水泳に関する知識を試す10問のクイズが用意されています。自由形、背泳ぎ、平泳ぎ、バタフライなどの競泳4種目やオープンウォーター、リレーなど、様々なジャンルから選りすぐりの問題が設けられています。スピード、テクニック、ルール、歴史など、水泳競技について理解を深める良い機会となるでしょう。水泳愛好家はもちろん、スポーツファンの方にも楽しめるクイズ特集です。知識の確認や新しい発見につながる一冊になることを期待しています。
Q1 : 男子4×100mメドレーリレーで1984年以降2020年まで連続して金メダルを獲得している国は? オーストラリア ロシア 日本 アメリカ合衆国
男子4×100mメドレーリレーは背・平・バタフライ・自由形の順で行われるチーム種目だが、1984年ロサンゼルス大会から2020年東京大会まで米国が途切れなく金メダルを獲得している(1980年はボイコット)。背泳ぎのレイガン、平泳ぎのモーゼス、バタフライのフェルプス、自由形のドレッセルなど各時代のスターが揃い、厚い選手層と戦略的なオーダーが連覇の原動力となった。
Q2 : 脚のキックを集中的に鍛えるために使用する代表的な練習用具はどれ? キックボード プルブイ フィン スノーケル
キックボード(ビート板)は上半身を浮かせることで腕を使わずに脚のキック動作だけを反復練習できる道具だ。抵抗を感じやすく、膝下だけでなく股関節から脚全体を使う意識づけに役立つ。プルブイは逆に脚を浮かせ腕を鍛える器具、フィンは可動域拡大やスピードトレーニング、スノーケルは呼吸動作の削減目的と、それぞれ用途が異なる。
Q3 : 競泳で用いられるペース配分の言葉『ネガティブスプリット』が示す泳ぎ方は? 前半のタイムが後半より速い 後半のタイムが前半より速い 常に同タイムで泳ぐイーブンスプリット 最初から全力で後半に失速する
ネガティブスプリットは長距離や中距離レースで用いられる戦術で、前半より後半のラップを速くしてフィニッシュすることを指す。スタミナを温存しつつ終盤で加速するため心理的にもライバルへ大きなプレッシャーを与えられる。逆のポジティブスプリットは前半が速く後半にバテるパターン、イーブンスプリットは常に一定ペースで泳ぐ方法で、それぞれ目的とリスクが異なる。
Q4 : 競泳4種目のうち、国際大会で最も速い平均スピードを記録する泳法はどれ? 自由形 バタフライ 背泳ぎ 平泳ぎ
自由形はルール上「どの泳法でもよい」と規定されるが、実際には抵抗が最も少なく推進効率が高いクロールが用いられる。腕の入水からストローク、リカバリーまでが連続しており、足のフラッターキックも高回転にできるため速度が突出している。公式世界記録を見ても50mから1500mまで他の泳法を2~10秒以上引き離しており、競泳競技では最速という事実がデータで裏付けられている。
Q5 : 国際水泳連盟が定めるオリンピックの長水路(ロングコース)プールの長さは? 25m 50m 33.33m 100m
オリンピックや世界水泳の長水路競技は50mプールで行われる。これはターン回数を減らし純粋な泳力を測りやすくする目的で、1908年のロンドン大会から採用された歴史がある。国際水泳連盟(FINA)はプールの長さ誤差を±0.01m以内と厳密に定めており、電光計時やタッチ板を含めた計測基準でも50mが世界共通の長水路標準になっている。短水路(25m)と混同しないよう注意が必要である。
Q6 : 世界水泳選手権などを主催する国際水上競技連盟の略称は? IOC LEN FINA JASF
FINAはFédération Internationale de Natationの略で、1908年に創設された世界水泳界の最高統括機関だ。競泳、飛込、水球、アーティスティックスイミング、オープンウォーターなど6競技を管轄し、ルール制定や世界記録公認、国際大会の運営を行う。IOCはオリンピック委員会、LENは欧州水泳連盟、JASFは日本水泳連盟であり、それぞれ管轄範囲と役割が異なる。FINAは2022年にWorld Aquaticsへ名称変更を決議し、水界全体のブランド刷新も図っている。
Q7 : 個人メドレーで泳ぐ4種目の正しい順番はどれ? 背泳ぎ→バタフライ→平泳ぎ→自由形 バタフライ→平泳ぎ→背泳ぎ→自由形 平泳ぎ→背泳ぎ→バタフライ→自由形 バタフライ→背泳ぎ→平泳ぎ→自由形
個人メドレーでは4種目を1人で泳ぐが、順番はバタフライ、背泳ぎ、平泳ぎ、自由形と定められている。これは1970年代に現在の形に統一され、各種目の特性を最大限に活かしつつ公平性を保つためだ。背泳ぎはスタートが水中からになるためリレーでは2番手に置くが、個人メドレーではプール内からのスタートなので問題がない。もし順番を間違えると失格となり、国際大会ではターン判定員が厳しくチェックしている。
Q8 : 2009年に史上初めて100m自由形で46秒台を記録し47秒の壁を破った男子スプリンターは? セザール・シエロ アラン・ベルナール カエレブ・ドレッセル ピーター・ファンデンホーヘンバンド
ブラジルのセザール・シエロは2009年ローマ世界選手権で当時驚異的とされた46秒91を記録し、史上初めて47秒の壁を破った。高速ポリウレタン水着時代の象徴的レースで、世界記録はその後長く破られなかった。彼の爆発的なスタートとストローク長のあるスプリントは専門家から高く評価され、南米初の競泳世界王者として母国の水泳人気を押し上げた。
Q9 : リオデジャネイロ五輪(2016)男子400m個人メドレーで金メダルを獲得した日本人選手は? 瀬戸大也 萩野公介 入江陵介 北島康介
萩野公介は2016年リオ五輪400m個人メドレーで4分6秒05の日本新記録を樹立し、日本競泳男子個人種目としては北島康介以来の金メダルを獲得した。前半のバタフライ・背泳ぎを抑え、平泳ぎでペースを維持しつつ自由形でトップに立つ巧みなレース運びが光った。瀬戸大也は銅メダルだったが、2人の活躍は日本に個人メドレー黄金期をもたらし、次世代選手のモデルケースとなった。
Q10 : オリンピックのオープンウォータースイミング(男女)のレース距離は? 5km 7.5km 10km 15km
オリンピックのオープンウォータースイミングは2008年北京大会で正式種目化され、男女とも10kmのワンウエイスイムで競われる。プール競技と違い潮流・水温・風がタイムに影響しやすく、集団泳や給水戦略も重要だ。FINAは5kmと25kmの世界選手権種目も運営するが、五輪では標準化と放送時間の観点から10kmに統一されている。レースは1時間50分前後かかり、タクティカルな駆け引きが見どころだ。
まとめ
いかがでしたか? 今回は水泳クイズをお送りしました。
皆さんは何問正解できましたか?
今回は水泳クイズを出題しました。
ぜひ、ほかのクイズにも挑戦してみてください!
次回のクイズもお楽しみに。