空手道の基本から競技ルールまで、幅広くカバーするクイズを10問ご用意しました。空手は日本武道の代表格ですが、その歴史と奥深さはあまり知られていないかもしれません。本クイズを通して、空手の魅力と奥義にさらに迫れると思います。初心者から上級者まで、空手に興味のある方はぜひチャレンジしてみてください。正解を導き出すのはたやすくありませんが、答えを見つける過程で空手の知識を深められることでしょう。空手の世界にさらに引き込まれる、そんなきっかけになれば幸いです。
Q1 : 世界的なフルコンタクト空手組織『極真会館』を創設した空手家は誰か?
極真会館は1964年に大山倍達が設立したフルコンタクト制空手団体で、直接打撃制のルールと厳しい稽古体系によって世界的に広まった。大山は朝鮮半島出身で、日本の大学在学中に松濤館流や剛柔流などを学び、さらに武道やボクシングの要素も取り入れて独自の実戦理論を構築した。牛との対決や板割りの演武など豪胆なエピソードで知られ、精神鍛錬としての千日修行、百人組手も提唱した。船越義珍は松濤館流の祖、長嶺将真は剛柔流創始者の一人、比嘉世幸は沖縄古武道の研究家であり、極真会館とは別系統である。
Q2 : 松濤館流の基本形『平安初段』で演武の最初に行う受け技はどれ?
平安初段は初心者が最初に学ぶ基本形であり、防御と移動を組み合わせた動作を体系的に習得する目的がある。演武は礼から用意の姿勢を取り、右に90度転身しながら下段払いで始まる。これは相手の下段攻撃や足払いを想定した防御と同時に、腰の回転と重心移動を連動させる稽古となる。続く上段受けや突き動作と対比して、下段払いによる腰の締めを最初に体感することで体の中心線を意識できるよう設計されている。技の順序を正確に覚えることは、後に習う平安二段以降の応用動作を理解する基礎となるため極めて重要である。
Q3 : 剛柔流の代表的な形で、名称が琉球方言で『十八』を意味し、呼吸法と円運動が特徴的なものはどれ?
セイパイは中国拳法の『十八手』に由来する言葉で、剛柔流の中でも中級から上級者向けの形として知られる。開手での受け、掴みからの肘や肘極め、低い屈伸動作と上半身の螺旋運動を組み合わせ、呼気と吸気を陰陽のように繰り返すことで体幹を鍛える。剛柔流ではサンチンの鍛錬で養った筋力と呼吸を、セイパイでより多彩な攻防へ発展させる位置付けで、対多人数の想定や武器取りも含む。名称が数字を示す形は流派の体系を示す符号でもあり、練習者は由来を知ることで技の意味を深く理解できる。
Q4 : 空手が正式競技として初めて採用されたオリンピック大会はどれ?
空手は長年招致活動が続けられていたが、国際オリンピック委員会は開催国提案種目という新制度を受けて、2016年に東京大会の追加競技として承認した。その結果、2020年に開催された東京オリンピックで初めて正式競技として男女の形と組手(階級別)が実施された。日本勢は形で金メダルを獲得し、開催国として高い注目を集めた。北京やリオでは公開競技としても行われず、パリ2024では追加種目から外れるが、ロサンゼルス2028での復活を目指すなど引き続き運動が続いている。
Q5 : 沖縄発祥の空手で歴史的に三大系統とされる手(ティー)に含まれないものはどれ?
沖縄の空手史では王府の武術家が多かった首里手、那覇手、そして漁港町泊で育まれた泊手を三大手と呼ぶ。首里手は遠間からの直線的な技、那覇手は中国南派拳法の影響を受けた円運動と呼吸法、泊手は短い距離での機敏な手技が特色とされ、のちの松林流、剛柔流、上地流などの母体になった。一方鹿児島手という系統は存在せず、薩摩藩士が琉球に伝えた剣術や手槍術の影響は指摘されるが、独立した空手流派名や手の呼称としては確立していない。そのため鹿児島手は誤りである。
Q6 : 黒帯取得後の昇段で、一般的に初めて紅白帯(赤白の段位帯)を締めることが許可される段位は何段からか?
多くの日本伝統武道では六段以上を高段者と位置付け、空手道でも6段で初めて黒帯に代えて紅白帯の着用が認められることが多い。紅白帯は段位者の中でも指導的立場を示し、技術だけでなく組織運営や後進育成への貢献、人格的円熟が求められる。流派や連盟により例外はあるが、4段までは黒帯、5段は黒帯継続、6〜7段で紅白帯、8段以降は赤帯を授与する体系が主流で、視覚的にも道場内外で尊敬を集める指標となっている。したがって最初の紅白帯は6段である。
Q7 : 拳を回転させず縦拳のまま相手に突き出す基本技は何と呼ばれるか?
縦拳突きは拳の甲を左右に倒さないまま縦に保持して突く技で、回転させて正拳を作る横拳突きに比べ空間的ロスが少なく、体の中心軸を崩さずに高速で打てる利点がある。中国武術や実戦型防衛術でも汎用され、接近戦で腕間のスペースが限られる状況で効果を発揮する。空手では刻み突きや追い突きと組み合わせ、相手のガードの隙間を縦方向に貫くように打つ練習が行われる。逆突きは後手で打つ横拳突き、刻み突きは前手で素早く伸ばす突きであり、構造と理論が異なる点を理解することが重要である。
Q8 : WKF(世界空手連盟)の組手競技では、一本に相当する最も高いポイントは何点と規定されているか?
WKFの組手はポイント制で、突き・足払いなどの基本技は1点、胴への蹴りは2点、そして頭部への上段蹴りや倒れた相手への制止突きなど難度が高く決定的な技には3点が与えられる。最も高い3点を決めると一気にリードを広げられ、8点差によるコールド勝ちにも近づくため、選手は試合時間や残り点差を計算しながら3点技を狙う戦術を取る。ポイントが高い分、安全面とコントロールも厳格に審判が確認し、過度の接触があれば反則となる。
Q9 : 伝統的な空手の立ち方で、前足におよそ60%、後足に40%の体重を乗せ、膝を深く曲げて前方への押し込みと安定性を両立させる立ちは何と呼ばれるか?
前屈立ちは前後に深く開脚し、前膝を曲げて体重を前側に乗せることで前方向への推進力と下半身の安定を高める基本立ち方である。前側の足はつま先をほぼ正面に置き、後足はやや外側に開き踵を床につける。攻撃では突きや前蹴りが出しやすく、防御では上体を前後に揺らして間合いを調節することができる。猫足立ちや後屈立ちは主に防御重視、騎馬立ちは横方向の動きや下半身強化に使われ、用途と体重配分が異なる点が学習のポイントとなる。
Q10 : 全日本空手道連盟(JKF)が競技形として指定する中で、剛柔流系の形に分類されるものは次のうちどれ?
観空大と燕飛、慈恩はいずれも松濤館流系統の形で、立ち方や移動線に直線的な特徴がある。一方セイパイは沖縄剛柔流に源流を持つ形で、中国南派拳法の影響を受けた円運動や呼吸法が色濃いのが特色である。名前は琉球語に由来する十八手を意味し、近年の大会では松濤館系選手が演武することも多いが、その動作構成や手技の多用、緩急のある息使いは剛柔流のエッセンスを示している。形の流派的背景を知ることで、審判は評価軸を、選手は演武表現を適切に選択できる。
まとめ
いかがでしたか? 今回は空手道クイズをお送りしました。
皆さんは何問正解できましたか?
今回は空手道クイズを出題しました。
ぜひ、ほかのクイズにも挑戦してみてください!
次回のクイズもお楽しみに。