ゴルフの聖地とも呼ばれるスコットランド・セントアンドリュースは、ゴルフの発祥地であり、R&Aが本部を置くゴルフの中心地です。このクイズでは、ゴルフの歴史や規則、有名選手など、ゴルフに関する様々な知識を問います。ゴルフファンはもちろん、初心者の方も楽しめる内容となっています。クイズに挑戦して、ゴルフの奥深さを感じてみてください。
Q1 : R&AとUSGAがローカルルールとして2022年から採用可能にしたドライバーなどの最長シャフト長は何インチ? 47インチ 48インチ 49インチ 46インチ
飛距離の過度な伸長を抑えるためR&AとUSGAは2021年10月、モデルローカルルールG-10を公表し、主催団体が採用する場合に限りクラブのシャフト長を46インチ以下に制限できるようにした。2022年1月から適用可能で、PGAツアーや全米ゴルフ協会主催競技は導入済み。長尺シャフトは慣性モーメントが大きくインパクト速度を高める利点がある一方、再現性が低くなる欠点もある。ルール採用の有無は大会ごとに異なるため選手は事前確認が必須となる。
Q2 : 縦方向にホールと並行して流れる川などがある場合に設置されることが多いペナルティエリア表示杭の色はどれ? 赤杭 黄色杭 青杭 白杭
2019年改訂でウォーターハザードはペナルティエリアに再編され、赤杭(ラテラル)と黄色杭(一般)に区分された。ホールと平行に走る川やブッシュでは、対岸にドロップする救済オプションを確保するため赤杭が一般的に用いられる。赤杭区域ではホールに近づかない2クラブレングス内や対岸の同距離地点など複数の救済方法が可能。一方黄色杭は前方に進んでのドロップか元の位置からのプレーのみで選択肢が少ない。色の違いを理解することは戦略構築に直結する。
Q3 : ゴルフルールで定められたカップ(ホール)の直径は次のうちいくつ? 4インチ 4.25インチ 4.5インチ 5インチ
カップ径4.25インチ(約108ミリ)は1829年にスコットランド・マッセルバラのグリーンキーパーが使用していた排水管の内径に由来すると伝えられる。そのサイズが実用的だったため各地で採用され、1891年にR&Aが正式寸法として規定、USGAも追随した。4.25インチはショートパットの難易度とグリーン上のプレー時間のバランスが取れており、競技の公平性を保つのに適している。もし大き過ぎればパットが容易になり過小ならプレーが長引くため、この寸法が長年スタンダードとして定着している。
Q4 : ゴルフの統括団体「R&A」が本拠を置く聖地と呼ばれるスコットランドの町は次のうちどこ? セントアンドリュース オーガスタ ロイヤルセントジョージズ カーナスティ
R&AはThe Royal and Ancient Golf Club of St Andrewsから派生した統括機関で、スコットランド東海岸の小さな大学町セントアンドリュースに本部を置く。1552年にゴルフが行われた記録が残るオールドコースは世界最古級で「ゴルフの聖地」と呼ばれる。ここで制定されたルールや用具規格はUSGAと共同で世界基準となり、プロ・アマを問わず国際競技の根幹を成す。セントアンドリュースでの全英オープンは特に格式が高く、ゴルファーの憧れの舞台とされている。
Q5 : 男子ゴルフの4大メジャー大会のうち、開催地がイギリスであるためリンクスコースで行われるのはどれ? マスターズ 全米オープン 全英オープン PGA選手権
全英オープンの正式名称はThe Open Championship。1860年創設とメジャー最古で、セントアンドリュースやロイヤルセントジョージズなど海沿いのリンクスを巡回開催する。硬いフェアウェイと深いポットバンカー、強風が特徴で、ボールを低く打ち出す「バンプアンドラン」など独特の技術が要求される。米国開催のマスターズや全米オープンとは芝質も戦略も異なり、悪天候への適応力が勝敗を左右する。唯一ヨーロッパで行われるメジャーとして特別な伝統と格式を持つ。
Q6 : 一般的なフルセットに含まれるゴルフクラブのうち、ロフト角が最も大きく、主にバンカーやふわりと上げるアプローチに使われるクラブはどれ? 3アイアン 7アイアン ピッチングウェッジ サンドウェッジ
サンドウェッジは1930年代にジーン・サラゼンが発明したとされ、ロフト角54〜58度とフルセットで最大。幅広いソールと大きいバウンス角が砂に刺さりすぎるのを防ぎ、バンカーから砂ごとボールを運び出す。グリーン周りでは高弾道と強いスピンでボールを急停止させるロブショットやピッチショットに重宝する。3アイアンはロフト20度前後で飛距離用、7アイアンとPWは中間距離やフルショット向きで、サンドウェッジとは役割が大きく異なる。
Q7 : 日本男子選手として史上初めて米PGAツアー公式戦で優勝し、1983年ハワイアンオープンを制したゴルファーは誰? 丸山茂樹 青木功 中嶋常幸 松山英樹
青木功は日本ツアー51勝を挙げた名手で、1983年ハワイアンオープンでは最終18番でチップインバーディーを決めジャック・レナードを1打差で破った。この優勝は日本人が長年越えられなかったPGAツアーの壁を打ち破る歴史的快挙で、以後丸山茂樹や谷口徹、松山英樹ら多くの選手が米国に挑戦する流れを生んだ。青木は同年全米オープン2位など世界で活躍し、流麗なスイングと勝負強さで国際的評価を高めた。現在は日本ゴルフツアー機構会長として後進育成にも尽力している。
Q8 : 2019年のルール改訂で、パッティンググリーン上でスパイク跡などを無罰で修復できることを定めたゴルフ規則は次のうちどれ? 規則9 規則13 規則15 規則5
2019年改訂で規則13.1cが新設され、パッティンググリーン上の損傷は原因を問わずほとんど修復可能になった。これによりスパイク跡や動物の足跡を直せず不公平が生じる場面が減少。規則13全体は「パッティンググリーン上のプレー」を扱い、ボールマーカーの設置方法や旗竿を立てたままパットできることなども規定する。修復は速度を損なわない範囲で行い、ラインを改善し過ぎない配慮が求められるため、中級者以上は条文を理解しておくと競技で役立つ。
Q9 : 風向きを知る目的でプレーヤーが拾い上げて空中に放っても罰の対象にならないと明記されているものはどれ? 芝の切れ端 ティーペグ グリーンフォーク スコアカード
プレーヤーが指先で芝の切れ端をつまみ、空中に放って風を読む行為はルールで認められている。これは芝がルースインペディメントに該当するため罰はない。ただし根付きの芝を抜いたりティーイングエリアの地面を損ねたりするとコース改善の違反になる恐れがある。ティーペグやカードを投げる方法はエチケット上問題視されるケースがあり、周囲の安全やプレー時間も考慮しなければならない。風の確認は最小限かつスマートに行うのがマナーとされる。
Q10 : 近代オリンピックでゴルフが112年ぶりに正式競技として復活したのはどの大会? 2008年北京大会 2012年ロンドン大会 2016年リオデジャネイロ大会 2020年東京大会
ゴルフは1900年パリ、1904年セントルイスで実施されたのち長く五輪競技から外れていたが、国際ゴルフ連盟とIOCの協議の結果2016年リオデジャネイロ大会で復帰した。男女60名ずつが72ホールストロークプレーで争い、男子はジャスティン・ローズ、女子は朴仁妃が金メダルを獲得。復帰を機に各国オリンピック委員会がゴルフを強化競技に指定し、国別対抗の色彩が強まった。世界ランキングを通じた出場枠争いも熾烈で、メジャーと並ぶ大舞台として位置づけられている。
まとめ
いかがでしたか? 今回はゴルフクイズをお送りしました。
皆さんは何問正解できましたか?
今回はゴルフクイズを出題しました。
ぜひ、ほかのクイズにも挑戦してみてください!
次回のクイズもお楽しみに。