テストクリケットは、長い歴史と伝統を持つ競技ですが、その中でも特に輝かしい記録や偉業を達成した選手たちがいます。本クイズでは、テストクリケットにおける様々な最高記録について出題します。スコアの最高記録から、ウィケット数、連勝記録まで、クリケットの歴史に名を刻む選手たちの偉業を確認することができます。テストクリケットファンなら、この10問を解きながら、自身の知識を再確認できるはずです。果たしてあなたはこれらの記録保持者の名前を全て答えられるでしょうか。
Q1 : 2023年時点で最速となる54球でのテストセンチュリーを記録した選手は誰? ビビ・リチャーズ ミスバ・ウル・ハク アダム・ギルクリスト ブレンダン・マッカラム
ブレンダン・マッカラムは2016年2月クライストチャーチで行われた対オーストラリア戦の1イニング目で、わずか54球で100に到達し、リチャーズとミスバが持っていた56球の最速タイ記録を更新して単独首位に立った。攻撃的キャプテンシーを象徴するように、フックとドライブで境界を量産。最終的に145を記録し、ニュージーランドの勝利に貢献した。この54球記録は2023年時点でも破られていない。
Q2 : 1956年のアッシュズでテスト史上初めて1イニング10ウィケットを達成したボウラーは誰? ジム・レイカー アニル・クンブレ アジャズ・パテル フレッド・トゥルーマン
ジム・レイカーは1956年7月オールド・トラフォードで行われたアッシュズ第4テストで10/53を記録し、テスト史上初めて1イニング全10ウィケットを奪った。同試合の1イニング目でも9/37を挙げており、マッチフィギュア19/90は現在でも破られていない。後年クンブレ(1999)、アジャズ・パテル(2021)が同じ偉業を達成したが、最初の実現者はレイカーであるため正解となる。
Q3 : 2019-21シーズンに開催された初代ICCワールドテストチャンピオンシップを制した国はどこ? インド ニュージーランド オーストラリア イングランド
第1回ICCワールドテストチャンピオンシップは世界的パンデミックによる延期を経て2021年6月に決勝が行われ、ニュージーランドがインドを相手に8ウィケット差で勝利し初代王者となった。カイル・ジェイミソンが7ウィケットを奪い、ケン・ウィリアムソンとロス・テイラーが慎重なバッティングで追撃をかわした。豪州やイングランドは予選順位で決勝に進めず、最終的に頂点に立ったのはニュージーランドである。
Q4 : テストクリケットで通算最多得点(15921ラン)を記録している打者は誰? サチン・テンドルカー リッキー・ポンティング ジャック・カリス ラーフル・ドラヴィド
Sachin Tendulkarは1989年にデビューし、2013年に引退するまでの24年間に200テストに出場して15921ランを記録した。2位のPonting(13378)に2500ラン以上差を付け、平均53.78、51世紀という圧倒的な実績を誇る。他の選択肢の名手たちも13000前後のランを稼いでいるが、総得点ではテンドルカーを越えられないため本問の正解は彼になる。
Q5 : テスト史上最多の800ウィケットを記録したスピンボウラーは誰? シェーン・ウォーン ムットヤ・ムラリタラン アニル・クンブレ ラヴィチャンドラ・アシュウィン
ムラリタランは独特のオフブレイクとドスラを武器に1992年にデビューし、2010年の現役最終戦で800ウィケットの大台に到達した。平均22.72、10ウィケット試合が22回という突出した数字を持つ。ウォーン708、クンブレ619、アシュウィンは600台目前といずれも偉大だが、最多記録保持者はムラリタランであるため正解となる。
Q6 : テストの個人イニング最高得点400*を記録した選手は誰? マシュー・ヘイデン サー・ガーフィールド・ソーバーズ ブライアン・ララ ビレンダー・セワグ
テストの個人最高得点は2004年4月アンティグアでの対イングランド戦でブライアン・ララが樹立した400*である。彼は1994年に375で世界記録を作った後、自らを更新して2度世界記録保持者となった。ヘイデンの380、ソーバーズの365*、セワグの319はいずれも歴代上位だが400には達しないため、最多記録保持者のララが正解となる。
Q7 : “Home of Cricket”の愛称で知られ、2023年までに100試合以上のテストが開催されたロンドンのスタジアムはどこ? オールド・トラフォード メルボルン・クリケット・グラウンド エデン・ガーデンズ ローズ
ローズは1814年開場の歴史的競技場で、メアリルボーン・クリケット・クラブの本拠地として“Home of Cricket”の異名を持つ。1884年の初テスト以来、2019年に100試合目のテストが行われるなど長い歴史を誇り、アッシュズをはじめ名勝負が多数生まれた。オールド・トラフォードやMCGも伝統的会場だが“Home of Cricket”と呼ばれるのはローズだけである。
Q8 : 1999-2001年と2005-2008年の二度にわたりテスト16連勝という記録を打ち立てた代表チームはどこ? オーストラリア ウェストインディーズ 南アフリカ インド
オーストラリア代表はスティーブ・ウォー率いる1999-2001年、続くリッキー・ポンティング率いる2005-08年の2サイクルで16連勝を達成した。マグラス、ウォーン、ヘイデン、ポンティングなど歴史的名選手が揃い、ホームアウェーを問わず勝利を積み重ねた。他の国の連勝記録はウェストインディーズの11が最高で、豪州の16には届かないため正解はオーストラリアとなる。
Q9 : テストデビュー戦の両イニングで100点以上を最初に記録した打者は誰? スニル・ガヴァスカー ローレンス・ロー ヤシル・ハメード シカール・ダワン
ジャマイカ出身のローレンス・ローは1972年キングストンでの対ニュージーランド戦でテストデビューすると、1イニング目に214、2イニング目に100*を挙げ、史上初めてデビュー戦で両イニング100を達成した。ガヴァスカーはデビューシリーズで大量得点したが同試合ではなく、ハメードは2003年にこの快挙を成し遂げたものの“最初”ではない。したがって正答はローである。
Q10 : テストにおける通算最多ディスミッサル(555)を記録したウィケットキーパーは誰? アダム・ギルクリスト MSドーニ マーク・ボウチャー イアン・ヒーリー
南アフリカのマーク・ボウチャーは1997年から2012年まで147テストに出場し、捕球532、スタンピング23を合わせた555ディスミッサルで歴代トップに立っている。次点のギルクリスト416、ヒーリー395、ドーニ294を大きく上回り、その堅実なグローブワークとタフネスでチームを支え続けた。これらの数字の差からも、最多記録保持者がボウチャーであることは明白である。
まとめ
いかがでしたか? 今回はテストクリケットクイズをお送りしました。
皆さんは何問正解できましたか?
今回はテストクリケットクイズを出題しました。
ぜひ、ほかのクイズにも挑戦してみてください!
次回のクイズもお楽しみに。