フットサルは室内コートで高速かつ激しいプレーが繰り広げられる競技です。FIFAが主催する唯一の男子シニア世界大会「FIFAフットサルワールドカップ」は4年に1度開催され、フットサル競技の普及と競技ルールの整備に大きな役割を果たしてきました。この記事では、フットサルの歴史や競技規則、世界の強豪チーム情報など、幅広いフットサル知識を問う10問のクイズを用意しました。フットサルに詳しい方はもちろん、初心者の方にもお楽しみいただける内容となっています。ぜひチャレンジしてみてください。
Q1 : スペイン1部フットサルリーグで最多優勝回数を誇るクラブは?
スペインのリーガ・ナシオナル・デ・フットサル(LNFS)で圧倒的な実績を残しているのがインテル・モビスター(旧インテル・マドリード)。1989年の創設以来20回を超えるリーグ制覇と5度のUEFAフットサルチャンピオンズリーグ優勝を果たし、リカルジーニョやカルロス・オルティスなど世界的スターを輩出した。バルセロナやエルポソも強豪だが、優勝回数ではインテルが頭一つ抜けており、欧州最多のタイトル数を誇る名門として知られる。
Q2 : ゴレイロが自陣ペナルティエリア外で意図的に手でボールを扱った場合、相手チームに与えられる再開方法は?
フットサルではゴレイロがペナルティエリア外でボールを手または腕で扱うと意図的ハンドリングと見なされ、一般プレーヤーと同様に直接フリーキックが相手に与えられる。行為が得点阻止などDOGSOに該当する場合は退場も科される。ペナルティキックはあくまで自陣ペナルティエリア内で守備側が直接FKファウルを犯した際に適用される。第2PKは累積ファウルの際のみ、間接FKは4秒ルール違反など技術的ファウルに適用されるためこのケースには該当しない。
Q3 : FIFAフットサルワールドカップが初めて開催された年はどれ?
FIFAフットサルワールドカップはFIFAが主催する唯一の男子シニア世界大会として1989年にオランダで初開催された。オランダのアムステルダムなどで行われたこの大会には16か国が参加し、ブラジルが初代王者となった。以降は4年ごとに開催され、フットサル競技の普及とルール整備に大きな役割を果たしてきたため、この年を覚えておくことはフットサル史を理解する上で重要である。
Q4 : 国際試合用フットサルピッチの長さ(タッチラインの長辺)の規定は?
FIFAフットサル競技規則では国際試合のピッチ長さを38メートル以上42メートル以下と定めている。国内大会では少し短い36〜40メートルでも許容されるが、国と国が対戦する公式国際試合では厳格に38〜42メートルの範囲に収める必要がある。幅(ゴールライン)は18〜22メートルと定められ、室内コートという制限の中でもプレー強度と安全性を両立させるためこのサイズが採用されている。数値の幅を間違えやすいので注意したい。
Q5 : ゴールクリアランス(サッカーのゴールキックに相当)はどのようにボールを再開する?
フットサルではゴレイロによるゴールクリアランスは必ず手によるスローで行う。ボールはペナルティエリア内から直接投げ出さなければならず、放ったボールが相手ハーフを空中で越えることは認められない。足で蹴る、ドロップキックをする、あるいは選択制というサッカーの感覚とは異なるため混同しやすい。時間は4秒以内、味方選手が自陣ペナルティエリア外で初めて触れるまでインプレーにならないなど、ゴレイロのプレーには細かい制限があるのが特徴である。
Q6 : 累積ファウルが第6ファウルに達した後に与えられる直接フリーキックはどの方法で行われる?
フットサルでは各チームの累積ファウルが1ピリオド内で5回に達するとその後のファウルはすべて第2ペナルティーマーク(ゴールから10m)の位置から壁を置かずに直接シュートする形で与えられる。これを『第2PK』や『ダブルペナルティー』と呼ぶ。GKのみがゴールを守り、キッカーは一度にシュートしなければならない。プレッシャーが大きく試合の流れを左右するルールであり、積極的にファウルを減らす戦術的管理が求められる。
Q7 : 公式試合で使用されるフットサルボールのサイズ規定はどれ?
FIFAはフットサル用ボールをサッカーとは別規格の4号球と定義している。周囲62〜64センチ、重量は400〜440グラム、バウンドは2回落下試験で50〜65センチと低反発に設定されている。室内コートでの高速パスや足裏トラップを正確に行うためには跳ね過ぎないボールが求められるからである。過去には3号球との混用もあったが現在の国際基準は4号球で統一されているため、公式大会では必ずこの規格を用意する必要がある。
Q8 : フットサルの公式大会で1チームが試合当日に登録できる最大選手数は?
FIFA競技規則では試合開始前に登録できる選手はゴレイロを含め最大14人とされている。ピッチ上には常に5人しか出場できないが、残り9人まで交代要員としてベンチに座ることができ、交代は自由かつ再出場も認められる。選手数が多いことでテンポの速いフットサルでも体力を維持しながら戦術的なローテーションが可能となる。国内リーグや国際大会でも同一規定が適用されるため、監督は14名以内でメンバーを構成し、ユーティリティ性の高い選手を組み込むことがカギとなる。
Q9 : 日本男子代表が初めてAFCフットサル選手権(現アジアカップ)で優勝したのは何年大会?
日本代表は東アジア勢として初めて2006年ウズベキスタン大会でアジア王者となった。決勝でウズベキスタンを5対1で下し、それまで圧倒的だったイランの連覇を7大会で止めたことでも知られる。この優勝を契機に日本の国内リーグ整備やユース育成が加速し、2012年の世界ベスト16進出などにつながった。なお2004年は準優勝、2005年は3位に終わっており、2006年が悲願達成の年として記憶されている。
Q10 : 公式ルールで各チームが取れるタイムアウト(タイムリクエスト)の回数は?
FIFAフットサル競技規則では、各チームは前半と後半にそれぞれ1回ずつ最大60秒のタイムアウトを請求できる。タイムアウトは自陣ボールでプレーが停止しているときのみ主審に申請でき、ボールインプレー時や相手ボール時には認められない。延長戦にはタイムアウトは存在せず、未使用分を持ち越すこともできないため戦略的な使いどころが重要となる。タイムアウト中は選手がベンチ前で指示を受けることができ、試合の流れを変えるためによく活用される。
まとめ
いかがでしたか? 今回はフットサルクイズをお送りしました。
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