陸上競技の奥深さと見応えを凝縮したクイズ10問をお届けします。100メートルや400メートルハードルなど、人類の到達点を示す世界記録から、大会の金メダリストに至るまで、スポーツの歴史と技術の進化を感じられる問題が満載です。走る、跳ぶ、投げる。陸上競技の醍醐味を余すことなく味わえるはずです。クイズに挑戦し、あなたも陸上競技の魅力を発見してみてください。
Q1 : 女子400メートルハードルの世界記録保持者シドニー・マクローフリン=レーグローネが初めて世界記録を更新した年は? 2019年 2020年 2021年 2022年
アメリカのシドニー・マクローフリン=レーグローネは2021年6月の全米選手権で51秒90を記録し、ダリラ・ムハンマドの世界記録を破った。続く東京五輪決勝で51秒46、2022年世界選手権で50秒68へと記録を短期間で更新したが、最初に世界記録を手にしたのは2021年である。2019年時点ではムハンマドが記録保持者、2020年は新記録は生まれていなかった。
Q2 : 室内競技で使用される標準トラック1周の距離は? 150メートル 160メートル 180メートル 200メートル
室内世界選手権やワールドインドアツアーなど主要大会では1周200メートルの楕円形トラックが標準化されている。200メートルは直線とカーブのバランスが取れ、限られた屋内スペースでも設置しやすいため採用された。150メートルや160メートルのトラックも存在するが公認記録の対象外で、エリート選手が公式記録を狙う際には200メートルトラックが必須となる。
Q3 : ロンドン2012五輪男子110メートルハードルで金メダルを獲得したのは? アリエス・メリット ジェイソン・リチャードソン オマール・マクレオド 劉翔
ロンドン2012五輪男子110メートルハードルではアメリカのアリエス・メリットが12秒92で優勝した。メリットは同年9月に12秒80の世界記録(当時)を樹立し、一気にシーズンを席巻した。リチャードソンは世界選手権王者として銀、マクレオドは2016年リオ五輪の金メダリスト、劉翔は2004年アテネ五輪の金メダリストであり、2012年の優勝者ではない。
Q4 : 国際陸上競技連盟がIAAFからWorld Athleticsへ名称変更を行った年は? 2017年 2019年 2020年 2022年
国際陸上競技連盟は2019年7月の理事会でブランド刷新を目的に名称をIAAFからWorld Athleticsへ変更すると決議し、同年10月のドーハ世界選手権閉幕直後から新名称が正式に運用された。以降、競技規則やランキングシステム、公式ロゴがすべてWorld Athletics名義に置き換わった。2017年や2022年ではなく、公式な改称の年は2019年である。
Q5 : 男子100メートルの現世界記録保持者(2024年時点)は誰? ウサイン・ボルト タイソン・ゲイ ヨハン・ブレーク クリスチャン・コールマン
ウサイン・ボルトは2009年世界選手権ベルリン決勝で9.58秒をマークし、現在も破られていない男子100m世界記録保持者である。ボルトは高身長ながら加速区間で圧倒的なストライドを生かして終盤まで速度を維持する特異な走法で知られる。一方タイソン・ゲイの自己ベストは9.69秒、ヨハン・ブレークは9.69秒、クリスチャン・コールマンは9.76秒といずれも優秀だがボルトの記録には及ばない。
Q6 : 男子400メートルハードルで設置されるハードルの台数は? 8台 10台 12台 14台
400メートルハードルはスタートから最初のハードルまで45メートル、その後35メートル間隔で9台、最後のハードルからゴールまで40メートルという配置になっている。合計で設置されるハードルは10台で男女共通である。リズムを保ち10台を均等な歩数で越える技術が記録を左右し、公式規則に8台や12台の設定は存在しない。
Q7 : 女子七種競技で実施されない種目はどれ? 100メートルハードル 砲丸投 棒高跳 走幅跳
女子七種競技は1日目に100メートルハードル・走高跳・砲丸投・200メートル、2日目に走幅跳・やり投・800メートルの計7種目で争われる。棒高跳は男子十種競技の6種目目として行われる種目で、女子七種競技には含まれない。したがって七種競技では跳躍種目でも走高跳と走幅跳の2種目のみを行い、空中技術を要する棒高跳は実施されない点が特徴となっている。
Q8 : 1960年代後半以降に走高跳の主流となった技術は? はさみ跳び ウェスタンロール ストラドル フォスベリーフロップ
1968年メキシコシティ五輪でディック・フォスベリーが披露した背面跳び、通称フォスベリーフロップは重心をバーの下に保ったまま越える効率的なフォームとして脚光を浴びた。以後世界記録や主要大会のメダリストのほとんどがこの技術を採用し、現在では背面跳び以外で国際レベルに到達する選手はほぼ存在しない。従来主流だったストラドルやウェスタンロールは急速に姿を消した。
Q9 : 1984年ロサンゼルス五輪男子20キロ競歩で金メダルを獲得した選手は誰? エルネスト・カント マウリツィオ・ダミラーノ ロベルト・コジェニョフスキ 鈴木雄介
1984年ロサンゼルス五輪の男子20キロ競歩ではメキシコのエルネスト・カントが1時間23分13秒で金メダルを獲得した。カントは高地トレーニングで培った心肺機能を武器に中盤で独走し、そのまま先頭を譲らなかった。ダミラーノは1980年モスクワの金メダリスト、コジェニョフスキは1996年以降に活躍、鈴木雄介は2015年に世界記録を樹立した日本選手であり、84年大会の優勝者ではない。
Q10 : 公認競技場のトラック1周(第1レーン測定線)の長さは? 398メートル 400メートル 402メートル 440ヤード
World Athletics競技規則では内側から0.30メートルの測定線上で正確に400メートルとなるようトラックを設計しなければならないと規定されている。400メートルはスタート位置やカーブ半径の基準になっており、398メートルや402メートルなどの誤差は公認されない。かつては440ヤード(約402.336メートル)のトラックも使用されたが現在の国際大会では採用されていない。
まとめ
いかがでしたか? 今回は陸上競技クイズをお送りしました。
皆さんは何問正解できましたか?
今回は陸上競技クイズを出題しました。
ぜひ、ほかのクイズにも挑戦してみてください!
次回のクイズもお楽しみに。