1970年代末、米ミズーリ州の4WDショップ『Midwest Four Wheel Drive』のオーナーだったボブ・チャンドラーは、自らの宣伝用に改造した1974年型フォードF-250に巨大農業タイヤを装着しBigfootと命名した。これが観客の注目を集め、1981年にはスクールバスを踏み潰す初の公開クラッシュを実施。以後モンスタートラックというジャンルが誕生した。デニス・アンダーソンはGrave Digger、トム・ミンツはMax-D、ジム・コーラーはAvengerのドライバーでありビッグフットの製作者ではない。
Q3 : Monster Jam World Finals XX(2019)のフリースタイル部門で大会史上初の女性チャンピオンとなったドライバーは誰か?
2019年にフロリダ州オーランドで開催されたMonster Jam World Finals XXでは、Scooby-Dooを操るリンジー・リードがフリースタイルで9点台後半の高得点を獲得し、女性として初の世界王者となった。観客席側へのバックスラムや完璧なセーブを決めた走りが評価され、男性中心の競技に新たな歴史を刻んだ。クリスティン・アンダーソンはGrave Diggerを運転する若手、カミーラ・ロドリゲスはEl Toro Loco系のドライバー、ブリアナ・マホンはWhiplashなどで知られるが優勝経験はない。
Q4 : 2023年に行われたMonster Jam World Finals XXIIが開催された都市はどこか?
2023年7月、Monster Jam World Finals XXIIはテネシー州ナッシュビルの日産スタジアムで開催された。ラスベガスのサムボイド・スタジアムが長らく聖地とされたが、2019年以降は各地を持ち回りで開催しており、前回2022年のオーランドに続き南部の大型会場が選ばれた。ナッシュビル大会ではTristan EnglandがEarth ShakerでRacing部門を制するなど新興勢力が活躍。オーランドやラスベガスは過去の開催地、ダラスは地域ツアーでの開催例はあるが世界大会は未実施である。
トム・ミンツはMaximum Destructionを略したMax-Dを駆り、Monster Jam World Finalsで通算11回の優勝を誇るレジェンドドライバーである。初期のマシン名はGoldbergだったが、2003年に現在のメタリックボディとスパイクをあしらった攻撃的なデザインへ変更され、360度フル回転のバスフリップなど派手な技で人気を確立した。Grave Diggerはアンダーソン一家の象徴、El Toro Locoは牛モチーフ、Megalodonはサメモチーフで、いずれもミンツの車両ではない。