ネットボールはバスケットボールを起源とする魅力的なチームスポーツです。1チームが同時にコート上に送り出せる選手は7人、ポジションも完全に一致する特徴的な競技です。標準的な試合時間は60分(15分×4Q)で、ゴールサークル内の動きやボール保持時間の制限など、バスケとは異なるルール設定がなされています。世界大会ではオーストラリアが圧倒的な強さを発揮しており、”トランスタスマンライバルリー”と呼ばれるニュージーランドとの決勝戦が注目を集めています。このクイズでは、ネットボールの歴史や競技特性、戦術的ポイントなどについて出題していきます。
Q1 : 守備側がボール保持者をマーキングする際、取らなければならない最小距離は何フィートか? 2フィート 3フィート 1メートル 5フィート
ネットボールの“オブストラクション”ルールでは、守備者は腕を伸ばした状態でボール保持者から少なくとも3フィート(約0.9m)離れなければならない。違反するとフリーパス/ペナルティシュートが与えられる。3フィートという距離は攻守バランスを保ち、フリーフローなパスワークを促進するために設定された。高さを生かしたブロックは許されるが、距離を詰めすぎると即座に反則判定となるため、ディフェンダーはステップワークとタイミングで圧力をかける必要がある。
Q2 : 次のうち、ゴールサークル内に立ち入ることが許可されていないポジションはどれか? GA GS WA GK
ゴールサークル(半径4.9mの半円)は得点が許されるエリアで、攻撃側はGAとGSのみが立ち入りシュートを放てる。WAは攻撃三分の一までは入れるが、サークル内進入は禁止されておりシュートも不可。守備側ではGKとGDがサークル内に入れる。したがってWAは攻撃サポートに特化しつつ、最後の一線には入れないため位置取りが重要となる。ポジションごとのエリア制限はネットボール最大の戦術的特徴とされる。
Q3 : ネットボール・ワールドカップで最多優勝を誇る国は? ニュージーランド イングランド ジャマイカ オーストラリア
1963年創設のワールドカップ(旧世界選手権)で圧倒的な成績を残しているのがオーストラリア。2023年大会終了時点で12回の優勝を数え、ライバルのニュージーランド(5回)を大きく引き離す。アスリート育成システム、国内リーグSuncorp Super Netballのハイレベルな競争環境、科学的トレーニング導入などが強さの要因とされる。決勝ではNZとの“トランスタスマンライバルリー”が定番カードとして世界的に注目されている。
Q4 : ボール保持者が静止した状態でパスまたはシュートを出すまでに許されている時間は? 3秒 4秒 5秒 6秒
ネットボールでは“3秒ルール”が攻防のリズムを決定づける。ボールをキャッチした瞬間から数えて3秒以内にパス、シュート、またはボールをリングに向けて投げる動作を完了しなければならない。これによりボール回しが停滞せずテンポ良い展開が生まれる。守備側は3秒経過を狙ってプレッシャーを掛け、攻撃側は素早いスペースメークと確実なパスコース確保が必須となるため、短時間判断能力が重要な競技特性となる。
Q5 : 国際公式球(サイズ5)の推奨総重量として正しい範囲は? 350〜400g 400〜450g 450〜500g 500〜550g
国際ルールではサイズ5のボールを使用し、その重量は空気を含め400〜450g、周囲は690〜710mmと定められている。重量が軽すぎると風の影響や投げ心地が変わり、重すぎると腕や指への負担が大きくなる。正式試合では試合前に審判が空気圧をチェックし、規定を外れるボールは使用できない。練習でも規定重量を守ることで、試合時の感覚ズレを防ぎ、パス距離やシュートフォームの再現性を高めることが推奨される。
Q6 : 試合開始のセンターパスで、センターサークル内に少なくとも片足を完全に入れて立たなければならないポジションは? WA WD C GA
センターパスはゲーム再開の基本手順で、サークル内に入れるのは攻撃側センタープレーヤーのみ。審判の笛が鳴るまでは踏み出せず、他の選手は規定エリアに留まる必要がある。センターはパス方向を即座に判断し、3秒以内に味方へ供給しなければならない。ルール違反(足が線に触れる、他ポジションが侵入など)は“センターオブストラクション”として相手ボールに。したがってセンターには高い視野と判断速度が求められる。
Q7 : 世界統括団体World Netball(旧INF)の本部が置かれている都市は? ロンドン シドニー オークランド マンチェスター
World Netballの本部はイングランド北西部の都市マンチェスターに設置されている。英国は近代ネットボール発祥地であり、行政支援や交通網の整備が本部設置に適していた。組織はルール改正、国際大会運営、競技普及、ジェンダー平等推進など多岐にわたる業務を統括。マンチェスター大学やスポーツシティ施設との連携も行われ、研究や指導者育成プログラムが展開されている点が競技発展の土台となっている。
Q8 : ゴールシューター(GS)が移動できるエリアの組み合わせとして正しいものはどれか? ゴールサード+ゴールサークル 全コート ゴールサードのみ センターサード+ゴールサード
GSは本来の得点源であり、動ける範囲は自チームのゴールサード内のさらにゴールサークルまでに限定される。センターサードへは出られず、逆にゴールサード内でもサークル外に留まることは可能。よって選択肢1が正解になる。エリア制限があるため、パス供給はGAやWAが担い、GSは確実な位置取りと高精度シュートが求められる。ディフェンス側はGKとGDが同エリアで対峙するため、空間争いが試合の焦点になる。
Q9 : ネットボールでは、1チームがコート上に同時に出場できる選手は何人か? 7人 6人 5人 9人
ネットボールはバスケットボール由来のチームスポーツだが、コート内の人数はバスケットの5人より多い7人と規定されている。ポジションはゴールシューター(GS)、ゴールアタック(GA)、ウィングアタック(WA)、センター(C)、ウィングディフェンス(WD)、ゴールディフェンス(GD)、ゴールキーパー(GK)の7つで、人数とポジションが完全に一致するのが特徴。交代要員はベンチに控えるが、コートに立てるのは常にこの7人だけであるため、人数把握はルール理解の基本となる。
Q10 : 国際大会の標準的な試合時間は次のうちどれか? 40分(10分×4Q) 60分(15分×4Q) 70分(10分×7Q) 80分(20分×4Q)
国際大会では4クォーター制が採用され、1クォーターは15分、インターバル3分(ハーフタイムは5~10分)が基本となる。合計時間は60分で、これにタイムアウトや延長戦が加わる場合もある。60分という長さは選手の持久力や集中力を問う一方、バスケットボールより試合展開が比較的ゆったりしているため観客もプレーを追いやすい。競技規則として各国リーグでもほぼこのフォーマットが踏襲されている。
まとめ
いかがでしたか? 今回はネットボールクイズをお送りしました。
皆さんは何問正解できましたか?
今回はネットボールクイズを出題しました。
ぜひ、ほかのクイズにも挑戦してみてください!
次回のクイズもお楽しみに。