トミカ改造クイズ！【問題 全10問・答え付き】 | 2025年09月版

LEDは電流制御が重要で、直接電源につなぐと過電流で焼損する危険があります。抵抗器は回路内で電流を制限し、LEDに流れる電流を安全な範囲に保つ役割を果たします。電圧の調整や色の変更、均一化といった目的には別の手法（定電圧回路やカラーフィルター、PWM制御など）が必要です。トミカのような小型モデルでは電源電圧とLEDの順方向電圧を確認し、必要な抵抗値を計算してから実装すること、はんだ付けと絶縁処理を確実に行うことが重要です。

塗装を剥がした後や素地調整で最初に使うのは比較的粗めのサンドペーパーで、400番程度がよく用いられます。400番は旧塗膜の除去やエッジの整形、段差の平滑化に適しており、その後に600〜800番、さらに1000番と徐々に番手を上げて細かく仕上げていきます。番手選びは作業目標や素材により変わりますが、いきなり細かい番手で磨くと旧塗膜が除去しづらく時間がかかるため、段階的に番手を変えていくことが効率的です。

細かい塗り分けには薄手のマスキングテープがもっとも一般的で扱いやすい道具です。テープは曲面への追従性が良く、細いライン出しやエッジの保護に適しています。液体マスクは複雑な形状の保護に便利ですが、剥がし跡や使用時の扱いに注意が必要です。布や両面テープは目的によっては使えますが精密なライン出しには不向きで、刃物はテープのトリミングに使います。テープを使用する際は境目に塗料が浸入しないようしっかり押さえ、塗装後は完全に乾く前に長時間放置しないなどの注意が必要です。

クローム風の光沢を短時間で得るには、クローム系の特殊スプレー（クロームスプレー）を用いる方法が有効です。これらは専用の顔料やフラッシュ効果でメッキに似た反射を出すよう設計されています。使用前に下地のコンディションを整え、プライマーや黒下地を入れることでより鏡面に近い仕上がりになります。アルミ箔やテープでも光沢は得られますが継ぎ目やシワが目立ちやすく、マーカーは近接で見ると粒状感が出るため用途により使い分けます。換気や服装、塗装の薄吹きなど作業環境にも注意が必要です。

ホビー用ナイフなどでの切削作業で最も一般的に発生しやすい問題はバリや欠け、そして塗装の剥がれです。鋭利な刃でもプラスチックや塗膜はえぐれるように欠けることがあり、断面が粗くなるとその後の仕上げに手間がかかります。寸法が正確すぎることや色味の変化、光沢増加は通常の懸念事項ではありません。対策としては薄く何回も切る、刃をこまめに替える、切削後にヤスリや番手を上げた研磨で整える、塗装境界部分はマスキングや液体マスクで保護するなどの手順が推奨されます。

トミカは元々完成状態でコンパクトに設計されているため、モーターやギア、電源を組み込むためのスペース確保が最大の課題になります。小型モーターや薄型バッテリーパックを選ぶ、シャーシを削る、ボディ内部の干渉するモールドを削るなどの対策が必要ですが、強度低下や外観損傷、放熱の問題に注意しなければなりません。回転数や電圧も重要ですが、まず物理的に収められるかが最優先です。また配線やスイッチの取り回し、重心バランスも走行安定性に影響します。

走行性改善の基本はまず機械的要素のチェックで、特に車軸が曲がっていたり偏心しているとコロコロと正常に転がりません。車軸の曲がりを修正したり、軸受けのバリを取り、ホイールのはめ込み状態を整えることで摩擦が減り直進性や転がりが改善します。外観の色調整やデカール、ライト配線は見た目や電装面で重要ですが、走行そのものの性能向上には直接寄与しないことが多いです。車軸とホイールの相性や潤滑も確認しましょう。

細部塗装やライン描きには極細の面相筆やライナー筆が適しています。これらは穂先が細くコントロールしやすいため、細いストライプや縁の塗り分けに向いています。太い平筆は広面積の塗装に向き、スポンジはテクスチャ表現やぼかしに使います。エアブラシは非常に滑らかな塗膜を作れますが、極細の線を直接描くにはマスキングやエアブラシ技術が必要で、手作業での細線描きには筆の方が手軽です。筆は塗料の粘度管理や穂先の手入れが重要です。

既存塗装の除去法としては、素材（ダイキャスト金属＋プラスチック部品）を傷めずに比較的均一に塗膜を除去できる化学的な塗料剥離剤の使用が一般的です。耐水ペーパーやヤスリは仕上げや形状調整には有効ですが粗く削るとモールドやエッジを損ないやすく、工程が長くなります。ヒートガンはプラスチック部品を変形させる危険があり、蒸気や毒性ガスの発生にも注意が必要です。塗料剥離剤を使う際は換気と手袋を必ず行い、プラスチック部品には薬品が効きすぎる場合があるので部分的に保護するなどの対策が必要です。剥離後は十分に洗浄し、下地処理（サンディング、プライマー）を行ってから再塗装します。

車高を下げて見た目を変える方法はいくつかありますが、車体構造に大きく手を入れず安全に行えるのはホイールを小径のものに交換する方法です。シャーシ加工やホイールハウスの大幅切削、車体位置の変更は強度低下や元に戻せない損傷、走行性能悪化のリスクが高くなります。一方で小径ホイールに交換すれば見た目は下がり、走行にも大きな支障が出にくいです。ただし車体とのクリアランスやシャーシ干渉、ハブ径の適合は事前に確認する必要があります。