み(US double crochet)では通常チェーン3が使われるなど、ステッチごとに推奨される立ち上がりの鎖数が異なる点に注意してください。
Q10 : かぎ針編みで『表目(front loop)』と『裏目(back loop)』はどれを指すか?
編み目には一針につき二本のループがあり、編地の表側(表面)に近い方のループを『表目(front loop)』、裏側に近い方のループを『裏目(back loop)』と呼びます。どちらのループを拾って編むかで編地の表情や伸縮性が変わり、表側のみを拾うと列状のラインが出てリブ風の効果、裏側のみを拾うと逆向きのラインになります。用語は編み図やパターンに必ず明記されるため、正確に読み取って作業することが重要です。
まとめ
いかがでしたか? 今回はかぎ針編みクイズをお送りしました。
皆さんは何問正解できましたか?
今回はかぎ針編みクイズを出題しました。
ぜひ、ほかのクイズにも挑戦してみてください!
次回のクイズもお楽しみに。