ハンドボールは、攻撃と守備が激しく交錯する迫力ある競技です。選手のスピード、瞬発力、そして高度な技術が随所に発揮されます。このクイズでは、ルールやプレー、競技の歴史など、ハンドボールの奥深さに迫ります。フィールドプレーヤーのシュート範囲から、ボールサイズ、交代ルール、ペナルティスロー、ディフェンス戦術など、ハンドボールのさまざまな側面を問います。ハンドボールファンはもちろん、初心者の方にも楽しめる内容となっています。ぜひ、ハンドボールの知識を深めていただければと思います。
Q1 : ハンドボールの試合で、各チームが同時にコート内へ出場させられる最大選手数は?
ハンドボールはゴールキーパー1名とコートプレーヤー6名の計7名で行う競技である。退場やGKを外して7人攻撃を行う場面もあるが、通常の場面で出場できるのは合計7人が上限とルールで定められている。ベンチにはさらに交代要員が5〜7名控えており、無制限交代で体力を循環させるのが特徴。人数が8人以上になるとオーバーチームで罰則が科される。人数編成をどう組むかは監督の戦略に直結し、守備システムとも深く関わる。
Q2 : 東京2020オリンピック男子ハンドボール競技で金メダルを獲得した国は?
東京2020では決勝でフランスが前回王者デンマークを25対23で破り、リオ2016の雪辱を果たして3大会ぶりの金メダルを手にした。フランス代表はカラバティッチ兄弟やディカムら世界屈指のタレントを擁し、守備の堅さと速攻の鋭さで大会を席巻。銅メダルはスペインが獲得した。デンマークはミケル・ハンセンの奮闘も及ばず連覇を逃したが、ハイレベルなヨーロッパ勢同士の激闘は世界中のファンを魅了した。
Q3 : 6人がゴールエリア前に横一列で並び、スペースを埋めてシュートコースを潰すオーソドックスな守備システムはどれ?
6-0は最も基本的なゾーンディフェンスで、身長や体格に優れるチームがゴール前を固める際に用いられる。各選手がほぼ6mライン上に位置し、中央のシュートを防ぎつつサイドへのスライドで外角もケアする。5-1は前方に1人を飛び出させてパスカットを狙う攻撃的布陣、3-2-1はさらに高い位置からプレッシャーを掛けるモビリティ重視型である。6-0はシンプルだが連携が不可欠で、GKとのコンビネーションで威力を発揮する。
Q4 : IHFルールでは、一つのチームが試合中に受けることができる警告(イエローカード)の上限は何枚?
イエローカードは警告を示し、同一チーム全員を通算して3枚が上限と定められている。4枚目以降に相当する反則が発生するとレフェリーは即座に2分間退場を課す。個々の選手も1枚しか受けられず、2度目は退場となる。上限を設けることで危険行為の繰り返しを抑止し、試合の安全を確保している。監督はチーム全体の警告数を把握し、荒れた展開になりそうな場面では選手交代や守備の当たり方を調整する必要がある。
Q5 : ハンドボールにおいて、フィールドプレーヤーがシュートを打てる範囲を示すゴールエリアラインは、ゴールラインから何メートルのところに引かれている?
ゴールエリアラインは通称6メートルラインと呼ばれ、シュート時に攻撃側の踏み切り足が越えてはならない境界である。守備側はこの内側でのみゴールキーパーがプレーできる。6メートルという距離はIHF公式ルールに明記され、国際大会・国内大会を問わず統一されている。なお9メートルラインはフリースローライン、7メートルは7mスロー地点、4メートルはゴールキーパーラインであり、それぞれ用途が異なる。
Q6 : ドリブルを行わずボールを保持しているフィールドプレーヤーが、反則にならずに踏み出せる最大の歩数は?
IHFルールでは、ボールを持ったまま運動する場合『3歩』まではドリブルなしで許容される。4歩以上進むとオーバーステップとして反則となり、相手ボールのフリースローで再開される。歩数の数え方は着地した足の回数で判断され、ジャンプして着地した際も1歩としてカウントされる。日本の学生ルールも国際基準と同じで、2歩以下はセーフ、3歩目でシュートやドリブルを開始しなければならない。
Q7 : 国際大会で男子が使用するハンドボール(サイズ3)の外周はどの範囲と定められている?
ハンドボールのボールサイズは男女・年代で異なるが、成年男子が用いるサイズ3は円周58〜60cm、重量425〜475gとIHFルールで規定されている。このサイズは男子の手の大きさと競技スピードを両立させるために標準化されたもので、国際大会・国内リーグいずれも同じ。女子は一回り小さいサイズ2(54〜56cm)、ジュニアはさらに小さいサイズ1や0を用いる。試合前にはレフェリーが空気圧と周長をチェックし、基準外の場合は交換される。
Q8 : 国際ハンドボールルールで、試合中の選手交代に関する正しい説明はどれ?
ハンドボールは非常に走行距離が長い競技であるため、交代はバレーボールのような回数制限が一切なく、フィールドプレーヤーもゴールキーパーも交代ゾーンを通りさえすれば何度でも認められている。交代のタイミングはボールが生きていても構わないが、出入りが重なってコート上の人数が一瞬でも8人になるとオーバーチームとして2分間退場が科される。体力管理と速いテンポを両立させるこの無制限交代が、ハンドボールのスピーディーな展開を生む要因の一つとなっている。
Q9 : 守備側が明白な得点機会を不当に阻止した場合に審判が与えるスローはどれ?
7メートルスローは、相手がゴール純粋な得点チャンスをファウルで妨害した際に与えられるペナルティスローである。シュートを放とうとした選手が後ろから腕をつかまれる、キーパー以外がゴールエリア内に進入してシュートを防ぐ、といった行為が該当する。攻撃側はゴールラインから7mの地点で静止し、守備側はゴールキーパーのみが6mライン上で防ぐことができる。成功率は7〜8割以上と高く、試合の流れを大きく左右する重大な判定である。
Q10 : レフェリーが片腕を上げて『パッシブプレー』を警告した後、攻撃側が行える最大パス数はいくつ?
攻撃が積極性を欠き時間稼ぎを行っていると判断された際、審判は腕を挙げてパッシブプレーを宣告し、その後攻撃側に最大6パスの猶予を与える。6回目のパスが終わるか、シュートが枠外に外れる前にゴールを狙わなければならない。7本目以降に入るとノーペースで笛が鳴り、相手ボールとなる。2016年のルール改正で『固定6パス』方式が導入され、かつて主観的だった判定が明確化された。これにより終盤の膠着や時間稼ぎが減少し、攻撃のテンポが一段と速くなった。
まとめ
いかがでしたか? 今回はハンドボールクイズをお送りしました。
皆さんは何問正解できましたか?
今回はハンドボールクイズを出題しました。
ぜひ、ほかのクイズにも挑戦してみてください!
次回のクイズもお楽しみに。