近年、総合格闘技(MMA)は世界中で人気を集めており、多くのファンを魅了し続けています。このスポーツの歴史や記録を紐解くため、10問の総合格闘技クイズをお届けします。UFC、RIZIN、Bellatorなど、メジャーリーグの名勝負や注目選手のエピソードを取り上げ、MMAファンの知識を更に深めていただければと思います。MMAの魅力を存分に感じられる内容となっていますので、ぜひお楽しみください。
Q1 : 2020年UFC249でトニー・ファーガソンに勝利しライト級暫定王者となった選手は?
新型コロナ禍で延期を繰り返したUFC249は2020年5月にフロリダで無観客開催され、メインイベントでジャスティン・ゲイジーがトニー・ファーガソンと暫定ライト級王座を争った。ゲイジーは重いローキックとカウンターフックで序盤から主導権を握り、5R3分39秒レフェリーストップ勝利。試合後のインタビューでは王座挑戦権の証としてベルトを即座に外す謙虚さも話題になった。公式記録により勝者がゲイジーであることは明白である。
Q2 : UFC史上でヘビー級とライトヘビー級の二本のベルトを同時保持した唯一の選手は?
ダニエル・コーミエは2018年7月のUFC226で当時ヘビー級最多防衛記録を持つスティーペ・ミオシッチを1RKOし、ライトヘビー級王座と合わせて二階級同時保持を達成した。オリンピックレスリング背景の組み力とクリンチでのショートフックが勝因と分析される。同時二冠はマクレガーやヌネスも成し遂げたが、重量級での達成はDCのみ。翌年ヘビー級を奪還したミオシッチとのライバル関係も含め、近年のUFC史を語るうえで象徴的な偉業となっている。
Q3 : StrikeforceからUFCに移行後、無敗のまま女子バンタム級王座を複数回防衛した“Rowdy”の愛称を持つ選手は誰?
“Rowdy”ロンダ・ラウジーは2012年にStrikeforce女子バンタム級王者としてUFCに移籍し、アームバー一本を武器にリズ・カムーシュ戦を皮切りに6度の防衛に成功した。テイトとの因縁対決やジンガノ戦を含む12連勝は女子MMAの人気を一気に押し上げ、UFC初の女子メインイベントを実現させた立役者でもある。2015年ホリー・ホルムに敗れるまで無敗神話を築いたため、条件を満たすのはラウジーのみで他の候補は該当しない。
Q4 : ONE Championshipでフェザー級とライト級の二階級を同時制覇した初のファイターは誰?
ベトナム系オーストラリア人のマーチン・ニューイェンは2017年8月にフェザー級王座、同年11月にライト級王座を獲得し、ONE Championship史上初の二階級同時王者となった。得意の右オーバーハンドでマラット・ガフロフ、エドゥアルド・フォラヤンをそれぞれKOしたインパクトは大きく、“Situ-Asian”のニックネームも定着。二冠保持期間は短かったものの、ONEの国際展開を象徴する存在として評価される。ほかの候補は同時二冠の実績がないため不正解。
Q5 : UFCでフェザー級が正式に設立された際、WECの王座を引き継ぐ形で初代UFCフェザー級王者となった選手は誰?
ジョゼ・アルドはWEC時代にフェザー級王座を獲得し、2010年のUFC吸収合併に伴い初代UFCフェザー級王者に認定された。その後メンデス、エドガー、ラマスら強豪を相手に9度防衛し、約5年間無敗を維持。“キング・オブ・リオ”と称される圧倒的な支配力は、フェザー級の地位向上に決定的役割を果たした。したがって設立時点で王者となった人物はアルド以外に存在しない。
Q6 : 日本人の堀口恭司が2019年にBellatorバンタム級王座を奪取した際の対戦相手は誰だったか?
2019年6月のBellator 222で堀口恭司は当時の王者ダリオン・コールドウェルとタイトルマッチを行い、3‐0の判定で勝利した。前年の大晦日にRIZINで一本勝ちしていた因縁の相手をニューヨークで再び撃破し、日本人男子として初めて米国メジャー団体の王座を戴冠。堀口は試合中にテイクダウンを凌ぎつつスタンドで有効打を重ね、ジャッジ全員の支持を得た。したがって対戦相手はコールドウェルであり、他の選手ではない。
Q7 : 2016年UFC205で一夜にして二階級同時王者となった史上初のファイターは誰?
2016年11月ニューヨークのマディソン・スクエア・ガーデンで開催されたUFC205のメインイベントで、フェザー級王者だったコナー・マクレガーがライト級王者エディ・アルバレスを2R TKOで下し、UFC史上初めて同一大会で二本のベルトを同時保持した。以前にも二階級制覇例はあったが“同時保持”は初。MSGでの歴史的勝利はUFCのニューヨーク解禁第1弾興行を象徴し、マクレガーの世界的知名度を決定づけた出来事となった。
Q8 : RIZINライト級グランプリ2019で優勝したアゼルバイジャン人ファイターは誰?
RIZINライト級GP2019は大晦日のさいたまスーパーアリーナで準決勝・決勝が実施され、アゼルバイジャン出身のトフィック・ムサエフがジョニー・ケースを1Rで、続く決勝でパトリッキー・ピットブルを判定で破り優勝した。鋭い打撃と強靭なテイクダウンディフェンスでトーナメントを制覇し、日本のファンに衝撃を与えた。大会後はベルトこそ設定されなかったが、事実上のRIZINライト級トップとして認知され、国際的評価を一気に高めた。
Q9 : TUF26フィナーレでUFC女子フライ級初代王者となった選手は?
2017年12月の「The Ultimate Fighter 26」フィナーレで行われた女子フライ級初代王座決定戦は、急遽代役出場となったロクサン・モダフェリにニコ・モンターニョが判定3‐0で勝利してベルトを獲得した。レスリングを軸としたアグレッシブな攻防が評価され、試合後にはダナ・ホワイトが自らベルトを巻くセレモニーが話題に。シェフチェンコら強豪が後に席巻する前段階で、モンターニョが女子フライ級の歴史に最初の名を刻んだ事実は公式記録に残っている。
Q10 : PRIDE2005ミドル級グランプリ決勝でマウリシオ“ショーグン”フアに敗れたのは誰?
PRIDE2005ミドル級GPは世界屈指の強豪が集結したトーナメントで、決勝はリカルド・アローナとマウリシオ“ショーグン”フアのブラジル勢対決となった。アローナは準決勝で同門のヴァンダレイ・シウバを判定破り注目を浴びたが、決勝ではショーグンの高速パウンドとパスワークに苦戦し、開始4分47秒TKO負け。ショーグンの台頭を決定づけた名場面として語り継がれる。ゆえに決勝で敗れた選手=アローナが正解で、他の候補は該当しない。
まとめ
いかがでしたか? 今回は総合格闘技(MMA)クイズをお送りしました。
皆さんは何問正解できましたか?
今回は総合格闘技(MMA)クイズを出題しました。
ぜひ、ほかのクイズにも挑戦してみてください!
次回のクイズもお楽しみに。