ダブルディスクコートクイズ
フライングディスクスポーツの代表的な競技種目の一つ、ダブルディスクコート(DDC)は、2枚のディスクを同時に扱う独特の攻防が魅力です。WFDFが制定する公式ルールに基づき、専用のコート設計と専用ディスクが使用されます。この10問のクイズでは、DDCの基本ルールや競技特性について、ディスクの重さや寸法、得点方式など、競技を理解するうえで重要なポイントを確認していきます。フライングディスクの奥深さに迫る一連の問題にチャレンジしてみてください。
Q1 : ダブルディスクコートを統括し公式ルールを発行している国際団体はどれか?
飛翔系ディスク全般を所管する世界フライングディスク連盟WFDFがDDCを公式競技として認定し、ルールの改訂や世界選手権の開催を行っている。サッカーを統括するFIFA、バレーボールのFIVB、テニスのITFはいずれもボールスポーツの国際団体でありDDCとは無関係である。WFDFが策定する競技規則は毎年メンバー国の代表会議で見直され、コート寸法や用具、ジェスチャーなど細部まで共通化されているため、どの国の大会でも同じ条件で競技が可能となっている。
Q2 : 試合開始時に両チームが同時にディスクを投げ合うオープニングスローは何と呼ばれるか?
プルはアルティメットでも使われる用語で、DDCでもゲーム開始や得点後のリスタートに採用されている。合図と同時に両チームがディスクを投げ、空中で交差させることでプレーが始まる。キックオフは主に球技で用いられる言葉、スナップはアメリカンフットボール、スタートスローは慣用的に使われることはあっても正式名称ではない。プルの正確な飛距離と滞空時間を合わせることは相手のオープンを作らないために重要で、上位選手は秒単位でこのタイミングを調整する。
Q3 : 2つのコートの前方境界線同士の間隔は公式に何メートルと定められているか?
ダブルディスクコートでは互いのコートが離れて設置されることでディスクの飛行時間と守備反応時間を確保している。前面ライン間が17メートルであることで、ロブ気味の投球も高速のドライブも有効に働き、戦術の幅が広がる。もし距離が短いと反応時間が足りず失点が増え、逆に長すぎるとディスクが地面に到達する前に軌道が不安定になり競技として成立しにくい。13メートル四方のコートサイズと17メートルの間隔はセットで設計されており、国際大会でも厳格に測定される。
Q4 : 試合中に同時に使用されるディスクの枚数として正しいものはどれか?
DDCの名称が示す通り同時に二枚のディスクが行き交うことが最大の特徴である。二枚あることで投げるタイミングをずらし相手にダブルを強要する戦術が生まれ、単純なラリー以上の駆け引きが展開される。一枚ではただのコートゲームに留まりスピード感が失われ、三枚以上では競技性が崩壊するため公式戦では必ず二枚で行う。ディスクの色を変える場合もあるが、重量や材質は同一でなければならないと規定されている。
Q5 : 国際大会を含め、DDCが最も多く開催される推奨サーフェスはどれか?
天然芝は転倒時の衝撃吸収性とディスクの滑りやすさのバランスが良く、選手の安全と競技の正確性を両立できるためDDCの標準サーフェスとされている。アイスリンクは温度や摩擦係数が競技に不適、ハードコートは転倒時の怪我リスクが高い。砂浜はビーチディスク競技で使われるが、粒形状によりディスクが沈みバウンドが読みにくく公式DDCには採用されにくい。芝生は世界選手権でも採用され、ラインテープが固定しやすい利点もある。
Q6 : DDCで使用される公式ディスクの推奨重量は一般的に何グラム前後か?
110グラムのフライングディスクはフリスビー競技全般で最も軽い部類に入るが、DDCでは高い操作性と二枚同時進行という競技特性からこの軽さが好まれる。WFDFの正式ルールではWham-O社の110グラムモデルが指定されており、大会でも同一規格が配布される。これにより選手間でディスクの飛行特性差が生じず、公平性が担保される。重いディスクは安定するが落下速度が速く、DDCの速い攻守の切り替えには不向きとされる。
Q7 : ダブルディスクコートで相手チームに一度に2点が入る状況として正しいものはどれか?
二枚のディスクを同時に保持してしまう状況はルール上ダブルと呼ばれ、一度に二点を失う最もリスクの高い失点パターンである。攻撃側はタイミングをずらしたスローでこのダブルを狙い、防御側はディスクの滞空時間を調整しながら一方を素早くリリースして重複保持を避ける戦術を取る。通常の着地やラインオーバーによる失点は一点のみなので、競技者はダブルを回避することが最重要課題となる。
Q8 : 公式ルールで定められた一つのコートの一辺の長さは何メートルか?
DDCのコートは正方形で一辺13メートルという独特のサイズに定められている。これはフリースタイルやアルティメットよりも狭く、ガッツよりは広い中間的な設定で、二枚のディスクが同時に行き交うスピード感と人間二名で守り切れる面積とのバランスを考慮して決められた。サイズが大き過ぎると攻撃が有利になり試合が長引き、小さ過ぎると守備が容易になり停滞するため、長年の実験を経て13メートルが最適値として採用された経緯がある。
Q9 : 国際大会で採用されるゲーム形式では、何点先取で勝利となるのが一般的か?
WFDFをはじめとする国際大会では15点先取が標準で、さらに2点差がつくまでゲームが続行される。15点という設定は短時間で勝負を決めるスピード感と、逆転の余地を残す戦術性を両立させるために採用された。11点では偶発的な連続得点で試合がすぐ終わってしまい、21点では体力的負担が大きくなる。競技開始当初は点数が大会ごとに揺れていたが、現在は15点制がほぼ世界共通で運用され、国内リーグでも同じフォーマットが踏襲されている。
Q10 : ダブルディスクコートは1チーム何人で編成されるスポーツか?
DDCは二人一組が基本単位で、パートナー間の連携が勝敗を大きく左右する。攻守ともに二枚のディスクを扱うため、一人ではコートをカバーしきれず、三人以上ではスペースが窮屈になる。二人という人数は互いの役割分担を明確にしつつ機動力を確保できる最適なバランスとされる。選手は前衛後衛に分かれたり、左右で役割を固定したりと多彩なフォーメーションを取り、常に声掛けで状況を共有する。二人の呼吸が合わないとダブル失点のリスクが高まるため、ペアのチームワークは最重要要素になる。
まとめ
いかがでしたか? 今回はダブルディスクコートクイズをお送りしました。
皆さんは何問正解できましたか?
今回はダブルディスクコートクイズを出題しました。
ぜひ、ほかのクイズにも挑戦してみてください!
次回のクイズもお楽しみに。