Q1 : サウスカロライナ州にあり「The Lady in Black」と呼ばれる1.366マイルオーバルはどこ?
ダーリントン・レースウェイは1950年開業の楕円形だが両端で半径が異なる不均等オーバルで、壁面にタイヤラバーが付着して黒く見えることからLady in Black、難しいレイアウトからToo Tough to Tameとも呼ばれる。毎年行われるサザン500は最古の500マイルストックカーレースであり、2020年には新型コロナ流行後初のカップ再開戦となったことで再び注目を浴びた。
環境配慮と農業振興を目的に2011年から導入されたSunoco Green E15は、ベースとなる高オクタン価ガソリンにバイオエタノールを15%添加したNASCAR公式燃料である。従来のサンオコ高性能燃料と同レベルの出力を維持しつつ、二酸化炭素排出量を削減。ピットでのミス防止のため緑色の供給ホースとキャップが用いられ、エンジンマッピングや燃費戦略にも新たな要素をもたらした。
NASCAR Hall of Fameは2010年にモータースポーツチームが集中するノースカロライナ州シャーロット中心部に開館した。レースショップの並ぶハイウェイ走行圏内に位置し、館内では殿堂入りドライバーの展示、実車のテクニカルカットモデル、ピットストップ体験、1000トロフィーを超えるコレクションなどが並ぶ。年間を通じて投票により新たな殿堂メンバーが加わり、NASCARの歴史と文化を学ぶ拠点となっている。
Q8 : 1948年にNASCARを設立し初代会長を務めた人物は誰?
Bill France Sr.は1948年にデイトナビーチでNASCAR(National Association for Stock Car Auto Racing)を設立した中心人物であり、レースの統一したルール作りとシリーズ組織に尽力した。彼のビジョンによって草レースだったストックカー競技は全米規模のプロスポーツへ発展し、後に息子のビル・フランス・ジュニアに引き継がれて現在のカップシリーズへと至る。