2007年のT20クリケット世界杯の優勝国は?そしてその大会が、後のインディアン・プレミアリーグ創設につながる重要な出来事となった経緯とは?この新しいフォーマットの爆発力や視聴者人気の高まりから、その後のクリケット界にどのような変化が訪れたのだろうか。また、過去の大会で打者や ボウラーが打ち立てた数々の記録も、この短いゲームの中での熾烈な競争を示している。T20クリケットの歴史を紐解くべく、10の興味深いクイズに挑戦しよう。
Q1 : 男子T20Iにおける史上最高個人得点172を記録したバッターは誰? クリス・ゲイル アーロン・フィンチ ブレンダン・マッカラム ハズラトゥラ・ザザイ
2018年7月、ジンバブエ・ハラレスポーツクラブで行われたトライシリーズのジンバブエ戦でオーストラリアのアーロン・フィンチはわずか76球で172点を叩き出し、それまで自らが持っていた156の世界記録を更新した。16本の四、10本の六を含む壮絶な乱打でストライクレート226.31を記録。T20国際試合で170点台に到達したのは現在もフィンチのみであり、短いフォーマットでの個人の限界を示した一打として語り継がれている。
Q2 : 国際試合史上最速となる12球でT20Iハーフセンチュリーを達成した選手は誰? コリン・マンロー グレン・マクスウェル ユブラジ・シン マーカス・ストイニス
2007年ワールドT20のイングランド戦でインドのユブラジ・シンはスチュワート・ブロードの1オーバー6球連続6を含む12球で50に到達し、以後破られていない最速記録を樹立した。合計7本の六、3本の四でストライクレート416.66を叩き出し、スローボールを混ぜるブロードの配球を読み切った豪打はT20という新しい舞台で打者の爆発力を象徴する瞬間として世界に強烈な印象を残した。
Q3 : 男子T20ワールドカップ通算最多となる47ウィケットを挙げているボウラーは誰? ラスィス・マリンガ サイード・アジャマル ウマル・グル シャキブ・アル・ハサン
バングラデシュのオールラウンダー、シャキブ・アル・ハサンは2007年大会から2022年まで6大会連続出場し、左腕スピンで計47ウィケットを奪っている。各大会で経済率7前後を保ちつつパワープレーとデスオーバーを投げ分ける器用さが特徴で、2011年には4-1-4-4という圧巻の数字も記録。継続的な成果によりバングラデシュ史上最高クラスの選手としての評価を確立し、2位以下を引き離し単独首位に立っている。
Q4 : 男子T20Iで史上最多となる278/3のチームトータルを記録した代表チームは? アフガニスタン インド イングランド オーストラリア
2019年2月23日デヘラドゥーンでのアイルランド戦でアフガニスタンは前半10オーバーで120超を積み上げ、そのまま278/3を叩き出した。ハズラトゥラ・ザザイが162*を放ち、ウスマン・ガニとのオープニングスタンドだけで236という当時の世界記録を樹立。高地スタジアム条件を最大限に活かした攻撃は途上国が強豪へ急成長する象徴となり、T20I最高総得点タイ記録として現在も残る。
Q5 : 史上初めてT20I通算100試合出場を達成した男子選手は誰? ロヒット・シャルマ ショアイブ・マリク ロス・テイラー イオイン・モーガン
パキスタンのベテランオールラウンダー、ショアイブ・マリクは2018年11月2日のニュージーランド戦で通算100試合出場を達成し、男子では世界初のT20I100キャッププレーヤーとなった。2006年の創成期から代表に名を連ね、中盤を締める右打者とオフスピンを兼ねる多才さで長年チームを支えた。長寿命と適応力が新興フォーマットの可能性を示す好例として語られている。
Q6 : 2021年大会でT20ワールドカップ史上初の“4球連続4ウィケット”を達成したボウラーは誰? ティム・サウジー ムスタフィズル・ラーマン カーティス・カンファー トレント・ボルト
2021年10月18日アブダビで行われたアイルランド対オランダ戦で、アイルランドの若手シームボウラー、カーティス・カンファーは鋭いバックオブレングスとカッターを使い分け4球連続で相手打者を仕留める離れ業を達成した。T20ワールドカップでの4 in 4は史上初。国際舞台での若手台頭の象徴的シーンとして記憶されており、その後のキャリアとアイルランド代表への注目度を大きく引き上げた。
Q7 : 女子T20I最速となる38球でのセンチュリーを記録した選手は誰? アリッサ・ヒーリー リズル・リー ソフィー・デバイン ディアンドラ・ドティン
2010年5月セントキッツで開幕した女子ワールドT20で西インド諸島のディアンドラ・ドティンは38球で100に達し女子T20I最速の百を刻んだ。序盤84/4と劣勢だったが11本の六と7本の四で形勢を逆転し112*を記録。豪快なフルスイングと体幹の強さは女子クリケットの印象を塗り替え、ビッグ・バッシュなど後年のリーグでの高評価につながった。10年以上破られていない金字塔である。
Q8 : 2016年に開催されたICC男子ワールドT20の開催国はどこ? インド スリランカ バングラデシュ イングランド
2016年3月から4月にかけて行われた第6回ワールドT20はインドの7都市で開催され、総入場者数と放映収入はいずれも前回大会を大幅に上回った。地元ファンの熱狂とホーリー祭が重なりスタジアムは連日満員。大会はウェストインディーズの劇的な逆転優勝で幕を閉じたが、高品質なピッチと商業的成功によりインドがT20ビジネスモデルの中心地であることを改めて印象づけた。
Q9 : 男子T20Iで初めて通算100ウィケットの大台に到達したボウラーは誰? ティム・サウジー ラスィス・マリンガ ラシド・カーン シャキブ・アル・ハサン
スリランカの右腕スリンガー、ラスィス・マリンガは2019年9月6日パレーケレでのニュージーランド戦で通算100ウィケット目を奪取し男子T20I史上初の三桁到達者となった。試合では4球連続ハットトリックを含む5/6の快投を見せ、ラウンドアームから繰り出すヨークとスローボールの緩急が健在であることを証明。わずか76試合での達成は当時2位以下を大きく引き離すペースで、短いフォーマットに特化したスペシャリストの価値を世界に示すマイルストーンとなった。
Q10 : 第1回ICC男子ワールドT20(2007年)の優勝国はどこ? インド パキスタン スリランカ オーストラリア
2007年9月に南アフリカで行われた初のワールドT20では、MSドーニ率いる若いインド代表が決勝で宿敵パキスタンを5点差で下し栄冠を手にした。ユブラジ・シンがスチュワート・ブロードから6球連続6を放つなど新フォーマットの爆発力を世界に示し、大会全体の平均視聴率も想定を大きく超過。インドの優勝は国内でT20リーグ創設の機運を高め、翌年のインディアン・プレミアリーグ誕生へとつながる歴史的出来事となった。
まとめ
いかがでしたか? 今回はT20クリケットクイズをお送りしました。
皆さんは何問正解できましたか?
今回はT20クリケットクイズを出題しました。
ぜひ、ほかのクイズにも挑戦してみてください!
次回のクイズもお楽しみに。