フロアボールは、アイスホッケーがルーツの室内競技で、国際フロアボール連盟(IFF)が定めるグローバルな競技ルールに基づいて行われています。本記事では、フロアボールの基本ルールや用具、歴史などに関する10問のクイズをお届けします。フロアボールの魅力を感じていただけるような問題を用意しましたので、クイズにチャレンジしてみてください。
Q1 : 公認フロアボールのボールの重量として最も近い値はどれか。
公式ボールの重量は23グラムで、許容公差は±1.4グラムと定められている。軽量で中空構造のため最高時速は180km近くに達するが、穴あきデザインにより空気抵抗が調整され、適度な減速とカーブが生まれる。重量を一定に保つことでシュートの速度や飛行軌道を誰でも再現でき、用具の差による競技性のばらつきが少なくなる。ボール検定マークのない製品は公式戦で使用できないため注意が必要である。
Q2 : 各チームが1試合中に取ることができるタイムアウトの回数は何回か。
国際ルールでは、各チームにつき1試合30秒間のタイムアウトを1回だけ取ることが認められている。タイムアウトはボールが死球となった際に申請し、審判が手を挙げて許可を出す。延長戦を含めても追加のタイムアウトは与えられないため、監督は流れを変えたい場面や残り時間がわずかなセットプレー前に使用することが多い。短い時間だが、戦術変更や選手の休息に大きな影響を及ぼすため、その使いどころが試合の勝敗を左右する。
Q3 : フロアボールにおけるペナルティショットはどこからスタートするか。
ペナルティショットはセンターライン上からボールに触れた瞬間に開始され、攻撃側選手は前進しながら一連のドリブルでシュートを完了させなければならない。守備側はゴールキーパーのみがゴールエリア内で対応でき、途中で止まるフェイントや後方へのドリブルは禁止される。センターライン開始という独特の方式は、ランニングPKとも呼ばれ、スピードと技術の両面において見応えのある場面を演出する。距離が長いため、ゴールキーパーにも反応する時間があり、心理戦が展開される。
Q4 : フロアボールの公式ゴール枠の内寸として国際ルールで定められているサイズは次のうちどれか。
ゴールのサイズは国際フロアボール連盟の規則書に明記されており、幅160センチ、高さ115センチ、奥行65センチ(奥行は問われていない)が標準である。アイスホッケーのゴールよりやや小さく、ジュニア用やローカル大会では簡易ゴールが使われることもあるが、国際試合では必ずこの寸法が使用される。サイズが統一されていることで、世界中どこでも同じ感覚でシュート練習や戦術構築ができるというメリットがある。
Q5 : フロアボールでフィールドに立つ1チームあたりの選手数(ゴールキーパーを含む)は何人か。
フロアボールはアイスホッケーと同様に6人制で行われ、内訳はゴールキーパー1名とフィールドプレーヤー5名である。選手交代は自由でベンチには最大20名登録できるが、プレーエリアに同時に出られるのは6名までと決められている。これにより、高速でダイナミックな交代を繰り返しながらも、コートが小さい室内競技である特性上、過度な混雑を避けるバランスが保たれている。
Q6 : 国際大会で採用される成人カテゴリーの標準的な試合時間はどれか。
国際フロアボール連盟が定める競技規則では、試合は3ピリオド制で各ピリオド20分の実時間で行うと規定されている。ピリオド間には10分のインターバルがあり、第1と第2インターバルの間でベンチ交代も行う。ジュニアやローカルリーグでは短縮される場合もあるが、世界選手権やチャンピオンズカップなど主要大会は必ず3×20分を採用している。これにより平均60分のプレータイムが確保され、戦術的なゲーム展開が可能になる。
Q7 : 国際フロアボール連盟(IFF)が設立された年はいつか。
IFFはスウェーデン、フィンランド、スイスの3か国協会が中心となって1986年に設立された。設立以来、競技ルールの統一と国際大会の開催を主導し、現在では80を超える加盟協会を抱えるまでに成長している。1994年にIOCから公式認定連盟として承認され、1996年に第1回男子世界選手権、1997年に女子世界選手権を開催。設立年を把握することは、フロアボールの国際的発展の歴史を理解するうえで重要である。
Q8 : 国際規格のフロアボール用ボールの直径に最も近い値はどれか。
フロアボールのボールはプラスチック製の中空ボールで、直径72ミリメートル、重さ23グラムが公認サイズである。直径は72±0.5mmの範囲に収まるよう製造され、表面には26個の穴が開けられている。72mmというサイズは空気抵抗とスティック操作のしやすさの両面から最適化されており、これが変わるとシュートスピードやボールの浮き方が大きく変化してしまうため、公式戦では厳密にチェックされる。
Q9 : フロアボールのゴールキーパーが使用することを禁止されている用具はどれか。
ゴールキーパーは手足と体を使ってセーブする競技特性から、専用ヘルメットや膝パッド、肘パッドなどのプロテクターの装着が認められている。一方でスティックの使用は明確に禁止されており、これによりフィールドプレーヤーとの役割がはっきり区別される。スティックを持つとリーチが大幅に伸び、プレーの公平性が損なわれる恐れがあるためである。パスやクリアは手や足で行う仕組みがフロアボール独特のダイナミックな攻防を生み出している。
Q10 : 男子フロアボール世界選手権(WFC)が初めて開催された年はいつか。
男子世界選手権は1996年にスウェーデンで初開催された。参加12か国で始まった大会は、現在ではトップ、B、Cディビジョンを含め40を超える代表チームが争う規模となっている。初大会は開催国スウェーデンが優勝し、フィンランドが準優勝、ノルウェーが3位だった。1996年を皮切りに大会は毎年から隔年開催へと移行し、国際的な普及とレベル向上の大きな推進力となっている。
まとめ
いかがでしたか? 今回はフロアボールクイズをお送りしました。
皆さんは何問正解できましたか?
今回はフロアボールクイズを出題しました。
ぜひ、ほかのクイズにも挑戦してみてください!
次回のクイズもお楽しみに。