カルカソンヌ(Carcassonne)はタイル配置型のボードゲームで、ドイツのデザイナー、クラウス=ユルゲン・ヴレーデ(Klaus‑Jürgen Wrede)がデザインしました。2000年にHans im Glück(ドイツ)から発売され、その後多言語版や多数の拡張が出ています。ゲームは道や都市、草地にタイルを配置して自分のミープル(人形)を置き得点を競うもので、シンプルながら戦略性と拡張性の高さで人気を博しています。ヴレーデはこの作品で国際的な成功を収め、以降もいくつかの作品が発表されています。
『カタンの開拓者たち(The Settlers of Catan)』の標準ルールでは、勝利に必要な勝利点は10点です。集落(1点)や都市(2点)、道路最長や発展カードによる追加点などを組み合わせて合計10点に達すると勝利となります。拡張やバリアントでは必要得点が変わることがありますが、基礎セットの目標は10点であり、それを目指して資源の交渉や交換、都市化を進めます。
チケット・トゥ・ライド(Ticket to Ride)はアラン・R・ムーン(Alan R. Moon)によってデザインされ、2004年にDays of Wonderから発売されました。プレイヤーは鉄道ルートを完成させるために列車カードを集め、目的地カードに示された都市間を結ぶように路線を敷設して得点を稼ぐというシンプルで奥深い設計が人気を呼び、家族ゲームとしても高く評価され世界的なベストセラーになりました。
ドミニオン(Dominion)はドナルド・X・ヴァッカリーノ(Donald X. Vaccarino)によってデザインされ、2008年にRio Grande Gamesから英語版が出た作品で、いわゆるデッキ構築(deck‑building)を中心メカニクスとして広く普及させた先駆的タイトルです。プレイヤーは共有のカード群から購入して自身のデッキを強化し、カードの組み合わせを最適化して勝利点を獲得します。この手法は以後多数のゲームに採用され、ジャンルとして確立されました。