Q1 : WFDF規格のフィールド中央部(Playing Field Proper)の長さは何メートル?
コート全長は100mだが、得点エリアである両エンドゾーン18m×2を除いた中央部が「Playing Field Proper」と呼ばれる。この部分の長さは64mで、サッカーやラグビーよりやや短い。64mという値はディスクの飛行距離とプレーヤーの走力のバランスを考慮して設定され、国際大会ではラインテープやコーンによって厳密にマーキングされる。規格を外れるとプレー空間の広さが変わり、公平性が損なわれるため注意が必要である。
Q2 : クラブチーム世界規模大会「US Open」が初めて開催された年は?
USA Ultimateが主催するUS Openは、世界トップクラブを招いて行う国際大会として2012年にスタートした。初回はコロラド州ボルダーで実施され、オープン・ウィメン・ミックスの3部門が同時開催された。競技戦だけでなく、ルール講習やスピリット・オブ・ザ・ゲームに関するワークショップも併催されるのが特徴で、以後毎年夏にアメリカ各地で行われる恒例イベントとなっている。
WFDF混合部門ではGender Ratio Rule Aが標準となり、ポイント開始時点でエンドゾーンに位置するチームがそのポイントのジェンダー比(4人男性3人女性または逆)を宣言する。この方式は試合を通じて男女比が極端に偏るのを防ぐと同時に、戦術的な駆け引きを生む要素にもなる。宣言を受けた相手チームは同じ比率でラインを組まなければならず、追加のタイムアウトやメンバーチェンジで対応することも許されている。
WFDF公式ルールではフィールド中央部(Playing Field Proper)が64m、その両端に18mのエンドゾーンを付け全長100mとなる。エンドゾーンはタッチダウンエリアに相当し、攻守の駆け引きが集約される重要地点であるため正確な計測が不可欠。アメリカンフットボールの端ゾーン長20ヤード(約18.3m)との整合性もあり、国際的に18mで統一されている。