ピュアオーディオクイズ – ワンランク上のサウンドを知る10の基礎知識
オーディオ機器の仕様やパラメーターには、リスナーの耳にも大きな影響を及ぼすものがたくさんあります。この記事では、オーディオ機器の基本的な性能指標や設計思想について、分かりやすいクイズ形式で10問ご紹介します。ピュアオーディオの世界を理解し、さらなる音楽体験の質向上につなげていただければ幸いです。機器の性能を知ることで、ハイクオリティなサウンドの魅力をより深く感じ取れるはずです。ぜひ、この機会にオーディオの基本を確認してみてください。
Q1 : 市販のオーディオCD(Red Book規格)のサンプリング周波数はどれか?
44.1 kHz
Q2 : オーディオ機器で表記されるS/N比(Signal-to-Noise Ratio、信号対雑音比)の単位はどれか?
S/N比は信号のレベルと雑音のレベルの比を対数で表した値で、オーディオでは通常デシベル(dB)で示されます。デシベルは対数スケールのため広いダイナミックレンジを扱いやすく、例えば96dBのS/N比は信号が雑音より非常に大きいことを意味します。HzやΩ、Vはそれぞれ周波数、インピーダンス、電圧の単位であり、比率を示すS/N比の単位とは異なります。機器の仕様でS/N比が高いほど微小信号が雑音に埋もれにくくなるため、静寂時の再現性や低レベル信号の明瞭度が向上します。
Q3 : アンプの増幅クラスで、低レベル信号域における歪みが最も少ないと一般にされるものはどれか?
Class Aアンプは出力トランジスタが常に導通して動作するため、クロスオーバー歪みが発生せず低レベル信号域での線形性が高いのが特徴です。効率は低く発熱が多いという欠点がありますが、音質重視の設計ではClass Aが好まれることが多いです。Class Bは効率は良いがクロスオーバーで歪みを生じやすく、Class ABはその中間、Class Dは高効率だがスイッチングノイズやフィルタ設計が音質に影響します。設計目的により最適なクラスは変わります。
Q4 : ダンピングファクター(damping factor)が示す主な意味はどれか?
ダンピングファクターは通常「スピーカーに接続したときのアンプの出力インピーダンスに対するスピーカーインピーダンスの比」を指します。定義上はスピーカーインピーダンスをアンプの出力インピーダンスで割った値で、値が大きいほどアンプがスピーカーの運動を電気的に制御しやすく(低域制動力が高い)、低域のタイトさや制御性に寄与します。ただし実際の音質にはケーブル、スピーカーのインピーダンス特性やクロスオーバー設計など多くの要因が影響します。
まとめ
いかがでしたか? 今回はピュアオーディオクイズをお送りしました。
皆さんは何問正解できましたか?
今回はピュアオーディオクイズを出題しました。
ぜひ、ほかのクイズにも挑戦してみてください!
次回のクイズもお楽しみに。