レーザータグの魅力に満ちたアクションスポーツ。プレイヤーが身に着けるセンサー装置、発射される不可視の赤外線ビーム、ゲームモードやスコアリングなど、レーザータグの基本設計には知られざる工夫が凝らされています。この10問のクイズで、レーザータグの基礎知識から最新トレンドまでを楽しく学んでいただけます。レーザータグの奥深さと爽快感を、クイズを通じて体感してみてください。
Q1 : レーザータグで使われる赤外線ビームは目に見えないが、プレイヤーに射撃中であることを知らせるため銃口部に最も一般的に設けられる視覚的ギミックは次のうちどれか? 可視レーザーの連続照射 可視LEDのフラッシュ 小型スモークの噴出 超音波パルスの放射
赤外線は不可視なため射線を把握しづらい。そこで銃口周辺に高輝度LEDを取り付け、発射と同期してフラッシュさせる方式が広く採用されている。LEDは低消費電力で点滅速度の制御も容易なうえ、遠くからでも射撃状態が視覚的に確認できる。可視レーザーは規制が厳しくコストも高い。スモークや超音波は屋内外での運用制限があり常用には向かない。結果としてLEDフラッシュが最も実用的となっている。
Q2 : 公式トーナメントで多く採用される国際ルールでは、チーム戦の開始時に各プレイヤーに与えられる標準ライフ(被弾許容回数)は通常いくつか? 3 4 無制限 5
競技性と戦術性のバランスを取るため、国際大会や大規模リーグでは開始時に5ライフを設定するケースが最多である。3回や4回では試合が短過ぎて消極的な立ち回りになりやすく、無制限では被弾を恐れない乱戦となって技術差が出にくい。5回なら攻撃・回避・回復を計画的に行えるうえ、観客も状況を把握しやすい。こうした理由から世界的に5ライフが標準値として定着している。
Q3 : レーザータグで禁止される『センシングエリアを手や衣服で覆って被弾判定を妨げる行為』は、スポーツマンシップ上何と呼ばれて非難されるか? Shielding Ghosting Camping Sprinting
センシングエリアを物理的に覆い赤外線を遮断する行為は“Shielding”と呼ばれ重大な反則とされる。相手のビームが当たってもセンサーが反応しないため、公平性が著しく損なわれる。Ghostingは相手の背後に密着する戦術、Campingは待ち伏せ、Sprintingは高速移動を意味し、禁止ではない。国際ルールではShieldingが確認されると即退場や大幅減点が科される。
Q4 : レーザータグのスコアリングで、敵プレイヤーへの命中1点と拠点制圧ボーナス10点が同時に入った場合、総獲得ポイントとして正しいものはどれか? 12点 11点 10点 9点
レーザータグではヒットポイントとオブジェクティブポイントが独立して加算される。敵への命中は1点、拠点制圧は10点であり、同時に発生しても合計11点として記録される。12点は計算違い、10点や9点はどちらかのポイントを誤って省いている例である。公式スコアシステムはイベント毎にポイントを積算するため、プレイヤーは合計値を正確に把握し戦術を調整する必要がある。
Q5 : レーザータグでプレイヤーが弾薬数をリロードせずに撃ち続けられる銃設定は一般に何と呼ばれる? 無限弾モード バーストモード セミオートモード チャージショットモード
リロード操作なしで無制限に射撃できる設定は“Unlimited Ammo”または“Infini-Ammo”と呼ばれ、日本語では無限弾モードと訳される。体験会や初心者向けゲームで採用されることが多く、弾切れによるストレスがなくゲームテンポが保たれる。バーストモードは数発連射、セミオートは単発射撃、チャージショットはエネルギーを溜めて撃つ方式であり、弾数制限の有無とは別概念である。
Q6 : レーザータグの基礎装備として、プレイヤーが着用する得点検知用のバンドやベストに組み込まれているのは一般的にどのようなセンサーか? 赤外線受光センサー 超音波センサー RFIDリーダー 加速度センサー
レーザータグでは赤外線LEDで送られた信号を検知するため、高速応答のフォトダイオードなど赤外線受光センサーが装備に多数取り付けられる。超音波は距離測定用、RFIDは識別用、加速度は動作検出用としては使えるが被弾判定には時間分解能や指向性が不足する。現行の主要システムの多くが赤外線受光を採用し、命中精度と安全性を両立している。
Q7 : 世界で最初に一般市場向けに発売されたレーザータグトイ「Star Trek Electronic Phaser Guns & Target Game」を1984年に発売した企業はどれか? Hasbro Worlds of Wonder Mattel Bandai
1980年代初頭に家庭用レーザータグを一般に普及させたのは、玩具メーカーWorlds of Wonderである。同社はスター・トレックのライセンス商品を投入し、光線銃とターゲットをセットにした画期的な玩具を1984年に発表した。HasbroやMattelも後年レーザータグ玩具を展開したが、市場を切り開いたのはWoWであり、同製品が商用初の量産機と評価されている。
Q8 : インドアレーザータグ施設で典型的に推奨される服装として、暗い会場で相手に位置を悟られにくく、汚れても目立ちにくいとされるのは次のうちどれか? 白いTシャツ 蛍光色のパーカー 黒や紺の長袖シャツ 反射材付きベスト
インドアアリーナはブラックライトやネオン装飾が多く、白や蛍光色の衣類は光に反射して相手に発見されやすい。反射材付きベストも同様に視認性を高めてしまう。黒や紺の長袖シャツは光を吸収し輪郭をぼかすため隠密性が高く、センサーを留めるバンドで肌を擦りにくいという利点もある。これらの理由から暗色長袖が推奨ウェアとして案内されることが多い。
Q9 : レーザータグの赤外線送信部から発せられる不可視光の波長として、業界で広く用いられているのはおよそどの波長帯か? 650nm付近の可視赤色光 470nm付近の可視青色光 850nm付近の近赤外光 10600nm付近の遠赤外光
多くのレーザータグ銃は半導体赤外LEDのピーク波長850nm前後を使用する。人体に安全で肉眼では見えず、低コストで高効率な部品が入手しやすいことが大きな理由である。650nmや470nmの可視光はまぶしさや誤検知の問題があり、10600nmの遠赤外は工業用CO2レーザーに該当し安全面・法規制面のハードルが高い。よって競技機材の主流は850nm帯となっている。
Q10 : アウトドアレーザータグのゲームモードの一種で、拠点となるデバイスの耐久値が0になるまでビームを当て合うチーム戦を一般に何と呼ぶか? Free-for-all Medic Tag Stealth Ops Domination
Dominationは陣地の制圧を目的とする代表的なアウトドアルールで、拠点デバイスのライフを先にゼロにしたチームが勝利となる。Free-for-allは個人戦、Medic Tagは回復役を設ける変則戦、Stealth Opsは発見されずに目標を達成するシナリオ型であり、目的も勝利条件も異なる。Dominationでは拠点の位置取りやカバーリングが重要で、タクティカルな連携が試されるため人気が高い。
まとめ
いかがでしたか? 今回はレーザータグクイズをお送りしました。
皆さんは何問正解できましたか?
今回はレーザータグクイズを出題しました。
ぜひ、ほかのクイズにも挑戦してみてください!
次回のクイズもお楽しみに。