ワンデークリケットファンの皆さん、ようこそ。この記事では1975年以降のワールドカップ大会を振り返る10問のクイズをお送りします。クリケットの歴史を彩った数々の偉業や記録について、あなたの知識を試していただきます。初代王者の栄光から、得点ペースの新記録まで、クリケットの発展を感じていただける内容となっています。クイズに挑戦しながら、過去のドラマティックな出来事を追体験してみましょう。ワンデークリケットの魅力を存分に味わっていただければ幸いです。
Q1 : ODIで史上初めてチームスコア400点超を達成した代表チームはどこか?
2006年3月12日ヨハネスブルグで行われた南アフリカ対オーストラリア戦で、先攻のオーストラリアが50オーバーで434/4を叩き出し、ODI史で初めて400点の大台を突破した。リッキー・ポンティングが164ランを記録し、ハーシェル・ギブズらの追撃で最終的に南アフリカが438/9で勝つ伝説的試合となったが、400点超を最初に掲げたのはあくまでオーストラリアである。この試合は以後のODI戦術に大きな衝撃を与え、パワーヒッティング時代の幕開けとしてたびたび引用される。
Q2 : クリケットワールドカップで史上初のハットトリックを達成したボウラーは誰か?
インドの右腕シーマー、チェタン・シャルマは1987年ワールドカップのグループステージ、ナグプールで行われた対ニュージーランド戦でハットトリックを記録し、W杯史上初の快挙を成し遂げた。彼はブルース・モンティス、イアン・スミス、エドガー・ショーティスを3球連続でボウルドに仕留め、相手を全く寄せ付けなかった。この功績により彼は大会を象徴するスターの一人となり、インドのスイングボウリングの存在感を国際舞台に刻み付けた。以後W杯でのハットトリックは数例しかなく、その希少価値は極めて高い。
Q3 : ウィケットキーパーを除き、ODIで最多キャッチを記録しているフィールダーは誰か?
スリランカのマヘーラ・ジャヤワルダナは1998年から2015年までのODIキャリアで通算218キャッチを記録し、ウィケットキーパーを除く野手として歴代1位に立っている。セカンドスリップやショートカバーなど内野の要所を務め、高い反射神経と確実なハンドリングで難度の高いチャンスを幾度も掴んだ。2位のポンティング(160台)に大差をつけている点は彼の堅実さと長期にわたる出場数、そしてスリランカが採用した攻撃的フィールド配置の中心人物だったことを示している。
Q4 : ODI史上最速の100得点(最少球数でのセンチュリー)記録保持者は誰か?
南アフリカのAB・デ・ヴィリアーズは2015年1月18日のヨハネスブルグ、対ウェストインディーズ戦でわずか31球でセンチュリーに到達し、ODI史上最速記録を更新した。彼はパワープレー外でも果敢に逆方向へ打ち分け、イノベーティブなスイッチヒットやラップショットを多用。従来の最速だったアフリディの37球を大幅に短縮した。デ・ヴィリアーズの打撃は守備側の戦術を根底から揺さぶり、ODIにおける得点ペースの限界を押し広げた例として今なお語り継がれている。
Q5 : 2019年クリケットワールドカップで最多ウィケットを挙げたボウラーは誰か?
2019年イングランド・ウェールズ開催のワールドカップでトップに立ったのはオーストラリアの左腕快速、ミッチェル・スタークで、合計27ウィケットをマーク。平均18.59、ストライクレート20.5という圧倒的数字で2位のロッキー・ファーガソン(21)を大きく引き離した。特にヘディングリーでの対ニュージーランド戦5/26は大会屈指のスペルと称賛された。逆スイングと鋭いヨークで終盤を支配し、オーストラリアが準決勝進出を果たすうえで決定的役割を果たした。
Q6 : 2019年ワールドカップ決勝のスーパオーバーの末に優勝した国はどこか?
2019年7月14日、ロンドン・ローズで行われた決勝はイングランドとニュージーランドが50オーバーで241点ずつとタイに終わり、さらにスーパオーバーでも15対15で再度同点となった。大会規定により境界越えの本数が多かったイングランドが優勝と判定され、44年越しの初戴冠を達成。ベン・ストークスとジョス・バトラーの粘り強いパートナーシップ、ジョフラ・アーチャーのプレッシャー下でのボウリングなど劇的要素が重なり、近代ODI史で最も記憶に残るフィナーレの一つと評されている。
Q7 : 2003年クリケットワールドカップで最多得点を挙げたバッターは誰か?
2003年南アフリカ・ジンバブエ・ケニア共催ワールドカップでインドのサチン・テンドルカルは11試合で計673ランを積み上げ、今も大会最多得点記録として残る。準決勝までに5回の50超と1世紀を記録し、その間の平均は61.18、ストライクレート89.25。ボウル跳ねる南アフリカのピッチでカットとドライブを自在に操り、インドの決勝進出を牽引した。決勝ではポンティング率いる豪州に敗れたものの、テンドルカルの集大成的パフォーマンスは世界的な称賛を集め、ICCは彼を大会MVPに選出した。
Q8 : 1975年の第1回男子クリケットワールドカップで優勝した国はどこか?
1975年にイングランドで開催された初のワールドカップ決勝はロンドンのローズで行われ、クライヴ・ロイド率いるウエストインディーズが291/8を記録し、オーストラリアを17点差で下して大会初代王者となった。ロイドは決勝で102ランを叩き出しマンオブザマッチを獲得。この勝利により多民族から成るカリブ海の合同チームはODI舞台での圧倒的な才能と結束を世界に印象づけ、その後1980年代半ばまで続く黄金期の礎を築いた。
Q9 : ODI通算最多ウィケットを記録しているボウラーは誰か?
スリランカのオフスピナー、ムティア・ムラリデランは1993年から2011年にかけてODI 350試合に出場し、通算534ウィケットという前人未到の記録を打ち立てた。2位のワシム・アクラム(502)や3位のワイカール・ユニス(416)を大きく引き離しており、平均23.08、エコノミー4.14という安定感も際立つ。ドゥーサラなど多彩なスピンで右打者左打者を等しく翻弄し、スリランカが1996年W杯を制した原動力にもなった。
Q10 : 1996年クリケットワールドカップで初優勝を飾った国はどこか?
1996年大会はインド、パキスタン、スリランカの共催で行われ、アラヴィンダ・デ・シルバとサナス・ジャヤスーリヤらが活躍したスリランカが決勝でオーストラリアを7ウィケット差で下して初タイトルを獲得した。トスに勝ったオーストラリアはバッティングを選択し241/7を設定したが、デ・シルバが未到達の107*と3ウィケットでオールラウンドの働きを見せ、マンオブザマッチに。スリランカは革新的なパワープレー先制打撃戦術で大会を席巻し、従来の強国偏重図式を塗り替えた意義深い優勝だった。
まとめ
いかがでしたか? 今回はワンデークリケットクイズをお送りしました。
皆さんは何問正解できましたか?
今回はワンデークリケットクイズを出題しました。
ぜひ、ほかのクイズにも挑戦してみてください!
次回のクイズもお楽しみに。