ドッジボールは、小学校の体育の授業や地域のクラブ活動で最も一般的に行われるスポーツの一つです。しかし、ドッジボールのルールや歴史については、意外と知られていないことも多いのではないでしょうか。この記事では、ドッジボールに関するクイズを10問ご紹介します。ドッジボールの基本情報から、日本ドッジボール協会の活動まで、様々な側面について解説していきます。ドッジボールについて、より深く理解を深めていただければ幸いです。
Q1 : 日本ドッジボール協会D-1カテゴリーで一つのチームが大会に登録できる最大選手数は何人か。
D-1カテゴリーの選手登録枠は12人で、試合にはそのうち内野8人と外野1人の計9人が同時出場する。残りの3人は交代要員としてベンチ入りでき、途中交代や負傷者対応が可能になる。10人枠では交代選手が足りず、15人や18人は管理や出場機会の公平性が損なわれるため採用されていない。大会要項やエントリーシートの規定欄にも“登録は最大12名”と明記されており、これを超えるとエントリー自体が無効となる。
Q2 : 日本ドッジボール協会公式ルールでのコート短辺(横)の長さは何メートルか。
JDBA公式戦が行われるD-1コートは縦20m×横10mと定められている。縦方向はバレーボールコートと同じ20mを流用し、横方向を10mにして内野の密度と攻防のバランスを取っている。8mでは選手が密集しすぎ、12m以上では当てる難易度が上がり過ぎるため競技性が損なわれる。公認ラインテープや大会要項にも“短辺10メートル”と明記されているため、正解は10mである。
Q3 : 内野の選手が相手のボールを空中でキャッチした瞬間にセンターラインを踏み越えていた場合、その選手はどうなるか。
ドッジボールではセンターラインを踏む、越える行為は“ラインオーバー”として反則扱いになる。反則はボール処理より優先判定されるため、ボールをキャッチしていたとしてもキャッチは無効になり、ラインを越えた選手がアウトとして外野に移動する。投げた側がアウトになるのはキャッチが正当に成立した場合のみで、同時反則は採らない。審判は笛と共にボールデッドを宣告し、安全を確保してから試合を再開させる。
Q4 : JDBAの公式戦で1セットと定められているプレー時間は何分か。
日本ドッジボール協会の公式カテゴリーであるD-1クラスでは、競技時間の短さとテンポの速さを重視して1セット5分と規定されている。5分経過時点で内野に残った人数を数え、多いチームがセットを取る。延長戦を除けば7分や10分という設定は存在せず、15分は海外の一部リーグ戦で採用される長時間形式である。小学生の集中力と安全面を考慮した設定として5分制が定着し、大会プログラムや審判手引きにも明記されている。
Q5 : 試合開始時点で各チームが外野に配置できる選手は最大何人か。
公式ルールでは試合開始時に外野へ出られるのは各チーム1人のみで、一般に“先外野”と呼ばれる。この1人は相手コート側のエンドライン外に立ち、味方へのパスやアウトになった選手の受け入れ拠点になる。試合が進むと内野の選手が当てられアウトになるたびに順次外野へ移動するが、スタート時点で2人以上を外野に置くことは認められていない。0人だと外野不在でルールを満たさず、3人は海外ルールの一部に見られる形式で日本公式戦では不可である。
Q6 : JDBA公式戦で認められているボールの材質は次のうちどれか。
日本ドッジボール協会は安全性と弾性、耐久性のバランスからゴム製ボールのみを公式球として承認している。公式球には検定印が押され、気温や空気圧条件も細かく指定がある。革製はグリップが強すぎて顔面への危険が増し、スポンジや布製は変形しやすく反発力が足りず公正な競技が成り立たない。したがって大会や公認審判講習会では必ずゴムボールを使用し、検定以外の材質は全て使用禁止になる。
Q7 : 内野の選手が当てられてアウトになったあと外野との交代配置が許可されるのはどのタイミングか。
外野と内野の配置換えはプレーの流れを止めないよう“ボールデッド”が宣言されたタイミングで即座に行うとルールに明記されている。ボールデッドとはボールがコート外へ出る、審判が笛を吹くなどで一旦プレーが切れた状態を指し、この間に安全かつ迅速に選手を移動させる。タイムアウトや得点後に限定する規定はなく、逆にプレー中に勝手にラインを横切って行き来するのは反則となるため注意が必要である。
Q8 : World Dodgeball Federation(WDBF)の公式試合で、コート内に同時に使用されるボールの数はいくつか。
国際統括団体WDBFはスピード感と戦術性を高めるため競技ボールを5個同時に使用するルールを採用している。序盤の“rush”では5球がセンターライン中央に並べられ、スタートの合図と同時に両チームが奪い合う。1個や2個では攻撃と守備が単調になり、7個以上になるとコート内の密度が高く危険性が増すとされる。日本国内大会は1球制だが、国際大会に参加する際は5球制の戦略を学ぶ必要がある。
Q9 : 日本の小学校の授業や地域のクラブで最も一般的に使用されるドッジボールの号数は次のうちどれか。
2号ボールは直径およそ18cm、重量およそ310gで、子どもの手でも握りやすく安全に投げられる大きさとして文部科学省の教材基準や日本ドッジボール協会の普及資料で推奨されている。学校備品カタログでも標準サイズとして掲載されており、他の号数は中学・高校やレクリエーション用に限定されることが多い。したがって小学校の一般的な使用球は2号である。
Q10 : 日本ドッジボール協会(JDBA)が設立されたのは何年か。
日本ドッジボール協会は、学校体育の補完と競技としてのドッジボール発展を目的に1987年に設立された。設立後、全国大会の開催、公式ルールの整備、審判員の育成などを進め、1990年代には加盟チーム数が急増した。1970年代には全国統括団体はまだ存在せず、1998年はジュニア部門の全国大会が制度化された年、2005年は国際連盟設立に参画した年であり設立年ではない。
まとめ
いかがでしたか? 今回はドッジボールクイズをお送りしました。
皆さんは何問正解できましたか?
今回はドッジボールクイズを出題しました。
ぜひ、ほかのクイズにも挑戦してみてください!
次回のクイズもお楽しみに。