花札は古くから日本で親しまれてきた伝統的な遊戯で、その独特の情趣と奥深さから多くのファンを持っています。全部で48枚の札から成る花札は、各月ごとに季節の花や動植物を表現した4枚組で構成されており、組み合わせによって様々な役が成立します。光る特別な絵柄の「光札」や動物を表す「タネ札」、色彩豊かな「短冊札」など、花札独自のカード種類が得点計算の基礎となっています。このクイズでは、花札の基本ルールや役の成立条件、英語表記など、花札遊戯の知識を問います。花札の奥深さと面白さを感じていただければ幸いです。
Q1 : 役「猪鹿蝶(いのしかちょう)」はどの種類の札の組み合わせによって成立するか?
「猪鹿蝶(いのしかちょう)」はタネ札、つまり動物札を代表する典型的な役で、猪(いのしし)、鹿(しか)、蝶(ちょう)を表す3枚の動物札を揃えることで成立します。これらは各月に対応した動物の絵柄であり、動物札同士を揃えることによって成立する役のひとつです。選択肢の中では「動物(タネ)札の組み合わせ」が正解となります。
Q2 : 花札の「光札」を英語で一般的に何と呼ぶか?
花札の「光札(ひかり)」は英語圏で説明するときに「brights」や「bright cards」と呼ばれることが一般的です。これは他の種類(動物=animals、短冊=ribbons、カス=chaffs/plain cards)と区別するための訳語で、光る特別な絵柄を持つ札という意味合いから「bright(s)」という呼称が用いられます。したがって英語表記では“Brights”が適切です。
Q3 : タネ札(動物札)は通常何を表すことが多いか?(以下のうち正しいものを選べ)
タネ札は文字どおり「種(たね)」ではなく、花札の分類における動物や道具などの絵柄が描かれた札を指します。一般には動物や鳥、道具・乗り物などが描かれていることが多く、これらを総称してタネ(動物札)と呼びます。タネ札を複数集めて成立する役(タネ五つでタネ役など)もあり、したがって正しい選択肢は「動物」です。
Q4 : 花札のこいこいで役ができた時に「こいこい」と宣言すると何が起きるか?
こいこい遊戯において役が成立した際、プレイヤーはそこで止めて得点を確定させる(勝ちを確定)か、『こいこい』と宣言してラウンドを続行し、さらなる役や高得点を狙うかを選べます。『こいこい』を選ぶとラウンドは継続し得点を伸ばす可能性がある反面、相手が先に別の役を成立させてそのままラウンドが終わると自分の得点機会を失うリスクも伴います。したがって『こいこい』は続行の宣言でありリスクとリターンを天秤にかける選択です。
Q5 : 花札のカードは全部で何枚あるか?
花札の基本構成は12か月(組)×各月4枚の計48枚です。これは伝統的な花札の枚数で、こいこいや様々な遊戯で共通して使われます。48枚という枚数は、各月ごとに季節の花や動植物を表現した4枚組で構成されていることに由来し、デッキの残り枚数や配り方(各プレイヤーに配る枚数、場に置く枚数、山札の枚数)を決める基礎になります。よって正答は48枚です。
Q6 : 1つの月(組)に含まれるカード枚数は何枚か?
花札は12か月に対応したスート(組)で構成され、それぞれの月に対応する札は4枚ずつあります。したがって1か月=4枚、全体で12×4=48枚になります。各月の4枚は光札(光/ひかり)、タネ札(動物)、短冊札(リボン)、カス札(俗に雑多な札)などの種類が混在しており、これが役の成立や得点計算の基礎となります。よって1つの月に含まれる枚数は4枚です。
Q7 : 花札の札は大きく4つの種類に分けられますが、次のうちその4種類に含まれないものはどれか?
花札の札は一般に「光札(ひかり)」「タネ札(動物)」「短冊札(リボン)」「カス札(平札・雑札)」の4種類に分類されます。光札は特別な光る絵柄、タネ札は動物や道具などの絵柄、短冊札は赤い短冊や詩短冊が描かれた札、カス札は点数の低い無地に近い札です。「雑草札」という呼称は正式な分類には存在しないため、選択肢としては誤りです。
Q8 : こいこいでゲーム開始時に各プレイヤーに配られる手札の枚数は次のうちどれか?
二人用の代表的な花札遊戯であるこいこいでは、ゲーム開始時に各プレイヤーへ8枚ずつ手札として配り、場(テーブル)上にも8枚が表向きに置かれます。残りの24枚は山札となり、そこから引いていく形でプレイが進行します。したがって各プレイヤーの初期手札は8枚が一般的です(遊び方の地域差やバリエーションがある場合もあります)。
Q9 : 花札の役「カス」が成立するために必要なカス札の枚数は通常何枚以上か?
こいこい等の一般的な得点ルールでは、カス札(いわゆる“かす”=点数の低い平札)が10枚以上集まるとカスの役が成立します。カス10枚で1点(ローカルルールでの点数差はあり得ます)が与えられ、11枚以上なら追加の倍率や加点があるバリエーションも存在します。重要なのは「カスは大量に集めることで成立する役」であり、通常の基準は10枚以上という点です。
Q10 : 短冊(リボン)札が5枚集まると成立する役の一般的な呼び名はどれか?
短冊札(リボン)が一定枚数集まることで成立する役は一般に「短冊(タン)」と呼ばれます。日本語では省略して「タン」と表記されることが多く、例えば短冊5枚でタンが成立し得点になります。短冊は色や種類によって別の細かい役を作る場合もありますが、基本的な分類として短冊を5枚集めることで短冊役(タン)が成立する、というのが一般的なルールです。
まとめ
いかがでしたか? 今回は花札(遊戯)クイズをお送りしました。
皆さんは何問正解できましたか?
今回は花札(遊戯)クイズを出題しました。
ぜひ、ほかのクイズにも挑戦してみてください!
次回のクイズもお楽しみに。