シャッフルボードクイズ – 知って得する競技の裏側
シャッフルボードはアメリカのフロリダ州を中心に広く楽しまれているマニアックな競技スポーツです。ディスクをスティック状の用具で滑らせてターゲットに寄せる独特のルールと戦略が魅力的です。この10問のクイズを通して、シャッフルボードの歴史や用具、競技ルールの知識を深めていきましょう。初心者からシニア愛好家まで、シャッフルボードの世界をより楽しむためのヒントが満載です。
Q1 : テーブルシャッフルボードで、相手のウェイトを盤外に弾き出す戦術的なショットは一般に何と呼ばれる? ガード ハンガー ノックオフ スプリット
テーブルシャッフルボードでは、滑走する金属製ウェイトを相手の得点位置からはじき出す攻撃的ショットを「ノックオフ(Knock-off)」と呼ぶ。ルール上、ウェイトがテーブルから完全に落下すればそのウェイトの得点は無効になるため、終盤でのノックオフは試合の流れを一変させる。類似の用語として、わずかに盤から突き出して高得点となる状態を「ハンガー」、得点ゾーンを守る配置を「ガード」と呼ぶ。戦術を理解して選択肢を使い分けることが中級者以上には不可欠で、ノックオフ成功のためにはスピードだけでなく角度や回転の制御も求められる。
Q2 : 国際デッキシャッフルボード協会(ISA)が設立された年は次のうちどれ? 1947年 1983年 1991年 1979年
国際デッキシャッフルボード協会(International Shuffleboard Association:ISA)は、フロリダ州セントピーターズバーグの愛好家たちを中心に1979年に設立された。世界各国の競技団体を束ね、統一ルールの策定、国際大会の開催、普及活動を行っている。1940年代にはまだ全米レベルの統括団体すら存在せず、1983年にはISA主催の第1回世界選手権が行われたが、協会そのものは1979年に発足している。1991年はカナダでの世界大会開催年であり設立年ではない。設立以降、加盟国は北米からヨーロッパ、アジア、南米へと広がり、競技人口の拡大に寄与してきた。
Q3 : デッキシャッフルボードの国際大会で使用される標準ディスクの直径は通常何インチ? 6インチ 9インチ 12インチ 15インチ
デッキシャッフルボードのディスクは、国際大会では直径6インチ(約15センチ)、厚さ1インチ(約2.5センチ)、重量約15オンス前後が標準と競技規則に規定されている。材質は耐衝撃性の高い硬質プラスチックで、表面の色は通常イエローとブラックの2色をそれぞれ4枚ずつ用いる。直径が大きすぎるとコート幅に対して操作性が落ち、小さすぎるとコートのバンプやわずかな段差で失速しやすい。6インチは、滑走距離・視認性・重さのバランスが取れたサイズとして長年採用されてきた。国際大会では製造誤差±1/32インチ以内など厳しい検定基準をクリアしたディスクのみが使用を許可される。
Q4 : テーブルシャッフルボードには滑りを良くするために撒く粉末が使われるが、一般的に何と呼ばれる? ソルト ワックス サンド シュガー
テーブルシャッフルボードで盤面に撒かれる白や黄色の粉末は「ワックス(Shuffleboard Wax)」と総称される。実際の成分はトウモロコシ粉、シリコンビーズ、微細ガラス球などで、用途やメーカーによって速度が「スロー」「ミディアム」「ファースト」など細分化されている。粉がウェイトと木製テーブルの間にボールベアリングのように入り込み、摩擦を劇的に低減する。プレイ中は湿気や汗で粉が固まり速度が変わるため、選手はショットごとに盤面を観察して最適な量を補充する。単なる塩(ソルト)では腐食の問題があり、砂(サンド)や砂糖(シュガー)は粒子が粗すぎて速度が安定しないため公式戦では用いられない。
Q5 : フロリダ州にある『世界シャッフルボード殿堂』が所在する都市はどこ? オーランド マイアミ セントピーターズバーグ タンパ
世界シャッフルボード殿堂(World Shuffleboard Hall of Fame)は、フロリダ州セントピーターズバーグに位置する。1904年創設のセントピーターズバーグ・シャッフルボードクラブのクラブハウス内に展示室が設けられ、競技の歴史資料や名選手の功績、歴代世界大会のトロフィーが所蔵されている。同市は温暖な気候と観光産業に支えられ、20世紀前半からシャッフルボードが盛んだった「世界の首都」と称される。年間を通じて国際大会やフェスティバルが開かれ、多くの愛好家が集まる。マイアミやタンパはフロリダ州内の大都市ではあるものの殿堂は存在しない。オーランドはテーマパークで有名だがシャッフルボード文化の中心地ではない。
Q6 : テーブルシャッフルボードの公式大会で採用されることの多い『クッション・バンプアウト』と呼ばれるルールは何点先取で終了するか? 11点 15点 25点 21点
テーブルシャッフルボード競技の多様なフォーマットの中で、サイドレール(クッション)を使ったバンクショットを推奨する『クッション・バンプアウト』ルールは21点先取で行われるのが標準だ。各エンド終了時に両者の得点差を計算し、高得点を先に合計21点へ到達した方が勝者となる。11点や15点はレクリエーション用の短縮ゲームで採用される場合があるが、公式大会ではより戦略性を高めるため長めの21点設定が主流である。25点以上になると試合時間が長くなり過ぎるためトップレベルでは敬遠される。サイドレール利用を前提に組み立てるため、プレイヤーは力加減と角度読みが要求される高度な形式だ。
Q7 : テーブルシャッフルボードで、ウェイトがテーブル端を超えてわずかに突き出した状態で止まると特別に得点が高くなる。この状態は通称何と呼ばれる? ハンガー ブラッジ プル ステイ
ウェイトがテーブル端からわずかに外へ張り出しながらも落下せずに止まる状態を「ハンガー」と呼ぶ。英語では「Hanger」あるいは「Hanging Weight」といい、公式ルールでは盤面最終線を完全に越えていることが確認できれば、通常の3点や4点に1点追加されるなど特別な高得点を獲得できる場合が多い。わずかな振動で落下するリスクと背中合わせのため、狙って成功させるには精密な速度調整が必要だ。相手はハンガーをノックオフするか、安全策でガードを前方に置くかの難しい選択を迫られる。ハンガーは観客を沸かせる劇的なショットとしてテレビ放送でもリプレイされやすい。ブラッジやプル、ステイという呼称は専門用語としては用いられない。
Q8 : デッキシャッフルボードの公式試合で、試合開始時の先攻・後攻を決める方法として一般的なのは次のうちどれ? コイントス ジャンケン ラグショット ダイスロール
デッキシャッフルボードでは、試合開始時に各プレーヤーが1枚ずつディスクを相手側得点エリア方向へ滑らせ、より遠くに、かつ得点ラインを越えずに止めた方を先攻(ハンマー保持者)とする「ラグショット(Lag Shot)」方式が最も一般的である。ビリヤードのラグと同様に技術を要するため、試合前から心理戦が始まるともいわれる。コイントスやダイスロールはレクリエーションでは用いられても公式戦では採用率が低い。ジャンケンは文化圏によって実施が難しく公平性の観点から国際大会では使われない。ラグショットはコート状態を確かめるウォームアップの役割も兼ねており、競技規則にも明記された正式手続きとなっている。
Q9 : デッキシャッフルボードで使用されるスティック状の用具の正式名称は何? キュー ステイ ブラシ ストラップ
デッキシャッフルボードでは、硬質プラスチック製ディスクをコート上に滑らせる際、腰を屈めずに正確に押し出すための長い棒状の用具を使う。この用具の正式名称が「キュー」で、英語圏では「Cue Stick」あるいは単に「Cue」と呼ばれる。先端はU字型のフォークになっており、ディスクの縁を押して方向と力加減を微調整する仕組みだ。競技規則では長さは約150センチ以内、先端に鋭利な突起を付けないなど細かな基準が設けられている。ビリヤードのキューと同語源だが形状と用途は大きく異なる。正確なショットにはキューの安定したストロークが不可欠で、選手はフォームとグリップを長時間かけて習得する。
Q10 : デッキシャッフルボードの標準的なコートで、ディスクをプレーエリアの先端三角形の「10 OFF」ゾーンに止めた場合、得点は? 10点が加算 10点が減点 0点で無効 相手に10点入る
デッキシャッフルボードの得点エリアは、プレーエリア先端の三角形内が「10」「8」「7」点、さらに三角形後方の長方形が「10 OFF」と呼ばれる減点領域に区分されている。「10 OFF」ゾーンに自分のディスクが残った場合、そのラウンド終了後に自分の合計得点から10点を差し引かれる。相手に加点されるわけではなく、あくまで自分の減点となる点が特徴だ。ディスクが完全に枠外に出た場合は単に無得点となるが、「10 OFF」内にあると痛いペナルティになるため、競技者は最後のショットで相手ディスクをそこへ落とす「キッチン送り」と呼ばれる戦術を狙うことも多い。
まとめ
いかがでしたか? 今回はシャッフルボードクイズをお送りしました。
皆さんは何問正解できましたか?
今回はシャッフルボードクイズを出題しました。
ぜひ、ほかのクイズにも挑戦してみてください!
次回のクイズもお楽しみに。