正月の楽しみが詰まった10のクイズに挑戦しましょう!おせち料理の由来やしめ縄の習慣、競技かるたの歴史など、知っているようで知らないことが盛りだくさん。新年を祝う伝統行事の深い意味や、地域による違いを楽しく学べる内容となっています。初詣の作法から年越しそばの歴史まで、正月の遊びと食文化について、クイズを通して理解を深めましょう。
Q1 : 年越しそばが庶民に広まったとされる江戸時代の元号は?
年越しそばは江戸の町人文化が成熟した元禄期に広まったとされ、蕎麦屋が夜通し営業して人気を博しました。細長い麺に長寿や金運を託す説、切れやすい麺に災厄を断ち切る願いを込める説があり、元禄十六年に商家が従業員へ振る舞った記録も残ります。蕎麦は当時貴重な早食い向きの料理で夜更けまで働く人にも好まれ、明治以降は家庭でも大晦日に食べる習慣が定着しました。現在も一年の締めくくりに欠かせない行事食です。
Q2 : お年玉付き年賀はがきが初めて発行されたのは西暦何年?
お年玉付き年賀はがきは終戦後の物資不足の中でも正月の楽しみを取り戻そうと、当時の郵政省が1949年に発売したのが始まりです。はがきを購入した人が抽選番号で日用品や家電が当たる仕組みが斬新で、翌年以降急速に浸透しました。この制度は国民の娯楽と郵便利用促進の両立を狙ったもので、現在でも切手シートや現金など多彩な賞品が用意され、年賀状文化を支え続けています。
Q3 : 雑煮に入れる餅の形が主に『丸餅』なのはどの地域?
雑煮の餅は地域差が大きく、関東では四角い切り餅を焼いて入れるのに対し、関西ではつきたてを丸めてそのまま煮る丸餅が主流です。丸は円満を象徴し、切り餅は保存性を優先した江戸の町人文化を反映しています。宮中で用いられた丸餅の風習が京都を中心とした関西に残ったとされ、出汁を使う澄まし仕立てや白味噌仕立てなど味付けの違いとともに、餅の形は郷土色を示す重要な要素になっています。
Q4 : 初詣の参拝で正しいとされる神前作法の順序はどれ?
神社参拝の基本作法は二礼二拍手一礼と呼ばれます。まず深いお辞儀を二回行い、続いて胸の前で柏手を二回打ち、最後にもう一度礼をして心を静めます。この順序は明治以降に全国で統一されたとされ、神前での敬意と感謝を示す最も一般的な形です。拍手には音で邪気を払う意味があり、礼には神と人の境界を確認する意味があります。初詣でもこの作法を守ることで清浄な気持ちで一年の祈願ができます。
Q5 : 一般家庭で正月飾りのしめ縄を外す日として最も多いのは?
しめ縄や門松を取り外す時期は松の内が終わる日とされます。関東では七日までとする地域が多く、これが全国的にも最も広く知られる基準です。七日は人日の節句で七草粥を食べる日でもあり、正月行事の一区切りとなります。関西では十五日まで飾る家もありますが、どちらの場合も歳神様をお送りするという考え方は共通で、家庭で七日に外す習慣は全国調査でも最多と報告されています。
Q6 : 近江神宮で毎年行われる競技かるたの頂点を決める大会名は?
滋賀県大津市の近江神宮は百人一首の撰者とされる天智天皇を祀る神社で、競技かるたの聖地として有名です。毎年一月には全日本かるた協会主催の名人位・クイーン位決定戦が行われ、前年のタイトル保持者と挑戦者が熱戦を繰り広げます。上の句が読まれた瞬間に下の句の札を払う反射神経と記憶力が勝敗を分け、漫画や映画『ちはやふる』の舞台となったことで更に注目を集め、正月行事としても定着しました。
Q7 : 正月行事で行われる蹴鞠の起源とされる時代はどれ?
蹴鞠は革製の鞠を落とさずに蹴り続ける日本最古クラスの球技で、飛鳥時代に大陸から伝わったとされています。『日本書紀』には644年に中大兄皇子らが楽しんだ記録があり、宮中貴族の教養娯楽として発展しました。平安期には装束や作法が整い、正月の白鞠始めとして定着し武家にも伝播しました。現在も京都の下鴨神社などで神事として再現され、千年以上続く文化遺産として正月を彩っています。
Q8 : 羽根つきで羽根の玉として使われる植物の種子は何?
羽根つきは羽子板で黒い玉の付いた羽根を打ち合う遊びで、玉の部分はムクロジという落葉高木の種子を利用します。ムクロジの堅く滑らかな種は穴を開けて羽根を挿すだけで丈夫な玩具となり、江戸時代には算盤玉や数珠にも使われるほど重宝されました。羽根つきは蚊を食べるトンボを模したともいわれ、女児の無病息災を願う縁起遊びとして定着しました。現在でも正月の風物詩として各地の神社で奉納されています。
Q9 : おせち料理の黒豆に込められた『まめ』の意味は何?
黒豆は黒大豆を甘く煮て作るおせちの定番で、艶やかに仕上げることで今年もまめに働き、まめに暮らすという願いを込めます。古語のまめは健康で勤勉な様子を示し、江戸時代の料理書にも同様の意味が記されています。鉄釘や錆びた鉄を一緒に煮ると色が美しく保たれるなど手間が掛かる料理である点も勤勉と重なります。ふっくら割れずに煮えた豆は一年の仕事運が良い証とされ、新年の食卓に欠かせません。
Q10 : おせち料理で使われる「数の子」は何を象徴している?
数の子はニシンの卵を塩漬けにしたものです。固くびっしりと卵が付いている様子が子宝や家系の繁栄を想起させることから、古くからおせち料理では子孫繁栄を願う縁起物として位置付けられました。江戸時代の文献にもその意味が記されており、現代でも黄色く輝く数の子を噛む音には景気良く増えるという願いが込められていると説明されます。
まとめ
いかがでしたか? 今回はお正月簡単クイズをお送りしました。
皆さんは何問正解できましたか?
今回はお正月簡単クイズを出題しました。
ぜひ、ほかのクイズにも挑戦してみてください!
次回のクイズもお楽しみに。