ベースボールファンの皆さん、この記事では10問のクイズをお届けします。日本プロ野球やメジャーリーグの歴史に彩られた数々の偉業や記録について、あなたの知識を試してみましょう。野球を愛する者なら誰もが知るような有名な出来事から、意外な事実まで、バラエティに富んだ内容となっています。クイズに挑戦し、自分の野球ナレッジを確認しながら、この記事を楽しんでいただければ幸いです。さあ、始めましょう!
Q1 : 2016年シーズンにMLBでシカゴ・カブスがワールドシリーズを制したが、前回優勝から空いた期間は何年だった?
シカゴ・カブスは1908年にワールドシリーズを制して以来、『山羊の呪い』など不運が続き長らく世界一から遠ざかっていた。2016年、クリス・ブライアント、アンソニー・リゾら若手とレスター、チャップマンら投手陣がかみ合い、インディアンスを破り悲願達成。このとき前回から空いた年数は108年で、メジャー史上最長クラスのブランクとして語り継がれる。68年や88年も長いが、カブスの呪いの歴史は1世紀超という長さが特筆される。
Q2 : 日本プロ野球で、一軍公式戦通算2000試合出場を最年少で達成した選手は誰?
谷繁元信は横浜大洋ホエールズに1989年ドラフト1位で入団し、高卒捕手ながら翌年から一軍経験を積んだ。移籍した中日ドラゴンズでも主力捕手として長年出場を重ね、2010年7月24日の巨人戦で通算2000試合出場を38歳1カ月で達成。これはそれまでの最年少記録だった衣笠祥雄(38歳8カ月)を更新する新記録となった。捕手という負担の大きいポジションで連続出場を続けたタフネスが光り、阿部、宮本、金本らもこの年齢では到達していない。
Q3 : 2023年のメジャーリーグ・オールスターゲームが開催された球場はどこ?
2023年のMLBオールスターゲーム(第93回)は7月11日にシアトル・マリナーズの本拠地T-モバイル・パークで開催された。同球場は1999年にセーフコ・フィールドとして開場し、2019年に現在の命名権名称へ変更。イチローの活躍や海風を感じる開閉式屋根などで知られるスタジアムである。2021年はクアーズ・フィールド、2022年はドジャースタジアム、2021年に予定されていたトゥルーイスト・パークは政治的事情で変更になったため混同しやすいが、2023年は正式にシアトル開催となった。
Q4 : 日本プロ野球において、初めてシーズン200本安打を達成した打者は誰?
1994年、オリックス・ブルーウェーブのイチローは当時まだ130試合制だったパ・リーグで210安打を放ち、日本プロ野球史上初めてシーズン200本安打を突破した。打率.385、首位打者、最多安打、MVPなどを総なめにし、前年まで持っていたシーズン最多安打の日本記録(榎本喜八の191本)を大幅に更新。以降、200本安打はNPBでも目標値となり、青木宣親や秋山翔吾らが後に到達したが、初の到達者はイチローであることは揺るがない。
Q5 : MLBでサイ・ヤング賞を最多タイの7度受賞した投手は誰?
サイ・ヤング賞は両リーグから最優秀投手に贈られる賞だが、その受賞回数の最多記録はロジャー・クレメンスの7回である。1986年にレッドソックスで初受賞して以降、ブルージェイズ、ヤンキース、アストロズなど所属球団を移しながらも圧倒的な球威と多彩な変化球で毎年のように20勝近い成績を残し、2004年までに7度選ばれた。マダックスとジョンソンは4度、カーショウは3度で、いずれも偉大だがクレメンスの7回には届いていない。
Q6 : 日本人投手としてMLBで初めてノーヒットノーランを達成したのは誰?
1995年にロサンゼルス・ドジャースでデビューした野茂英雄は、豪快なトルネード投法でアメリカでも大旋風を巻き起こした。デビュー翌年の1996年9月17日、コロラド・ロッキーズ戦(クアーズ・フィールド)で日本人投手として初となるノーヒッターを達成。標高が高く投手不利とされる球場での快挙は衝撃を呼び、翌2001年にもレッドソックスで2度目を記録した。松坂、ダルビッシュ、岩隈も完封やノーヒッター未遂はあるが、最初の達成者は野茂である。
Q7 : 2021年、東京オリンピック野球競技で金メダルを獲得した日本代表の監督は誰?
2021年に開催された東京五輪の野球競技で、日本は決勝で宿敵アメリカを下し悲願の金メダルを獲得した。そのチームを率いたのが稲葉篤紀監督である。現役時代は日本ハムで主軸を務めた稲葉は、2017年に侍ジャパン監督に就任し、大会前から徹底した情報収集と投手陣の層の厚さを武器にチームを構築。栗林良吏ら若手も積極起用し、グループラウンドから無敗で頂点に立った。原辰徳は2009年WBC、小久保裕紀は2013年~2017年に代表監督を務めたが、東京五輪で指揮したのは稲葉である。
Q8 : MLB通算安打数歴代1位のピート・ローズが記録したヒット数は何本?
ピート・ローズは1963年にレッズでデビューしてから24年間の現役生活で通算4256安打を放ち、タイ・カッブの4191本を抜いてMLB史上最多記録を持つ。スイッチヒッターとして高い打率を維持しながら年間200本以上の安打を10度記録。通算出場試合数3562も史上最多であり、長いキャリアと驚異的なコンタクト能力がこの金字塔を支えた。4268本という数字は誤って語られることがあるが、公式記録は4256本である。
Q9 : 日本プロ野球で唯一、投手として通算400勝を挙げているのは誰?
金田正一は1950年に国鉄スワローズでデビューし、当時弱小と言われたチームで驚異のスタミナと奪三振力を武器に勝ち星を量産した。スワローズ時代に298勝、巨人時代に44勝を積み重ね、1969年に通算400勝に到達。NPB史上2位の米田哲也(350勝)を大きく引き離しており、現在まで400勝投手は金田ただ一人である。毎年のように300イニング以上を投げ、通算4490奪三振も歴代1位。稲尾や村山も大投手だが、この数字は別格だ。
Q10 : 「ドジャースタジアム」を本拠地とするMLB球団はどれ?
ドジャースタジアムはカリフォルニア州ロサンゼルスにある1962年開場のボールパークで、ロサンゼルス・ドジャースが本拠として使用している。MLB随一の観客動員を誇り、丘陵地を掘削して建設された独特の構造も特徴だ。隣接するロサンゼルス・エンゼルスの本拠はエンゼル・スタジアム・オブ・アナハイム、ジャイアンツはオラクル・パーク、パドレスはペトコ・パークでいずれも別都市に位置するため、球場名と球団を混同しないよう注意が必要である。
まとめ
いかがでしたか? 今回はベースボールクイズをお送りしました。
皆さんは何問正解できましたか?
今回はベースボールクイズを出題しました。
ぜひ、ほかのクイズにも挑戦してみてください!
次回のクイズもお楽しみに。