ローラーホッケーは、スピード感あふれる華麗なスポーツ。4人のフィールドプレーヤーと1人のゴールキーパーが、狭いリンク上を縦横無尽に駆け回り、高速でボールを操る。その迫力あるプレーを制する国際団体は一体どこなのか。ルールやスケートの種類、世界選手権の覇者について、この10問のクイズで徹底解説する。ローラーホッケーの知識が深まること間違いなし。スポーツファンなら、ぜひこの機会にその魅力を探ってみよう。
Q1 : 男子ローラーホッケー世界選手権(World Skate Games内大会を含む)で2023年時点で最多優勝回数を誇る国は? ポルトガル アルゼンチン イタリア スペイン
男子世界選手権は1936年の第1回から開催され、長らくスペインとポルトガルが覇を競ってきた。近年の世代交代期にもスペインは安定して決勝に進出し、2019年大会で通算17度目の優勝を記録して単独首位に立った。アルゼンチンやイタリアも強豪だがタイトル数では及ばない。したがって現時点で最多優勝国はスペインである。なお女子はアルゼンチンがトップと状況が異なる。
Q2 : ローラーホッケーの試合で主審がブルーカードを提示した場合、反則選手は何分間の一時退場(テンポラリーサスペンション)となる? 2分 3分 5分 10分
ブルーカードはイエローカードとレッドカードの中間に位置付けられる懲罰で、危険なスティックワークや繰り返しファウルなど比較的重い違反に科される。提示された選手はベンチで2分間プレーできず、チームはその間4人で戦わなければならない。退場時間中に相手が得点しても時間は消化され続け、満了すれば選手は復帰できる。2分という短い時間ながら人数的不利が大きく、流れを左右する重要なルールである。
Q3 : 国際ルールでフィールドプレーヤー全員の着用が義務付けられている防具はどれ? ショルダーパッド シンガード エルボーパッド ネックガード
ローラーホッケーでは身体接触があるものの、装備の自由度が比較的高い。World Skateのリンクホッケー規則では、すべてのフィールドプレーヤーに対しシンガード(脛当て)と手袋の着用が必須と明記され、それ以外は推奨扱いである。ボールやスティックが足に当たる危険が大きいため脛部の保護は不可欠とされている。肩や肘、首を守るパッドは任意装着であり、リーグや個人の判断による。したがって必須なのはシンガードである。
Q4 : ローラーホッケー公式戦で、各チームが試合中に同時にリンク上へ出せる選手の人数(ゴールキーパーを含む)は何人? 4人 5人 6人 7人
リンクホッケーの国際ルールではフィールドプレーヤー4名とゴールキーパー1名の計5名が同時にプレーできる。交代はフリーチェンジ方式で無制限に行えるが、リンク上に置ける人数は常に5名以内と定められている。人数が多すぎる場合はチームファウルとなり、ブルーカードによる退場やフリー・ヒットが科される可能性もある。したがって正解は5人である。
Q5 : ローラーホッケー(リンクホッケー)で選手が使用するスケートはどのタイプ? インラインスケート アイスブレード クワッドスケート(四輪) スピードスケート用シューズ
リンクホッケーは発祥当初から四輪が左右に2列に並ぶクワッドスケートを用いる競技で、インラインホッケーとはスケートの形式もルールも異なる。クワッドは旋回性能が高く急停止もしやすいので、狭い40×20メートルのコートでボールを扱うこの競技に適している。氷上用のブレードは氷を必要とするため当然使用できず、長距離用のスピード靴も規格外である。
Q6 : 国際ルールで定められたシニアカテゴリーのローラーホッケー公式戦の試合時間(前後半合計)は? 40分 45分 60分 50分
World Skateの試合規則では、シニアカテゴリでは前半25分後半25分の計50分が標準試合時間と定められている。かつては20分ハーフの大会もあったが、競技のスピード化と興行時間の最適化を踏まえて50分が世界的に統一された。延長戦やフリーストロークによる決着はトーナメントのみ追加で行われ、リーグ戦では50分で引き分けとなるケースもある。
Q7 : 国際規則で推奨されるローラーホッケーコートの標準サイズは次のうちどれ? 40メートル×20メートル 44メートル×22メートル 30メートル×15メートル 50メートル×25メートル
リンクホッケーの公式コートはハンドボールと同じ40×20メートルが基準寸法とされている。規則上は長さ36〜44メートル、幅18〜22メートルの範囲であれば公式戦を開催できるが、世界選手権や主要リーグは視認性とテレビ中継の都合から標準の40×20メートルを採用することが多い。これにより戦術やセットプレーの再現性が保たれ、国際大会でも同じ間隔でプレーできる。
Q8 : ローラーホッケーのスティック(キーパー用を除く)について、柄の先端からブレードの端までの最大長さは国際ルールで何センチと定められている? 105cm 115cm 110cm 120cm
World Skateの最新競技規則によれば、フィールドプレーヤー用スティックの全長は115センチを超えてはならない。その範囲内であればメーカーや選手の好みに応じてシャフトの長さやブレード角度を調整できる。過度に長いスティックは危険性が高く、プレーエリアの狭いローラーホッケーでは相手への接触や視界妨害が増えるためこの制限が設けられている。競技前の装備チェックで違反が見つかれば交換を命じられる。
Q9 : ローラーホッケーで使用される公式ボールの重量として規定されている範囲はどれ? 120〜135グラム 140〜155グラム 155〜170グラム 175〜190グラム
リンクホッケーのボールは硬質プラスチック製で、FIRS時代から現在まで155〜170グラムという比較的重い規格が維持されている。重量があることで滑走時の慣性が保たれ、クワッドスケートによる急激な方向転換でもボールが跳ね過ぎずコントロールしやすい。軽すぎるとドリブルが不安定になり、重すぎるとスティックや身体に過度の衝撃がかかるため、この範囲が最適と判断されている。
Q10 : ローラーホッケーの国際競技を統括する団体として2017年に発足したのはどこ? World Skate IIHF ISU ITTF
World Skateは旧FIRSとスケートボード連盟が統合して生まれた国際団体で、ローラースポーツ全種目を管理している。ローラーホッケーの規則や世界選手権も同団体が主催するため、現在公式ルールで定める競技主管はWorld Skateである。アイスホッケーを管轄するIIHFやスピードスケートを管轄するISUとは役割が異なり、卓球のITTFも無関係である。
まとめ
いかがでしたか? 今回はローラーホッケークイズをお送りしました。
皆さんは何問正解できましたか?
今回はローラーホッケークイズを出題しました。
ぜひ、ほかのクイズにも挑戦してみてください!
次回のクイズもお楽しみに。